10月1日にフランス南東部でロードヨーロッパ選手権が開幕した。初日に行われた個人タイムトライアルの男子エリートで、世界選手権3連覇を果たしたレムコ・エヴェネプール(ベルギー)が優勝。2位はガンナ、3位はコンチネンタルチーム所属のラーセンだった。

コンチネンタルチーム所属ながら3位に入ったニクラス・ラーセン(デンマーク) photo:CorVos
アフリカのルワンダで開催されたロード世界選手権の閉幕から4日、欧州大陸の王者を決めるロードヨーロッパ選手権が開幕した。舞台となったのはフランス南東部のドローム県とアルデシュ県。10月1日(水)から5日(日)までの5日間で16種目が行われ、優勝者には白地に3種の青横線、そして欧州旗の星があしらわれたヨーロッパ王者ジャージが与えられる。
その初日には男女それぞれのジュニア、U23、エリートの個人タイムトライアルが実施され、注目の男子エリートは24kmの平坦路。ラスト1.1kmで平均勾配5.2%を登るものの、フィリッポ・ガンナ(イタリア)のような重量級のTTスペシャリストにもチャンスのあるレイアウトだ。
トルコ代表のターヒル・イイットを皮切りに、未出走だったジョアン・アルメイダ(ポルトガル)を除く30名が順番に走り出す。2022年大会を制したシュテファン・ビッセガー(スイス)がその後の基準となる31分6秒という好タイムでフィニッシュ。続いてダーン・ホーレ(オランダ)、さらにイーサン・ヘイター(イギリス)がタイムを更新し、それをニクラス・ラーセン(デンマーク)が再び上回った。

5位:ジョシュア・ターリング(イギリス) photo:CorVos

2位:フィリッポ・ガンナ(イタリア) photo:CorVos
ヘイターよりも1秒速い、29分34秒という暫定トップタイムを叩き出したラーセン。昨年末に5年過ごしたウノエックス・モビリティを退団し、現在はデンマークのコンチネンタルチームで走る28歳で、来年はユニベット・ティテマ・ロケッツへの加入が決まっている。
今年のジロ・デ・イタリアの個人TTを制し、同大会で椎骨と尾骨の骨折から実戦復帰したジョシュア・ターリング(イギリス)はヘイターの1秒遅れでフィニッシュ。そして意外にもヨーロッパ選手権優勝経験のない元TT世界王者のフィリッポ・ガンナ(イタリア)が走り出す。アップダウンの激しいレイアウトのため世界選手権をパスし、万全の状態で臨んだガンナは、トップタイムを25秒更新。しかし優勝したのは、アルカンシエルを纏うレムコ・エヴェネプール(ベルギー)だった。
2019年に19歳で優勝しているエヴェネプールは、3つある中間計測の全てをトップタイムで通過。徐々に暫定トップであるガンナとのタイム差を広げていき、ガンナを43秒上回る28分26秒でフィニッシュ。出場選手の中で唯一、平均時速を50km台に乗せた。

世界選手権に続き、ヨーロッパ王者に輝いたレムコ・エヴェネプール(ベルギー) photo:UCI

ロードヨーロッパ選手権2025 男子エリートタイムトライアル表彰台:2位ガンナ、1位エヴェネプール、3位ラーセン photo:UCI
世界選手権に続き、ヨーロッパ選手権を制したエヴェネプールは、「またタイトルを獲得でき、本当に嬉しい。風がかなり強く、常に向かい風か少し横風だった。そのためバイクコントロールや、コーナーリングに苦労した。でも、すべてうまく対処できた。プロ1年目だった2019年以来、2度目のヨーロッパチャンピオンになれて嬉しい。これからは回復に努めて、日曜日のロードレースに向けて良いトレーニングを積みたい」と語った。
エヴェネプールが初優勝を目指し、タデイ・ポガチャル(スロベニア)やヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)も出場予定の男子エリートロードレースは、大会最終日である10月5日(日)に行われる。

