2025/02/17(月) - 12:30
欧州CXシーズンも最終盤。X2Oトロフェー最終戦でサラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン)とマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)が勝利し、ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が3大シリーズ完全総合優勝を果たした。
UCIワールドカップを終え、スーパープレスティージュも閉幕し、2024-2025シーズンのシクロクロスの3大シリーズ戦もX2Oトロフェー最終戦を残すばかり。1834年に設立された歴史あるブリュッセル自由大学のキャンパス内に敷設された特設コースで、今季最後のビッグレースが開催された。
女子エリート:カサソラがチームメイトとの戦い制す ブラントが大記録達成

チームメイトとの一騎打ちを制したサラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン) photo:x2otrofee.be
27名が参戦した女子エリートレースを掌握したのはクレラン・コレンドン勢。元U23世界女王のインゲ・ファンデルへイデン(オランダ)やマリオン・ノーブルリブロール(ベルギー)、サラ・カサソラ(イタリア)といった面々がレースを引っ張り、シリーズランキング制覇に王手をかけたルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)は終始追いかける展開を強いられた。
15連覇したサンヌ・カントに代わり新ベルギー女王となったノーブルリブロールとカサソラが抜け出して先頭パックを組み、パワーがモノを言う登坂区間でカサソラがプレッシャーをかけ続ける。誰よりも速くキャンバーを駆け抜けたノーブルリブロールも届かず、チームメイト同士の優勝争いをカサソラが制した。

X2Oトロフェー2024-2025第8戦 女子エリート表彰台 photo:Crelan-Corendon
2023年の欧州選手権で3位、2024年のイタリア選手権で優勝したカサソラが、嬉しいキャリア初の3大シリーズ優勝。ブラントは3位に入り、今季出場した32レースで一度も表彰台を逃さないという快挙を達成(1位x10、2位x16、3位x6)すると共に、シリーズ総合優勝によって今季の3大シリーズ全制覇という大記録を達成している。
男子エリート:ファントーレンハウトがニューウェンハイスを突き放す

ニューウェンハイスを破ったマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス) photo:x2otrofee.be
この日の男子エリートレースを制したのはマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)だった。序盤にリードしていたトーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP)はキャンバーのついた高速コーナーで落車して沈没し、代わって先頭浮上したファントーレンハウトにヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が合流した。
3番手で追うラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)の合流を許さず先頭2人が終盤へ。互いにアタックを繰り返した結果、ファントーレンハウトが「少しアグレッシブすぎて脚を使い切ってしまった」と悔やむニューウェンハイスを突き放して勝利した。
「ヨリスの方がスキル面では上だった。最後に攻撃しようと彼に仕事をさせる作戦がハマったよ。世界選以降コンディショニングに悩んでいたけど、もう一度勝ちたいと思っていたこの場所で勝てて良かった」とW杯総合優勝に続く勝利をもぎ取ったファントーレンハウトは言う。4位に食い込んだエリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)がシーズン序盤からのリードを守ってX2Oトロフェーのシリーズランキング制覇を遂げている。

エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)がX2Oトロフェー総合優勝達成 photo:Baloise Glowi Lions 
今季3大シリーズ全制覇を達成したルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) photo:Baloise Glowi Lions
UCIワールドカップを終え、スーパープレスティージュも閉幕し、2024-2025シーズンのシクロクロスの3大シリーズ戦もX2Oトロフェー最終戦を残すばかり。1834年に設立された歴史あるブリュッセル自由大学のキャンパス内に敷設された特設コースで、今季最後のビッグレースが開催された。
女子エリート:カサソラがチームメイトとの戦い制す ブラントが大記録達成

27名が参戦した女子エリートレースを掌握したのはクレラン・コレンドン勢。元U23世界女王のインゲ・ファンデルへイデン(オランダ)やマリオン・ノーブルリブロール(ベルギー)、サラ・カサソラ(イタリア)といった面々がレースを引っ張り、シリーズランキング制覇に王手をかけたルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)は終始追いかける展開を強いられた。
15連覇したサンヌ・カントに代わり新ベルギー女王となったノーブルリブロールとカサソラが抜け出して先頭パックを組み、パワーがモノを言う登坂区間でカサソラがプレッシャーをかけ続ける。誰よりも速くキャンバーを駆け抜けたノーブルリブロールも届かず、チームメイト同士の優勝争いをカサソラが制した。

2023年の欧州選手権で3位、2024年のイタリア選手権で優勝したカサソラが、嬉しいキャリア初の3大シリーズ優勝。ブラントは3位に入り、今季出場した32レースで一度も表彰台を逃さないという快挙を達成(1位x10、2位x16、3位x6)すると共に、シリーズ総合優勝によって今季の3大シリーズ全制覇という大記録を達成している。
男子エリート:ファントーレンハウトがニューウェンハイスを突き放す

この日の男子エリートレースを制したのはマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)だった。序盤にリードしていたトーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP)はキャンバーのついた高速コーナーで落車して沈没し、代わって先頭浮上したファントーレンハウトにヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)が合流した。
3番手で追うラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)の合流を許さず先頭2人が終盤へ。互いにアタックを繰り返した結果、ファントーレンハウトが「少しアグレッシブすぎて脚を使い切ってしまった」と悔やむニューウェンハイスを突き放して勝利した。
「ヨリスの方がスキル面では上だった。最後に攻撃しようと彼に仕事をさせる作戦がハマったよ。世界選以降コンディショニングに悩んでいたけど、もう一度勝ちたいと思っていたこの場所で勝てて良かった」とW杯総合優勝に続く勝利をもぎ取ったファントーレンハウトは言う。4位に食い込んだエリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)がシーズン序盤からのリードを守ってX2Oトロフェーのシリーズランキング制覇を遂げている。


X2Oトロフェー2024-2025第8戦 女子エリート結果
1位 | サラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン) | 40:46 |
2位 | マリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +0:01 |
3位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) | +0:39 |
4位 | デニセ・ベッツェマ(オランダ、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス) | +1:09 |
5位 | アンマリー・ワースト(オランダ、セブンレーシング) | +1:13 |
6位 | ジュリー・ブラウワーズ(ベルギー、シャルル・リエジョア・ロースタリー) | +1:16 |
7位 | サンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +1:23 |
8位 | マノン・バッカー(オランダ、クレラン・コレンドン) | +1:42 |
9位 | キオナ・クラッベ(ベルギー) | +2:18 |
10位 | アンナ・カイ(イギリス) | +2:46 |
X2Oトロフェー2024-2025第8戦 男子エリート結果
1位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス) | 1:01:44 |
2位 | ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム) | +0:08 |
3位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +0:41 |
4位 | エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス) | +1:07 |
5位 | ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +1:10 |
6位 | フェリペ | +1:25 |
7位 | トーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP) | +2:03 |
8位 | イェンテ・マイケルズ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +2:05 |
9位 | キャメロン・メイソン(イギリス、セブンレーシング) | +2:09 |
10位 | アントン・フェルディナンド(ベルギー) | +2:36 |
text:So.Isobe
Amazon.co.jp
シマノ(SHIMANO) FC-R8000 46X36T 165mm 11S IFCR8000AX66
シマノ(SHIMANO)
IRC TIRE (アイ・アール・シー) 自転車 タイヤ SERAC CX TUBELESS READY X-Guard シラク CX チューブレスレディ クロスガード 700×32C
アイアールシータイヤ(IRC tire)
¥6,880