NSNが新ジャージを発表　バルセロナの壇上にイニエスタ登場

イスラエル・プレミアテック改め、NSNサイクリングチームが2026年の新チームキットを公開した。スペイン・バルセロナで行われた発表会には、新加入のビニヤム・ギルマイ（エリトリア）はもちろん、元サッカー選手のアンドレス・イニエスタが登場した。

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2026年ツール・ド・フランスの開幕地であるスペイン・バルセロナで行われたNSNサイクリングチームの新チームキット発表会。新たな装いをまとったジェイク・スチュワート（イギリス）とパウ・マルティ（スペイン）を、FCバルセロナやヴィッセル神戸などで活躍した元サッカー選手のアンドレス・イニエスタが迎えた。

イニエスタが登場したのは、メインスポンサーである国際的なスポーツ＆エンターテインメント企業NSN（Never Say Never）の共同創業者だから。イニエスタは「自転車競技はサッカーと並び、常に情熱を注いできたスポーツだ。いまこうして内側からその世界を体験できることを嬉しく思っている。これはNSNにとってあらゆる面で非常に大きな一歩だ。私たちは興奮と意欲にあふれており、自分たちの知識を共有し、さらに成長していきたい。この先の旅路が楽しみでならない」と語った。

水色とオレンジをベースに、さまざまな幾何学模様があしらわれた新しいチームキットのテーマは「地中海の都市」。絶えず動き続け、伝統とモダンが交わる現代のバルセロナを想起させるデザインで、チームが自転車競技の普及活動を行うルワンダのイミゴンゴアートの要素も取り入れられているという。

またチームプレゼンには、先日加入が発表されたビニヤム・ギルマイ（エリトリア、アンテルマルシェ・ワンティ）も姿を見せた。「できる限り多くのレースで勝つために、このチームを選んだ。このチームはそのために必要なサポートを与えてくれる」と、移籍理由とともに意気込みを語った。

新たなシーズンに向け、12月のプレシーズンキャンプを終えたNSN。バイクスポンサーには、チームから離れたファクターに代わってスコットが加わり、チームキットは引き続きエコイがサポートする。所属選手は現在28名で、上限である30名まで残り2枠となっている。

text:Sotaro.Arakawa
photo:NSN Cycling Team