2024/12/15(日) - 09:31
過激なコースで開催されたX2Oトロフェー第4戦。世界女王フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)とマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が男女レースを制している。

過激なアップダウンが設定されたへーレンタルスの林間コース photo:CorVos
悪天候による中止に終わったUCIシクロクロスワールドカップ第3戦を経て、2週間ぶりにシクロクロス界のトップ選手がベルギーに集結。ワウト・ファンアールト(ベルギー)の出身地、アントワープ州のヘーレンタルスで開催されたX2Oトロフェー第4戦で激しく火花を散らした。
普段キッズ向けの自転車教室も開催されているスポーツ施設は高低差のある森に覆われ、言わずもがなシクロクロスコースもその斜面を利用している。乗車を拒む厳しい急勾配区間や、木の根が露出した神経質な下り、女子エリート選手ですら降車を選ぶ荒れた盛り土区間が組み込まれたシーズン屈指のテクニカルコースだ。
女子エリート:合宿明けの世界女王ファンエンペルが独走勝利

序盤、4名の先頭グループを率いるフェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos
48名がスタートラインに並んだ女子エリートレースでは、序盤から世界女王フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)がダッシュを決める。続いたのはアルカンシエル経験を持つルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)とセイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)、そして若手選手の台頭によって勝利から遠ざかっているアンマリー・ワースト(オランダ、シクロクロスレッズ)の3人だった。
荒れた下りを攻めたブラントがリードを奪ったものの、序盤ペースが上がり切らずに4名が再合流。各選手が得意区間でプレッシャーを掛ける中、レース中盤を過ぎたピットでのバイク交換時に、地面に弾かれたバイクに再乗車できずアルバラードが転倒してしまった。
復帰を目指して追い込むアルバラードだが、力強く先行するブラントとファンエンペルとの距離は縮まらない。続いてパワーがモノをいう急勾配区間でファンエンペルがペースを上げた背後で、ブラントがラインを読み違えて転倒してしまう。ノーミスで登り切ったファンエンペルが、ライバルのミスによって決定的なリードを奪い取った。

圧倒的な走りを披露したフェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) photo:CorVos

X2Oトロフェー2024-2025第4戦 女子エリート表彰台 photo:CorVos
ロード班とのチーム合宿を経てシクロクロスバイクに乗り換えたファンエンペルが、その仕上がり具合を見せつけるようにフィニッシュまで独走。「厳しい練習を重ねてきたので上手く身体が仕上がっている。テクニカルな下りは先頭で入ってラインを選ぶことが大事だと思っていた」と言うファンエンペルが"普段通りに"勝利を収めた。
3人による激しい接戦から抜け出したブラントは2位。「ミスがなければ最終周回まで優勝争いができたはず」と悔やみつつ、シリーズランキングではワーストを5分近く引き離してリードを維持している。
男子エリート:力で押し切ったファントーレンハウトが2連勝

過激なダウンヒルを攻めるピム・ロンハール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) photo:CorVos
シリーズランキングでエリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が首位を走る男子レースにはオランダベース・ウォータスライを主宰する梶鉄輝が参戦した。復帰以降調子を戻したトーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP)のダッシュで開幕したレースでは序盤、長い担ぎ上げと過激なダウンヒル区間を経て独走体制に持ち込んだアールツに対して、同じく長身ゆえの走りを持ち味にするマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が追いついた。
不調によって今季まだ勝利がないピム・ロンハール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)やタフレースに強いローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)が追いついて先頭グループはシャッフル。激しいペースアップの連続の中パンクに見舞われたアールツが遅れ、スウェークも離れがちに。持久戦の様相を呈する戦いの末に抜け出したのはファントーレンハウトだった。

ロンハールを突き放すマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) photo:CorVos

独走勝利を飾ったマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) photo:CorVos
「とてもエキサイティングな試合だったよ。ロンハールと僕はこの大会で最高の2人だったと思う。彼を振り落とすには限界まで自分を追い込む必要があった」と言うファントーレンハウトがW杯ダブリン大会に続くビッグレース2連勝をマークした。ランキング首位のイゼルビットは勝利にこそ絡めなかったものの、34秒遅れの5位に食い込んでリーダーの座を守っている。

悪天候による中止に終わったUCIシクロクロスワールドカップ第3戦を経て、2週間ぶりにシクロクロス界のトップ選手がベルギーに集結。ワウト・ファンアールト(ベルギー)の出身地、アントワープ州のヘーレンタルスで開催されたX2Oトロフェー第4戦で激しく火花を散らした。
普段キッズ向けの自転車教室も開催されているスポーツ施設は高低差のある森に覆われ、言わずもがなシクロクロスコースもその斜面を利用している。乗車を拒む厳しい急勾配区間や、木の根が露出した神経質な下り、女子エリート選手ですら降車を選ぶ荒れた盛り土区間が組み込まれたシーズン屈指のテクニカルコースだ。
女子エリート:合宿明けの世界女王ファンエンペルが独走勝利

