2日目を迎えたティレーノ~アドリアティコ。ストラーデビアンケを彷彿とさせる最終区間で絞り込まれた先頭集団から、マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)がスリッピーな石畳でのスプリントで競り勝った。

リーダージャージを着用するフィリッポ・ガンナ(イタリア)擁するイネオス・グレナディアーズ photo:RCS Sport
初日のTTを終えたティレニア海沿岸の街、カマイオーレから206kmを走り、美しい塔の立ち並ぶサンジミニャーノへと向かうティレーノ~アドリアティコ第2ステージ。沿岸部を南下する平坦な前半を終えたのち、一路内陸へ向かい3つの3級山岳を超える丘陵ステージだ。
そのコースプロファイル以上に、レースを左右すると予想されていたのがラスト5kmに登場するグラベル区間。数日前に開催されたストラーデビアンケを想起させるオフロードセクションが勝負のカギとなる。

序盤から逃げたディエゴ・パブロ・セビリア(スペイン、ポルティ・ビジットマルタ)ら4名 photo:RCS Sport
カマイオーレを出発した集団からは、リアルスタートと同時にマヌエーレ・タロッツィ(イタリア、バルディアーニCSF)、ジョアン・ボウ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)、アレッサンドロ・イアッキ(イタリア、ソリューションテックNIPPOラーリ)、ディエゴ・パブロ・セビリア(スペイン、ポルティ・ビジットマルタ)ら4名が逃げを打つ。
リーダージャージを擁するイネオス・グレナディアーズとヴィスマ・リースアバイクがメイン集団をコントロールし、逃げとのタイム差は最大4分程度に保たれる。

未来の選手が沿道で応援する中レースが進む photo:RCS Sport
レース後半が近づくにつれ着実に差は縮められ、今大会初のKOMとなる3級山岳、カステルヌオーヴォ・ヴァル・ディ・チェーチナの頂上をセビリアが先頭で通過するころにはタイム差は30秒程度に。
順当に残り40kmで逃げを吸収した集団ではグラベルセクターに向けて位置取り争いが激化。集団の熱が上がるのと反比例するように、雲行きが怪しくなり、残り10kmを切るころには本格的に雨が降り始める。

レース後半は起伏の富んだ内陸部を行く photo:RCS Sport
急激に路面コンディションが悪化する中、ジュリアン・アラフィリップ(フランス、チューダー・プロサイクリング)を先頭にした集団は、スピードを上げながらグラベルセクターへと突入していく。
一気に縦に伸び、あっという間に細切れになったプロトンの先頭に立つのは、ステージ優勝候補筆頭のマチュー・ファンデルプール。その後ろにマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)、イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)、ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)ら3名がつく。

グラベル区間でハイペースを刻むマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック) photo:CorVos
しかし登りコーナーで2番手を走っていたジョーゲンソンがクラッシュし、先頭争いから脱落。その先の下りコーナーでもマチューがスリップするも、シクロクロス世界王者らしいテクニックでリカバリーし、3人パックのままフィニッシュへ。
サンジミニャーノの中心部に設けられたフィニッシュは、急坂の登りかつ石畳。濡れてスリッピーな路面でのテクニカルなコースで先に仕掛けたのはペリツァーリ。

横並びのスプリントをマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)が制した photo:RCS Sport
総合タイムの為に牽引し続けてきたデルトロの逆サイドから加速したペリツァーリにすかさずマチューがつき、そのままスプリントへなだれ込んだ。
緩い右コーナーでイン側を空けた隙をつく形でペリツァーリを差しきり、ステージ優勝を果たしたマチュー。「若い選手たちを倒すのは本当に難しかった。ラスト30分は雨で、トリッキーなレースになったが、チームがいい仕事をしてくれたよ。フィニッシュ地点は滑りやすい路面で難しいスプリントだったが、勝つために十分な力を温存できたよ。目標としていたこのレースでのステージ優勝を5年ぶりに果たせて嬉しいよ」と喜びを語った。

ステージ優勝を遂げたマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック) photo:CorVos

総合首位に立ったイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:RCS Sport 
ステージ3位となったジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:RCS Sport
2位にはデルトロが入り、ペリツァーリは3位に。他の総合勢に対して17秒の差を得て、デルトロは総合首位に立ち、マリア・アッズーラを着用した。

