2025/01/27(月) - 09:55
世界選手権を1週間に控える欧州でUCIワールドカップ第12戦が開催。マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)とルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)がパワー勝負の重馬場レースを制した。
UCI世界選手権を1週間後に控える2024-2025年シーズンのUCIワールドカップ最終戦の舞台は、これまで数々のビッグレースを招致してきたオランダはホーヘルハイデ。2022-2023年シーズンにマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)が自身4度目のアルカンシエルを奪取し、父アドリの名前が付けられた名門コースで1週間後の大一番を占う大切な1戦が開催された。
女子:パワーコースでブラント独走 渡部春雅は完走届かず

先頭グループを組むルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)とプック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) photo:CorVos
圧倒的な戦力を誇るオランダ勢に加え、カタブランカ・ヴァシュ(ハンガリー、SDワークス・プロタイム)とゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム)、マリー・シュライバー(ルクセンブルク、SDワークス・プロタイム)といった新星の台頭著しい女子シクロクロス界。この日はプック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)やW杯リーダーのルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が先行する形でレースが始まった。
前日のクラッシュでふくらはぎを痛めていたマリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が世界選手権のためにリタイアし、「もちろん優勝争いに加われれば良かったけど、最悪だった昨日よりは調子が上向きになった」と言うフェム・ファンエンぺル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)を背後に、2周目に入ると深い泥区間でピーテルセが落車してしまう。こうして安易とブラントが一人先頭に立つこととなった。

フェム・ファンエンぺル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)はこの日も先頭争いに加われず photo:CorVos

独走で勝利したルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) photo:UCI

UCIシクロクロスワールドカップ2024-2025 第12戦 女子表彰台 photo:UCI 
ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)がW杯シリーズ優勝達成 photo:CorVos
「W杯総合優勝が確定していたので、今日の目標はレース中にいい流れを掴むことだった」と言うブラントが、持ち前のパワーで重馬場を突き進む。渡部春雅(明治大学)と日吉愛華(中京大学/Teamまるいち)はレース後方で苦しい戦いを強いられ、最終的に70位と76位でレースから降ろされた。
最終区間のキャンバーと階段をミスなく終えたブラントが、後続勢を突き放してフィニッシュラインに到達。勝ち取ったW杯リーダージャージをアピールしながら今季8勝目を挙げ、2番手は好調の波に乗るヴァシュ、3位はピーテルセ、ファンエンペルは4位でそれぞれ世界選手権前最終レースを終えている。
男子:ファンデルプールが2日連続勝利 今季全勝で世界選手権へ

1周目序盤、マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)がペースアップを開始。そのまま独走に持ち込んだ photo:CorVos
男子エリートレースにはファンデルプールのほか、体調不良で前日の第11戦をキャンセルしたティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が参戦。前日限りで今季CXシーズンを終えたはずだったが、突如世界選手権出場をアナウンスしたワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)不在のレースで、序盤からファンデルプールがアクセルを踏み込んだ。
「もう少し様子を見るつもりだったけど、すぐにリードが生まれてしまった。コースはとても難しかったので最初から最後まで自分のペースで走れたのはよかったと思う」と振り返るファンデルプールは、スタートから僅か5分でアタックを開始。誰もリードを築いていく世界王者を追うことはできず、すぐさまフィニッシュまで続く独走体制を築き上げた。
これまで2,3周様子を見ているレースが続いていたファンデルプールだが、父の名前を冠した「GPアドリ・ファンデルプール」で爆走。粘着質の重たい泥に覆われたパワーコースでリードはすぐ1分以上にまで広がる。混戦の2番手グループを飛び出したのはW杯リーダーのマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)で、ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズグローウィ・ライオンズ)がその後方を単独追走し続けた。

フライオーバーで観客を沸かせるマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos

地元レースで圧勝したマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:UCI
フライオーバーでテールウィップを披露するファンデルプールは、2番手ファントーレンハウトに対して1分42秒という大差でフィニッシュ。「スペインでの厳しい練習が実を結んでいると感じるよ。来週はその恩恵を受けられると思う」と、今季参戦した7戦7勝という圧倒的な勝率をもって世界選手権に挑むこととなる。
「ポイント的には十分なリードを得ていたので自由な気持ちで走ったよ。マチューに付いていけないことは明らかだったけれど、2位も難しい戦いだった」と振り返るファントーレンハウトがキャリア初のW杯シリーズランキング総合優勝を達成。2020年と2021年は総合3位、2022年と2023年は総合2位という着実なステップアップを経てのタイトル獲得となった。

UCIシクロクロスワールドカップ2024-2025 第12戦 男子表彰台 photo:UCI

キャリア初のW杯総合優勝を決めたマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス) photo:UCI
この日、織田は42位でフルラップ完走に届かず。梶は52位でそれぞれレースを終えている。また、エリートのオランダ王者であるティボー・デルグロッソ(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)が優勝した男子U23レースで柚木伸元(日本大学)は41位、副島達海(大阪産業大学)は43位、遠藤紘介(オランダベース/ウォータスレイ)は45位でレースから途中降ろされる結果となった。男子ジュニアの山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)は49位で完走、女子ジュニアの石川七海(チャンピオンシステムジャパンTT&轍屋)は36位で完走を果たしている。
UCI世界選手権を1週間後に控える2024-2025年シーズンのUCIワールドカップ最終戦の舞台は、これまで数々のビッグレースを招致してきたオランダはホーヘルハイデ。2022-2023年シーズンにマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)が自身4度目のアルカンシエルを奪取し、父アドリの名前が付けられた名門コースで1週間後の大一番を占う大切な1戦が開催された。
女子:パワーコースでブラント独走 渡部春雅は完走届かず

