ツアー・オブ・グワンシー4日目も制したのはポール・マニエ(フランス)だった。4日連続となった集団スプリントを制し、大会初日からの4連勝を達成。スーダル・クイックステップ史上4人目となる「シーズン18勝」に名を連ねた。

4日目を迎えたツアー・オブ・グワンシー photo:CorVos
男子の2025年UCIワールドツアー最終戦であるツアー・オブ・グワンシーは4日目を迎え、この日は距離176.3kmの丘陵ステージ。4つの比較的低難度のカテゴリー山岳がバランスよく配置された構成だ。
ここまで3日連続勝利中で、赤いリーダージャージを着るポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)を先頭にレースはスタート。チーム解散が伝えられているアルケア・B&Bホテルズから、山岳賞ジャージを着るシモン・グリエルミ(フランス)が飛び出し、追走してきた選手たちと6名の逃げグループを形成する。グリエルミは最初2つの2級山岳をトップ通過し、山岳賞ランキングのリード拡大に成功した。
最大3分のリードを許したメイン集団は、この日もスーダル・クイックステップがコントロールを担い、残り距離に応じてその差を縮めていく。最後の登坂で逃げのペースが落ち、残り15km地点で集団が吸収。終盤に設定された中間スプリントではジョナタン・ナルバエス(エクアドル、UAEチームエミレーツXRG)がトップ通過でボーナスタイム3秒を獲得し、翌日のクイーンステージを舞台とした総合争いへの意欲を示した。

プロトンは終始、リーダーチームであるスーダル・クイックステップがコントロールした photo:CorVos
残り11km地点で今年がプロ1年目のニクラス・ベーレンス(ドイツ、ヴィスマ・リースアバイク)がアタック。しかしプロトンは落ち着いて対応し、これを残り3kmで回収すると、選手たちは4日連続の集団スプリントへとなだれ込んだ。
スーダルのドミネートは許すまいと、グルパマFDJとジェイコ・アルウラーが高速牽引で集団を縦長に伸ばす。赤いリーダージャージのマニエは常に集団先頭近くをキープし、マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、ジェイコ・アルウラー)が真っ先にスプリント。半拍遅れてマニエも踏み込む。
マニエはすぐさまヴァルシャイドを抜き、トップスピードに乗るとライバルたちは並ぶことすらできない。シッティングのまま伸びる加速でフィニッシュラインを先頭で通過し、大会初日からの4連勝を決めた。

4日連続勝利したポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) photo:CorVos
「僕らは4日連続で逃げ集団を追いかけ、その後のスプリントは正直かなり辛かった。それでも最終的には追いつくことができ、今日もチームメイトたちは素晴らしい走りを見せてくれた。彼らに感謝したい」とマニエはコメント。「かなり早めにスプリントを開始しなければならなかった。最後は自力で押し切れた。長く苦しいスプリントだったけど、勝てて本当に嬉しい」と振り返った。
チームによるとマニエは、プロ通算23勝に到達した過去47年で最年少の選手となり、またスーダル・クイックステップの23年の歴史でシーズン18勝は、トム・ボーネン(ベルギー)とマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)に続く4人目の快挙になった。

男子の2025年UCIワールドツアー最終戦であるツアー・オブ・グワンシーは4日目を迎え、この日は距離176.3kmの丘陵ステージ。4つの比較的低難度のカテゴリー山岳がバランスよく配置された構成だ。
ここまで3日連続勝利中で、赤いリーダージャージを着るポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)を先頭にレースはスタート。チーム解散が伝えられているアルケア・B&Bホテルズから、山岳賞ジャージを着るシモン・グリエルミ(フランス)が飛び出し、追走してきた選手たちと6名の逃げグループを形成する。グリエルミは最初2つの2級山岳をトップ通過し、山岳賞ランキングのリード拡大に成功した。
最大3分のリードを許したメイン集団は、この日もスーダル・クイックステップがコントロールを担い、残り距離に応じてその差を縮めていく。最後の登坂で逃げのペースが落ち、残り15km地点で集団が吸収。終盤に設定された中間スプリントではジョナタン・ナルバエス(エクアドル、UAEチームエミレーツXRG)がトップ通過でボーナスタイム3秒を獲得し、翌日のクイーンステージを舞台とした総合争いへの意欲を示した。

残り11km地点で今年がプロ1年目のニクラス・ベーレンス(ドイツ、ヴィスマ・リースアバイク)がアタック。しかしプロトンは落ち着いて対応し、これを残り3kmで回収すると、選手たちは4日連続の集団スプリントへとなだれ込んだ。
スーダルのドミネートは許すまいと、グルパマFDJとジェイコ・アルウラーが高速牽引で集団を縦長に伸ばす。赤いリーダージャージのマニエは常に集団先頭近くをキープし、マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、ジェイコ・アルウラー)が真っ先にスプリント。半拍遅れてマニエも踏み込む。
マニエはすぐさまヴァルシャイドを抜き、トップスピードに乗るとライバルたちは並ぶことすらできない。シッティングのまま伸びる加速でフィニッシュラインを先頭で通過し、大会初日からの4連勝を決めた。

「僕らは4日連続で逃げ集団を追いかけ、その後のスプリントは正直かなり辛かった。それでも最終的には追いつくことができ、今日もチームメイトたちは素晴らしい走りを見せてくれた。彼らに感謝したい」とマニエはコメント。「かなり早めにスプリントを開始しなければならなかった。最後は自力で押し切れた。長く苦しいスプリントだったけど、勝てて本当に嬉しい」と振り返った。
チームによるとマニエは、プロ通算23勝に到達した過去47年で最年少の選手となり、またスーダル・クイックステップの23年の歴史でシーズン18勝は、トム・ボーネン(ベルギー)とマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)に続く4人目の快挙になった。
ツアー・オブ・グワンシー2025第4ステージ結果
1位 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) | 4:04:54 |
2位 | パヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL) | |
3位 | ヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | |
4位 | ポール・ペンウェット(フランス、グルパマFDJ) | |
5位 | フェルナンド・ガビリア(コロンビア、モビスター) | |
6位 | アンドレア・パスクアロン(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス) | |
7位 | アルネ・マーリッツ(ベルギー、アンテルマルシェ・ワンティ) | |
8位 | キム・ハイドゥク(ドイツ、イネオス・グレナディアーズ) | |
9位 | マキシミリアン・ヴァルシャイド(ドイツ、ジェイコ・アルウラー) | |
10位 | イヴォ・オリヴェイラ(ポルトガル、UAEチームエミレーツXRG) |
個人総合成績
1位 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) | 15:59:07 |
2位 | ヨルディ・メーウス(ベルギー、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:26 |
3位 | パヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL) | +0:28 |
2位 | マックス・カンター(ドイツ、XDSアスタナ) | +0:30 |
5位 | スタン・デウルフ(ベルギー、デカトロンAG2Rラモンディアール) | +0:33 |
6位 | ジョナタン・ナルバエス(エクアドル、UAEチームエミレーツXRG) | |
7位 | ピーター・ウクセンベア(デンマーク、イネオス・グレナディアーズ) | +0:35 |
8位 | スタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド、コフィディス) | +0:36 |
9位 | マティス・ルベール(フランス、アルケア・B&Bホテルズ) | +0:37 |
10位 | ライアン・ギボンズ(南アフリカ、リドル・トレック) |
その他の特別賞
ポイント賞 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) |
山岳賞 | シモン・グリエルミ(フランス、アルケア・B&Bホテルズ) |
ヤングライダー賞 | ポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ) |
チーム総合成績 | モビスター |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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