11月9日(日)にさいたま新都心で開催されるツール・ド・フランス さいたまクリテリウム。第11回大会には、今年のブエルタ覇者ヨナス・ヴィンゲゴーの参戦が決定した。また、ログリッチやミラン、ウェレンスなど豪華メンバーが参戦する。



今年のブエルタで総合優勝したヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos

今年のツール・ド・フランスで4度目の総合優勝を果たしたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツXRG)の出場は見送られたものの、同大会で総合2位、そして同じA.S.O.主催のブエルタ・ア・エスパーニャを制したヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク)がやってくる。出場はツール制覇を果たした2022年以来の2度目。マイヨロホ姿のヴィンゲゴーを生で見るチャンスだ。

東京五輪タイムトライアル金メダリストのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)は、2年連続の3度目の出場。今シーズンはチームとして最多勝利記録を更新したUAEチームエミレーツXRGからは、今年のツールで自身初のステージ優勝を挙げたティム・ウェレンス(ベルギー)が来日する。またリドル・トレックからは、ジャパンカップにも参戦予定のジョナタン・ミラン(イタリア)が、日本のファンにはおなじみのエドワルト・トゥーンス(ベルギー)とともに出場する。

昨年に続き出場するプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:A.S.O.

マイヨヴェールを獲得したジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:A.S.O.

当日、ミランとスプリント勝負を繰り広げると予想されるのが、アルペシン・ドゥクーニンクのカーデン・グローブス(オーストラリア)だ。2年連続でブエルタのマイヨ・プントス(ポイント賞ジャージ)を獲得したオージースプリンターは今年、リードアウトとしてツールに初参戦。エースのリタイア後は逃げに切り替え、第20ステージで勝利を飾り、3大グランツールすべてでのステージ優勝を達成した。

初参戦となるウノエックス・モビリティは、ワールドチームよりカテゴリーが1つ下のプロチーム。メンバーには、今年鎖骨骨折を抱えながらもツールで区間優勝を飾ったチームのエース、ヨナス・アブラハムセン(ノルウェー)に加え、ノルウェー王者アンドレアス・レクネスン、今年のオムロープ・ヘットニュースブラッドを制したソーレン・ヴァーレンショルトが名を連ねる。

ツール第11ステージで悲願の区間優勝を飾ったヨナス・アブラハムセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) photo:A.S.O.

フランス人で構成されるチームフランスからは、今年ツール第16ステージ勝者のヴァランタン・パレパントル(スーダル・クイックステップ)と、総合10位と健闘したジョルダン・ジェガット(トタルエネルジー)が2年連続で出場する。

今後、追加メンバーの発表も予定されている。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム2025出場選手
所属チーム 選手 出場年
ヴィスマ・リースアバイク ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク) 2022年
レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ プリモシュ・ログリッチ(スロベニア) 2019年、2024年
UAEチームエミレーツXRG ティム・ウェレンス(ベルギー)
リドル・トレック ジョナタン・ミラン(イタリア)
エドワルト・トゥーンス(ベルギー)
ウノエックス・モビリティ ヨナス・アブラハムセン(ノルウェー)
アンドレアス・レックネスン(ノルウェー)
ソーレン・ヴァーレンショルト(ノルウェー)
アルペシン・ドゥクーニンク カーデン・グローブス(オーストラリア)
チームフランス ヴァランタン・パレパントル(スーダル・クイックステップ)
ジョルダン・ジェガット(トタルエネルジー) 2024年

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