アルペシン・プレミアテック誕生　セネシャルら9名加入

アルペシン・ドゥクーニンクが2026年シーズンからアルペシン・プレミアムテックに改称することを発表した。またフロリアン・セネシャル（フランス、アルケア・B&Bホテルズ）ら9名の加入と、ミヒャエル・ゴグル（オーストリア）ら3名の契約更新も明らかになった。

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プレミアムテックが第2タイトルスポンサーに

プレミアムテックはカナダを拠点とし、農業や園芸で世界各地に事業を展開する多国籍企業。アルペシンは同社と6年契約（うち3年は延長オプション）で締結したことを発表した。またプレミアムテックは男子チームだけではなく、女子チームも支援するため、名前もフェニックス・ドゥクーニンクからフェニックス・プレミアムテックへと改称することになる。

プレミアムテックは2022年よりイスラエル・プレミアムテック（現NSNサイクリングチーム）をスポンサードしてきたものの、同チームがブエルタ・ア・エスパーニャ期間中、ガザ情勢の悪化を受けてイスラエル・プレミアテックに対する抗議活動が激化。「チームを支援してきた根本的な理由が、もはや維持できないほどに損なわれてしまった」と説明し、同チームを離脱していた。

ドゥクーニンクがタイトルスポンサー離脱も、パートナーシップは継続

一方、2022年からチームのセカンドタイトルスポンサーを担ってきたドゥクーニンクが離脱。ベルギーの建築資材メーカーである同社は4年間にわたりスポンサードをしてきた。チームのプレスリリースによると、同社は今後はサポーティブパートナーとして関与を続けるのだという。

セネシャルら9名が新加入

またチームは新加入選手として9名の加入を発表。チーム解散が決まっているアルケア・B&Bホテルズからは、ブエルタ・ア・エスパーニャでの区間優勝した経験のある32歳の元フランス王者、フロリアン・セネシャル（フランス）を獲得。またロットとの合併で自由契約となったアンテルマルシェ・ワンティからは、クラシックレーサーのヘルベン・テイッセン（ベルギー）とリエージュ～バストーニュ～リエージュU23（2023年）を制した23歳のフランチェスコ・ブザット（イタリア）が加入した。

さらにフランダース・バロワーズからは、共にベルギー出身でクラシックレースを得意とするヨナス・ヘーンスとリンゼイ・デヴィルデルを補強。NSNサイクリングチームからマルチな脚質のユーゴ・ウル（カナダ）を加え、ワンデーレースやグランツールのステージ優勝を狙うチームにとって、その特色を強める補強となった。

text:Sotaro.Arakawa
image:Alpecin-Deceuninck