ヴィクトワール広島が2026年体制を発表。ルーク・バーンズ、福岡育美、中村春太ら3名の新加入選手を含む11名の陣容を明らかにした。



左から、中山卓士GM、西村大輝監督、孫崎大樹新キャプテン ©︎ヴィクトワール広島

ヴィクトワール広島は、10月末から新たにチームの拠点を置く広島競輪場で、2026年体制の記者会見を開いた。すでに発表されている通り、ベンジャミン・ダイボールと永井健太が退団し、柴田雅之が引退。新たに、ルーク・バーンズ、福岡育美、中村春太ら3名が加入し、11名体制を維持する。メンバー、スタッフは以下表の通り。(以下内容はプレスリリースより抜粋)
ヴィクトワール広島 2026年体制
孫崎大樹
エリオット・シュルツ
レオネル・キンテロ
ルーク・バーンズ(新加入・セブンイレブン・クリックロードバイク・フィリピンズ)
久保田悠介
白川幸希
中村圭佑
福岡育美(新加入・Promotion x Athletes Cycling)
中村春太(新加入・宮島工業高校卒業予定)
吉本哲郎
中田拓也
監督 西村大輝
GM 中山卓士
アンバサダー 藤川淳、宮崎健太
メカニック 竹内良太
トレーナー 上野哲平
スクールコーチ 柴田雅之
新加入のオーストラリア人選手 ルーク・バーンズ ヴィクトワール広島プレスリリースより

ルーク・バーンズはオーストラリア出身の27歳。オーストラリア代表として出場した2024年ツアー・ダウンアンダーで山岳賞を獲得するなどクライマー脚質の選手。ステージレースでの総合優勝争いを期待される。

JBCF群馬CSCロード10月 E1で入賞した福岡育美(前列中央) photo:Satoru Kato

福岡育美は2025年シーズン、Promotion x Athletes Cyclingに所属してJBCF(日本実業団自転車競技連盟)のJエリートツアーE1カテゴリーに出場。群馬CSCロード10月大会では悪天候のサバイバルレースで5位入賞を果たすなど力を見せた。

来春宮島工業高校を卒業予定の中村春太 ヴィクトワール広島プレスリリースより

中村春太は来春宮島工業高校卒業予定の17歳。中学時代からヴィクトワール広島が主催するスクールやイベントに参加し、2025年はインターハイロードレース8位、ジュニアの全日本選手権ロードレースで6位の結果を残した。

初代クリテリウムチャンピオンとなった孫崎大樹 photo:Satoru Kato
おおいたアーバンクラシックで優勝したエリオット・シュルツ photo:Satoru Kato


ヴィクトワール広島は2025年シーズン孫崎大樹がJクリテリウムツアーで年間首位となり、チーム初となるリーダージャージを獲得したほか、エリオット・シュルツの3勝をはじめ計6勝を挙げた。

ヴィクトワール広島の2026年版ジャージデザイン ヴィクトワール広島プレスリリースより

2026年シーズンは、3月に開催されるホームレース(Jプロツアー/広島三原ロードレース、Jクリテリウムツアー/広島クリテリウム)で2日間両日優勝、Jクリテリウムツアー2連覇、UCIレース2勝と、3つの目標を掲げ、海外レースの出場を増やし、世界基準で戦うチームへの進化を目指す。


text:Satoru Kato