48名がスタートラインに並んだ女子エリートレースでは、序盤から世界女王フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)がダッシュを決める。続いたのはアルカンシエル経験を持つルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ)とセイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク)、そして若手選手の台頭によって勝利から遠ざかっているアンマリー・ワースト(オランダ、シクロクロスレッズ)の3人だった。
荒れた下りを攻めたブラントがリードを奪ったものの、序盤ペースが上がり切らずに4名が再合流。各選手が得意区間でプレッシャーを掛ける中、レース中盤を過ぎたピットでのバイク交換時に、地面に弾かれたバイクに再乗車できずアルバラードが転倒してしまった。
復帰を目指して追い込むアルバラードだが、力強く先行するブラントとファンエンペルとの距離は縮まらない。続いてパワーがモノをいう急勾配区間でファンエンペルがペースを上げた背後で、ブラントがラインを読み違えて転倒してしまう。ノーミスで登り切ったファンエンペルが、ライバルのミスによって決定的なリードを奪い取った。


ロード班とのチーム合宿を経てシクロクロスバイクに乗り換えたファンエンペルが、その仕上がり具合を見せつけるようにフィニッシュまで独走。「厳しい練習を重ねてきたので上手く身体が仕上がっている。テクニカルな下りは先頭で入ってラインを選ぶことが大事だと思っていた」と言うファンエンペルが"普段通りに"勝利を収めた。
3人による激しい接戦から抜け出したブラントは2位。「ミスがなければ最終周回まで優勝争いができたはず」と悔やみつつ、シリーズランキングではワーストを5分近く引き離してリードを維持している。
男子エリート:力で押し切ったファントーレンハウトが2連勝

シリーズランキングでエリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が首位を走る男子レースにはオランダベース・ウォータスライを主宰する梶鉄輝が参戦した。復帰以降調子を戻したトーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP)のダッシュで開幕したレースでは序盤、長い担ぎ上げと過激なダウンヒル区間を経て独走体制に持ち込んだアールツに対して、同じく長身ゆえの走りを持ち味にするマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール)が追いついた。
不調によって今季まだ勝利がないピム・ロンハール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク)やタフレースに強いローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン)が追いついて先頭グループはシャッフル。激しいペースアップの連続の中パンクに見舞われたアールツが遅れ、スウェークも離れがちに。持久戦の様相を呈する戦いの末に抜け出したのはファントーレンハウトだった。


「とてもエキサイティングな試合だったよ。ロンハールと僕はこの大会で最高の2人だったと思う。彼を振り落とすには限界まで自分を追い込む必要があった」と言うファントーレンハウトがW杯ダブリン大会に続くビッグレース2連勝をマークした。ランキング首位のイゼルビットは勝利にこそ絡めなかったものの、34秒遅れの5位に食い込んでリーダーの座を守っている。
X2Oトロフェー2024-2025第4戦 女子エリート結果
1位 | フェム・ファンエンペル(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | 43:42 |
2位 | ルシンダ・ブラント(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +0:19 |
3位 | セイリン・アルバラード(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | +0:20 |
4位 | アンマリー・ワースト(オランダ、シクロクロスレッズ) | +0:25 |
5位 | サンヌ・カント(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +2:15 |
6位 | マリオン・ノーブルリブロール(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +2:24 |
7位 | ラウラ・フェルドンショット(ベルギー) | +2:27 |
8位 | マノン・バッカー(オランダ、クレラン・コレンドン) | +2:56 |
9位 | ジェミー・デビー(オランダ) | +3:17 |
10位 | デニセ・ベッツェマ(オランダ、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +3:34 |
X2Oトロフェー2024-2025第4戦 男子エリート結果
1位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | 1:01:18 |
2位 | ピム・ロンハール(オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク) | +0:03 |
3位 | ローレンス・スウェーク(ベルギー、クレラン・コレンドン) | +0:21 |
4位 | ニルス・ファンデプッテ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +0:31 |
5位 | エリ・イゼルビット(ベルギー、パウェルスサウゼン・ビンゴール) | +0:34 |
6位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、バロワーズ・トレック・ライオンズ) | +1:07 |
7位 | イェンス・アダムス(ベルギー) | +1:15 |
8位 | ライアン・カンプ(オランダ) | +1:32 |
9位 | トーン・アールツ(ベルギー、デスハフト・ヘンス・FSP) | |
10位 | イェンテ・マイケルズ(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク) | +1:59 |
text:So.Isobe
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