2025/02/10(月) - 10:50
X2Oトロフェー第7戦でルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)とローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)が勝利。ゴールスプリントに持ち込まれる白熱した戦いを制した。
X2Oトロフェー第7戦「クラワテンクロス」の舞台はベルギーのアントワープ県にある街リール。北海に面するミッデルケルケでスーパープレスティージュ最終戦を終えた選手たちはその足でリールに向かい、湖畔の砂コースが名物の週末2戦目を戦い抜いた。
女子エリート:挽回したブラントが勝利、総合優勝に王手掛ける

スプリントでルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が勝利 photo:x2otrofee.be
女子エリートレースではこの日、前日敗れたルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が劇的な逆転勝利を挙げた。序盤は前日勝者のインゲ・ファンデルへイデン(オランダ)らクレラン・コレンドン勢が先頭グループを組んでいたが、この日もスタートで出遅れたブラントは徐々にポジションを上げて先頭浮上。持ち前のパワーでリードを奪ったものの、最後の砂区間入り口でミス。ここで後続との差はゼロに戻った。
再加速に手間取るブラントにファンデルへイデンとマノン・バッカー(オランダ、クレラン・コレンドン)が追いついたものの、先行するブラントがスプリントで伸びる。横に並ばせない加速力で前日2位の借りを返してみせた。

地元のファンに挨拶するサンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン) photo:x2otrofee.be

X2Oトロフェー2024-2025第7戦 女子エリート表彰台 photo:x2otrofee.be
「スタートの遅れを砂区間で一気にジャンプアップできたのが良かった。バイク交換が雑になってしまって再度ポジションを落としたり、焦っていたので一度落ち着いて状況把握。最後は力を出し尽くして勝つことができた」と言うブラントは、フィニッシュタイムの合計で争われるシリーズランキングでも2位以降を大きくリード中。最終戦を残してUCIワールドカップ、スーパープレスティージュに続く3大シリーズ総なめまであと一歩に迫っている。
また、今季限りでの引退を予定している元世界女王サンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン)は2日連続の4位フィニッシュ。ホームレースでファンに現役引退の別れを告げている。
男子エリート:スプリントで決着、スウェークがアールツとイゼルビットを打破
砂区間こそあれど、差のつきにくい高速コースで実力拮抗の男子エリートレースは白熱した展開となった。序盤から前日に勝利を取りこぼしたエリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)がペースを上げたが後続を千切るには至らず、前日勝者ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)を含む6名パックが主導権を奪った。

今季7勝目を挙げたローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン) photo:x2otrofee.be
ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)やトーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP)がアタックを繰り返したものの決まらず、最終周回の砂区間前で仕掛けたイゼルビットの背後を取り、最終コーナーを2番手で抜けたローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)がスプリントで伸びる。早駆けしすぎたイゼルビットを抜き去り、砂の名手が今季7勝目をマークした。
「良い日もあれば悪い日もあるけど、今週2度目(1度目は2月5日に開催されたエクザクトクロス)の勝利は嬉しいよ」と語ったスウェーク。シリーズリーダーのイゼルビットは1秒遅れの3位で首位の座を悠々と維持している。
また、世界選手権後も欧州滞在を続け、ジュニアレースに参戦した山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)は23位でフィニッシュしている。
X2Oトロフェー第7戦「クラワテンクロス」の舞台はベルギーのアントワープ県にある街リール。北海に面するミッデルケルケでスーパープレスティージュ最終戦を終えた選手たちはその足でリールに向かい、湖畔の砂コースが名物の週末2戦目を戦い抜いた。
女子エリート:挽回したブラントが勝利、総合優勝に王手掛ける

女子エリートレースではこの日、前日敗れたルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が劇的な逆転勝利を挙げた。序盤は前日勝者のインゲ・ファンデルへイデン(オランダ)らクレラン・コレンドン勢が先頭グループを組んでいたが、この日もスタートで出遅れたブラントは徐々にポジションを上げて先頭浮上。持ち前のパワーでリードを奪ったものの、最後の砂区間入り口でミス。ここで後続との差はゼロに戻った。
再加速に手間取るブラントにファンデルへイデンとマノン・バッカー(オランダ、クレラン・コレンドン)が追いついたものの、先行するブラントがスプリントで伸びる。横に並ばせない加速力で前日2位の借りを返してみせた。


「スタートの遅れを砂区間で一気にジャンプアップできたのが良かった。バイク交換が雑になってしまって再度ポジションを落としたり、焦っていたので一度落ち着いて状況把握。最後は力を出し尽くして勝つことができた」と言うブラントは、フィニッシュタイムの合計で争われるシリーズランキングでも2位以降を大きくリード中。最終戦を残してUCIワールドカップ、スーパープレスティージュに続く3大シリーズ総なめまであと一歩に迫っている。
また、今季限りでの引退を予定している元世界女王サンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン)は2日連続の4位フィニッシュ。ホームレースでファンに現役引退の別れを告げている。
男子エリート:スプリントで決着、スウェークがアールツとイゼルビットを打破
砂区間こそあれど、差のつきにくい高速コースで実力拮抗の男子エリートレースは白熱した展開となった。序盤から前日に勝利を取りこぼしたエリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)がペースを上げたが後続を千切るには至らず、前日勝者ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム)を含む6名パックが主導権を奪った。

ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)やトーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP)がアタックを繰り返したものの決まらず、最終周回の砂区間前で仕掛けたイゼルビットの背後を取り、最終コーナーを2番手で抜けたローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)がスプリントで伸びる。早駆けしすぎたイゼルビットを抜き去り、砂の名手が今季7勝目をマークした。
「良い日もあれば悪い日もあるけど、今週2度目(1度目は2月5日に開催されたエクザクトクロス)の勝利は嬉しいよ」と語ったスウェーク。シリーズリーダーのイゼルビットは1秒遅れの3位で首位の座を悠々と維持している。
また、世界選手権後も欧州滞在を続け、ジュニアレースに参戦した山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)は23位でフィニッシュしている。
X2Oトロフェー2024-2025第7戦 女子エリート結果
1位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) | 41:49 |
2位 | インゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン) | |
3位 | マノン・バッカー(オランダ、クレラン・コレンドン) | +0:05 |
4位 | サンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +0:16 |
5位 | アンマリー・ワースト(オランダ、セブンレーシング) | +0:20 |
6位 | マリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +0:43 |
7位 | ジュリー・ブラウワーズ(ベルギー、シャルル・リエジョア・ロースタリー) | +0:44 |
8位 | サラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン) | +0:46 |
9位 | アニック・ファンアルフェン(オランダ、セブンレーシング) | +1:15 |
10位 | ラリッサ・ハルトグ(オランダ) | +1:24 |
X2Oトロフェー2024-2025第7戦 男子エリート結果
1位 | ローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン) | 1:02:11 |
2位 | トーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP) | +0:26 |
3位 | エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス) | +0:52 |
4位 | ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +1:06 |
5位 | ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム) | +1:25 |
6位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +1:40 |
7位 | イェンス・アダムス(ベルギー) | +2:29 |
8位 | キャメロン・メイソン(イギリス、セブンレーシング) | +2:45 |
9位 | トーン・ファンデボッシュ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +2:49 |
10位 | フェリペ・オルツ(スペイン、リドレーレーシングチーム) | +3:01 |
text:So.Isobe
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