初日のTTを終えたティレニア海沿岸の街、カマイオーレから206kmを走り、美しい塔の立ち並ぶサンジミニャーノへと向かうティレーノ~アドリアティコ第2ステージ。沿岸部を南下する平坦な前半を終えたのち、一路内陸へ向かい3つの3級山岳を超える丘陵ステージだ。
そのコースプロファイル以上に、レースを左右すると予想されていたのがラスト5kmに登場するグラベル区間。数日前に開催されたストラーデビアンケを想起させるオフロードセクションが勝負のカギとなる。

カマイオーレを出発した集団からは、リアルスタートと同時にマヌエーレ・タロッツィ(イタリア、バルディアーニCSF)、ジョアン・ボウ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)、アレッサンドロ・イアッキ(イタリア、ソリューションテックNIPPOラーリ)、ディエゴ・パブロ・セビリア(スペイン、ポルティ・ビジットマルタ)ら4名が逃げを打つ。
リーダージャージを擁するイネオス・グレナディアーズとヴィスマ・リースアバイクがメイン集団をコントロールし、逃げとのタイム差は最大4分程度に保たれる。

レース後半が近づくにつれ着実に差は縮められ、今大会初のKOMとなる3級山岳、カステルヌオーヴォ・ヴァル・ディ・チェーチナの頂上をセビリアが先頭で通過するころにはタイム差は30秒程度に。
順当に残り40kmで逃げを吸収した集団ではグラベルセクターに向けて位置取り争いが激化。集団の熱が上がるのと反比例するように、雲行きが怪しくなり、残り10kmを切るころには本格的に雨が降り始める。

急激に路面コンディションが悪化する中、ジュリアン・アラフィリップ(フランス、チューダー・プロサイクリング)を先頭にした集団は、スピードを上げながらグラベルセクターへと突入していく。
一気に縦に伸び、あっという間に細切れになったプロトンの先頭に立つのは、ステージ優勝候補筆頭のマチュー・ファンデルプール。その後ろにマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク)、イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)、ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)ら3名がつく。

しかし登りコーナーで2番手を走っていたジョーゲンソンがクラッシュし、先頭争いから脱落。その先の下りコーナーでもマチューがスリップするも、シクロクロス世界王者らしいテクニックでリカバリーし、3人パックのままフィニッシュへ。
サンジミニャーノの中心部に設けられたフィニッシュは、急坂の登りかつ石畳。濡れてスリッピーな路面でのテクニカルなコースで先に仕掛けたのはペリツァーリ。

総合タイムの為に牽引し続けてきたデルトロの逆サイドから加速したペリツァーリにすかさずマチューがつき、そのままスプリントへなだれ込んだ。
緩い右コーナーでイン側を空けた隙をつく形でペリツァーリを差しきり、ステージ優勝を果たしたマチュー。「若い選手たちを倒すのは本当に難しかった。ラスト30分は雨で、トリッキーなレースになったが、チームがいい仕事をしてくれたよ。フィニッシュ地点は滑りやすい路面で難しいスプリントだったが、勝つために十分な力を温存できたよ。目標としていたこのレースでのステージ優勝を5年ぶりに果たせて嬉しいよ」と喜びを語った。



2位にはデルトロが入り、ペリツァーリは3位に。他の総合勢に対して17秒の差を得て、デルトロは総合首位に立ち、マリア・アッズーラを着用した。
ティレーノ〜アドリアティコ2026第2ステージ結果
| 1位 | マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック) | 4:53:23 |
| 2位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | |
| 3位 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
| 4位 | トビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +0:15 |
| 5位 | アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、ジェイコ・アルウラー) | +0:17 |
| 6位 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム) | |
| 7位 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック) | |
| 8位 | アンドレアス・クロン(デンマーク、ウノエックス・モビリティ) | |
| 9位 | クレマン・シャンプッサン(フランス、XDSアスタナ) | |
| 10位 | ポール・ラペラ(フランス、デカトロン・CMA CGM) |
個人総合成績
| 1位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | 5:06:01 |
| 2位 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:01 |
| 3位 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ) | +0:13 |
| 4位 | アラン・ハザリー(南アフリカ、ジェイコ・アルウラー) | +0:17 |
| 5位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:18 |
| 6位 | アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | +0:20 |
| 7位 | マッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:31 |
| 8位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) | +0:34 |
| 9位 | ハビエル・ロモ(スペイン、モビスター) | |
| 10位 | ベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:36 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ) |
| 山岳賞 | マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック) |
| ヤングライダー賞 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) |
| チーム総合成績 | レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ |
text:Naoki Yasuoka
photo:CorVos、RCS Sports
photo:CorVos、RCS Sports
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