オセアニアや南アメリカではロードナショナル選手権が開催中だ。コロンビアTT選手権ではエガン・ベルナルが優勝し、ニュージーランドのTT男子エリートではフィン・フィッシャーブラックが初優勝を飾った。



ニュージランドTT選手権 男子エリートを制したフィン・フィッシャーブラック(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:Red Bull - BORA - hansgrohe

ワールドツアーがオーストラリアから中東へ移り、ヨーロッパ本土ではプロシリーズの初戦が行われるなか、南アメリカ大陸やニュージーランドでナショナル選手権が開催されている。

2月2日にナショナル選手権が行われたのは多くの強豪選手を輩出するエクアドル。首都キトの北に位置するコタカチで行われた男子エリートロードレースは、3名のスプリントに持ち込まれる。そしてジェフェルソン・セペダ(EFエデュケーション・イージーポスト)を退け、ジョナタン・ナルバエス(UAEチームエミレーツXRG)が勝利した。

イネオス・グレナディアーズを離れ、今年UAEに加入したナルバエス。総合優勝したサントス・ツアー・ダウンアンダー直後というハードスケジュールにもかかわらず、2年連続3度目のエクアドル王者に輝いた。

連覇を達成したキム・カゾー(EFオートリー・キャノンデール) photo:EF Education-Oatly
カゾーがニュージランドTTのナショナル王者ジャージを守った photo:EF Education-Oatly


同じ南アメリカ大陸のコロンビアでは、2月6日にTTナショナル選手権が行われた。コース中央に向かって緩やかに下り、そして緩斜面を登る42.2kmコースで行われた戦いはエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)が2018年に続く2度目の優勝。そのトップタイムである50分51秒は、2位だった元王者ワルター・ヴァルガス(メデリンEPM)を7秒、同じイネオス所属のブランドン・リベラを29秒上回った。

ツアー・ダウンアンダーを終えた選手が中心となったのは、同じオセアニアにあるニュージーランドのナショナル選手権。男子エリートは37.4kmコースで行われ、アーロン・ゲイト(XDSアスタナ)をフィン・フィッシャーブラック(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を上回り優勝。23歳の新チャンピオンが誕生した。

一方の女子はEFオートリー・キャノンデール所属の23歳、キム・カゾーが連覇を達成。エラ・ワイリー(リブ・アルウラー・ジェイコ)が31秒差で2位に入っている。
各国ロードナショナル選手権結果
エクアドルロード選手権 男子エリート ジョナタン・ナルバエス(UAEチームエミレーツXRG)
コロンビアTT選手権 男子エリート エガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ)
ニュージランドTT選手権 男子エリート フィン・フィッシャーブラック(レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
ニュージランドTT選手権 女子エリート エラ・ワイリー(リブ・アルウラー・ジェイコ)
text:Sotaro.Arakawa
photo:Red Bull - BORA - hansgrohe

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