圧倒的な戦力を誇るオランダ勢に加え、カタブランカ・ヴァシュ(ハンガリー、SDワークス・プロタイム)とゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム)、マリー・シュライバー(ルクセンブルク、SDワークス・プロタイム)といった新星の台頭著しい女子シクロクロス界。この日はプック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)やW杯リーダーのルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が先行する形でレースが始まった。
前日のクラッシュでふくらはぎを痛めていたマリアンヌ・フォス(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)が世界選手権のためにリタイアし、「もちろん優勝争いに加われれば良かったけど、最悪だった昨日よりは調子が上向きになった」と言うフェム・ファンエンぺル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)を背後に、2周目に入ると深い泥区間でピーテルセが落車してしまう。こうして安易とブラントが一人先頭に立つこととなった。




「W杯総合優勝が確定していたので、今日の目標はレース中にいい流れを掴むことだった」と言うブラントが、持ち前のパワーで重馬場を突き進む。渡部春雅(明治大学)と日吉愛華(中京大学/Teamまるいち)はレース後方で苦しい戦いを強いられ、最終的に70位と76位でレースから降ろされた。
最終区間のキャンバーと階段をミスなく終えたブラントが、後続勢を突き放してフィニッシュラインに到達。勝ち取ったW杯リーダージャージをアピールしながら今季8勝目を挙げ、2番手は好調の波に乗るヴァシュ、3位はピーテルセ、ファンエンペルは4位でそれぞれ世界選手権前最終レースを終えている。
男子:ファンデルプールが2日連続勝利 今季全勝で世界選手権へ

男子エリートレースにはファンデルプールのほか、体調不良で前日の第11戦をキャンセルしたティボー・ネイス(ベルギー、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ)が参戦。前日限りで今季CXシーズンを終えたはずだったが、突如世界選手権出場をアナウンスしたワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)不在のレースで、序盤からファンデルプールがアクセルを踏み込んだ。
「もう少し様子を見るつもりだったけど、すぐにリードが生まれてしまった。コースはとても難しかったので最初から最後まで自分のペースで走れたのはよかったと思う」と振り返るファンデルプールは、スタートから僅か5分でアタックを開始。誰もリードを築いていく世界王者を追うことはできず、すぐさまフィニッシュまで続く独走体制を築き上げた。
これまで2,3周様子を見ているレースが続いていたファンデルプールだが、父の名前を冠した「GPアドリ・ファンデルプール」で爆走。粘着質の重たい泥に覆われたパワーコースでリードはすぐ1分以上にまで広がる。混戦の2番手グループを飛び出したのはW杯リーダーのマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス)で、ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズグローウィ・ライオンズ)がその後方を単独追走し続けた。


フライオーバーでテールウィップを披露するファンデルプールは、2番手ファントーレンハウトに対して1分42秒という大差でフィニッシュ。「スペインでの厳しい練習が実を結んでいると感じるよ。来週はその恩恵を受けられると思う」と、今季参戦した7戦7勝という圧倒的な勝率をもって世界選手権に挑むこととなる。
「ポイント的には十分なリードを得ていたので自由な気持ちで走ったよ。マチューに付いていけないことは明らかだったけれど、2位も難しい戦いだった」と振り返るファントーレンハウトがキャリア初のW杯シリーズランキング総合優勝を達成。2020年と2021年は総合3位、2022年と2023年は総合2位という着実なステップアップを経てのタイトル獲得となった。


この日、織田は42位でフルラップ完走に届かず。梶は52位でそれぞれレースを終えている。また、エリートのオランダ王者であるティボー・デルグロッソ(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)が優勝した男子U23レースで柚木伸元(日本大学)は41位、副島達海(大阪産業大学)は43位、遠藤紘介(オランダベース/ウォータスレイ)は45位でレースから途中降ろされる結果となった。男子ジュニアの山田駿太郎(弱虫ペダルサイクリングチーム)は49位で完走、女子ジュニアの石川七海(チャンピオンシステムジャパンTT&轍屋)は36位で完走を果たしている。
UCIシクロクロスワールドカップ2024-2025 第12戦 女子結果
1位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・グローウィ・ライオンズ) | 47:47 |
2位 | カタブランカ・ヴァシュ(ハンガリー、SDワークス・プロタイム) | +0:28 |
3位 | プック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +0:38 |
4位 | フェム・ファンエンぺル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:53 |
5位 | セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +1:31 |
6位 | ゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム) | +1:48 |
7位 | サラ・カサソラ(イタリア、クレラン・コレンドン) | +1:57 |
8位 | インゲ・ファンデルヘイデン(オランダ、クレラン・コレンドン) | +2:05 |
9位 | アマンディーヌ・フォークネ(フランス、アルケアB&Bホテルズ) | +2:11 |
10位 | イサベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) | +2:20 |
70位 | 渡部春雅(明治大学) | |
76位 | 日吉愛華(中京大学/Teamまるいち) |
UCIシクロクロスワールドカップ2024-2025 第12戦 男子結果
1位 | マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) | 57:00 |
2位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス) | +1:42 |
3位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズグローウィ・ライオンズ) | +1:57 |
4位 | トーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP) | +2:21 |
5位 | ヨラン・ウィズーレ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +2:28 |
6位 | エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・シーベルクレメンティンス) | +2:33 |
7位 | エミエル・フェルストリンゲ(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +2:41 |
8位 | ヨリス・ニューウェンハイス(オランダ、リドレーレーシングチーム) | +2:43 |
9位 | イェンス・アダムス(ベルギー) | +2:51 |
10位 | ライアン・カンプ(オランダ) | +3:02 |
42位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | |
52位 | 梶鉄輝(オランダベース/ウォータスレイ) |
text:So.Isobe
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