アフリカのルワンダで開催されたロード世界選手権の閉幕から4日、欧州大陸の王者を決めるロードヨーロッパ選手権が開幕した。舞台となったのはフランス南東部のドローム県とアルデシュ県。10月1日(水)から5日(日)までの5日間で16種目が行われ、優勝者には白地に3種の青横線、そして欧州旗の星があしらわれたヨーロッパ王者ジャージが与えられる。
その初日には男女それぞれのジュニア、U23、エリートの個人タイムトライアルが実施され、注目の男子エリートは24kmの平坦路。ラスト1.1kmで平均勾配5.2%を登るものの、フィリッポ・ガンナ(イタリア)のような重量級のTTスペシャリストにもチャンスのあるレイアウトだ。
トルコ代表のターヒル・イイットを皮切りに、未出走だったジョアン・アルメイダ(ポルトガル)を除く30名が順番に走り出す。2022年大会を制したシュテファン・ビッセガー(スイス)がその後の基準となる31分6秒という好タイムでフィニッシュ。続いてダーン・ホーレ(オランダ)、さらにイーサン・ヘイター(イギリス)がタイムを更新し、それをニクラス・ラーセン(デンマーク)が再び上回った。


ヘイターよりも1秒速い、29分34秒という暫定トップタイムを叩き出したラーセン。昨年末に5年過ごしたウノエックス・モビリティを退団し、現在はデンマークのコンチネンタルチームで走る28歳で、来年はユニベット・ティテマ・ロケッツへの加入が決まっている。
今年のジロ・デ・イタリアの個人TTを制し、同大会で椎骨と尾骨の骨折から実戦復帰したジョシュア・ターリング(イギリス)はヘイターの1秒遅れでフィニッシュ。そして意外にもヨーロッパ選手権優勝経験のない元TT世界王者のフィリッポ・ガンナ(イタリア)が走り出す。アップダウンの激しいレイアウトのため世界選手権をパスし、万全の状態で臨んだガンナは、トップタイムを25秒更新。しかし優勝したのは、アルカンシエルを纏うレムコ・エヴェネプール(ベルギー)だった。
2019年に19歳で優勝しているエヴェネプールは、3つある中間計測の全てをトップタイムで通過。徐々に暫定トップであるガンナとのタイム差を広げていき、ガンナを43秒上回る28分26秒でフィニッシュ。出場選手の中で唯一、平均時速を50km台に乗せた。


世界選手権に続き、ヨーロッパ選手権を制したエヴェネプールは、「またタイトルを獲得でき、本当に嬉しい。風がかなり強く、常に向かい風か少し横風だった。そのためバイクコントロールや、コーナーリングに苦労した。でも、すべてうまく対処できた。プロ1年目だった2019年以来、2度目のヨーロッパチャンピオンになれて嬉しい。これからは回復に努めて、日曜日のロードレースに向けて良いトレーニングを積みたい」と語った。
エヴェネプールが初優勝を目指し、タデイ・ポガチャル(スロベニア)やヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)も出場予定の男子エリートロードレースは、大会最終日である10月5日(日)に行われる。
ロードヨーロッパ選手権2025 男子エリートタイムトライアル結果
1位 | レムコ・エヴェネプール(ベルギー) | 28:26 |
2位 | フィリッポ・ガンナ(イタリア) | +0:43 |
3位 | ニクラス・ラーセン(デンマーク) | +1:08 |
4位 | イーサン・ヘイター(イギリス) | +1:09 |
5位 | ジョシュア・ターリング(イギリス) | +1:10 |
6位 | ダーン・ホーレ(オランダ) | +1:38 |
7位 | マティアス・ヴァチェク(チェコ) | +1:43 |
8位 | シュテファン・キュング(スイス) | +1:47 |
9位 | ブリュノ・アルミライユ(フランス) | +1:48 |
10位 | アレック・セガールト(ベルギー) | +1:51 |
text:Sotaro.Arakawa
photo:UCI, CorVos
photo:UCI, CorVos
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