獲得標高差3,200mのクイーンステージとなったツアー・オブ・ジ・アルプス4日目。テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ)が76kmの独走を決め、3年振りの勝利と共に総合でも首位に立った。

クイーンステージに臨むクリストファー・フルーム(イギリス、イスラエル・プレミアテック) photo:CorVos
イタリアンのアルプス山脈を舞台にした5日間のステージレース、ツアー・オブ・ジ・アルプス(UCI2.Pro)もあと2日。第4ステージは162.7kmの山岳ステージで、終盤に2級と3級を含む3つの山岳が登場。獲得標高差が3,200mを越えるため、今大会のクイーン(最難関)ステージだと目された。
総合首位のマイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング)と2位ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)の差は41秒。5位のフェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンAG2Rラモンディアール)でも45秒差と僅差のなか、気温9度とアームウォーマーやジレが必須のレースがスタートした。
ジョフレ・ブシャール(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアール)など6名が逃げグループを形成し、メイン集団に4分のリードを得る。しかし総合逆転を目指すリドル・トレックを中心にハイペースでプロトンを牽引したため、レース中盤に入るとタイム差は一気に縮小。プロトンではエディ・ダンバー(アイルランド、ジェイコ・アルウラー)とテイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ)、ニコラ・プロドム(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアール)の3名が飛び出し、逃げ集団に合流した。

残り76km地点で単独先頭に立ったテイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) photo:Tour of the Alps

単独で先頭を追いかけたマイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング) photo:CorVos
この動きを見逃すまいと、後方から先頭集団にはマイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング)やデレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック)など有力勢も遅れてジョイン。雨が降り始めるなか、下りでアレンスマンが飛び出し、残り76km地点で単独先頭に立つ。プロ5年目の25歳はそのまま独走態勢に入った。
後続ではジーとクーン・ボウマン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)が追いかけ、総合逆転のピンチの陥ったストーラーはプロトンを飛び出し単独で追走。しかしいずれも快調に山岳をクリアしていくアレンスマンには届かず、そのままフィニッシュラインに到達。今大会のクイーンステージを制した。

独走勝利と共に、総合首位を奪取したテイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
「昨年のオフシーズンに、チーム全体として積極的なレースをすることに決めた。その走りはリスクが伴うが、その分今日のように大きな勝利を得ることができる。これまでとは違うアプローチだが、TVで観戦するファンにとっては面白いレースになっただろう」と、レースを振り返ったアレンスマン。2022年ブエルタ・ア・エスパーニャで逃げ切り勝利して以来となる、プロ通算3勝目を手に入れた。
2位は1分18秒遅れでジーが入り、懸命に単独で追走したストーラーは1分23秒遅れの3位。そのためアレンスマンは総合でも首位に立った。

イタリアンのアルプス山脈を舞台にした5日間のステージレース、ツアー・オブ・ジ・アルプス(UCI2.Pro)もあと2日。第4ステージは162.7kmの山岳ステージで、終盤に2級と3級を含む3つの山岳が登場。獲得標高差が3,200mを越えるため、今大会のクイーン(最難関)ステージだと目された。
総合首位のマイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング)と2位ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)の差は41秒。5位のフェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンAG2Rラモンディアール)でも45秒差と僅差のなか、気温9度とアームウォーマーやジレが必須のレースがスタートした。
ジョフレ・ブシャール(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアール)など6名が逃げグループを形成し、メイン集団に4分のリードを得る。しかし総合逆転を目指すリドル・トレックを中心にハイペースでプロトンを牽引したため、レース中盤に入るとタイム差は一気に縮小。プロトンではエディ・ダンバー(アイルランド、ジェイコ・アルウラー)とテイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ)、ニコラ・プロドム(フランス、デカトロンAG2Rラモンディアール)の3名が飛び出し、逃げ集団に合流した。


この動きを見逃すまいと、後方から先頭集団にはマイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング)やデレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック)など有力勢も遅れてジョイン。雨が降り始めるなか、下りでアレンスマンが飛び出し、残り76km地点で単独先頭に立つ。プロ5年目の25歳はそのまま独走態勢に入った。
後続ではジーとクーン・ボウマン(オランダ、ジェイコ・アルウラー)が追いかけ、総合逆転のピンチの陥ったストーラーはプロトンを飛び出し単独で追走。しかしいずれも快調に山岳をクリアしていくアレンスマンには届かず、そのままフィニッシュラインに到達。今大会のクイーンステージを制した。

「昨年のオフシーズンに、チーム全体として積極的なレースをすることに決めた。その走りはリスクが伴うが、その分今日のように大きな勝利を得ることができる。これまでとは違うアプローチだが、TVで観戦するファンにとっては面白いレースになっただろう」と、レースを振り返ったアレンスマン。2022年ブエルタ・ア・エスパーニャで逃げ切り勝利して以来となる、プロ通算3勝目を手に入れた。
2位は1分18秒遅れでジーが入り、懸命に単独で追走したストーラーは1分23秒遅れの3位。そのためアレンスマンは総合でも首位に立った。
ツアー・オブ・ジ・アルプス2025第4ステージ結果
1位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | 4:17:04 |
2位 | デレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック) | +1:18 |
3位 | マイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング) | +1:23 |
4位 | フェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンAG2Rラモンディアール) | +3:44 |
5位 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック) |
個人総合成績
1位 | テイメン・アレンスマン(オランダ、イネオス・グレナディアーズ) | 16:47:43 |
2位 | マイケル・ストーラー(オーストラリア、チューダー・プロサイクリング) | +0:11 |
3位 | デレク・ジー(カナダ、イスラエル・プレミアテック) | +2:15 |
4位 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック) | +3:17 |
5位 | フェリックス・ガル(オーストリア、デカトロンAG2Rラモンディアール) | +3:21 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック) |
山岳賞 | フィンレー・ピカリング(イギリス、バーレーン・ヴィクトリアス) |
ヤングライダー賞 | マックス・プール(イギリス、ピクニック・ポストNL) |
チーム総合成績 | イスラエル・プレミアテック |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, Tour of the Alps
photo:CorVos, Tour of the Alps
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