2024/11/18(月) - 18:39
国内最高峰のシクロクロレースであるJCXシリーズ第5戦が、UCIレース「関西シクロクロス琵琶湖グランプリ」として滋賀県草津市で行われた。名物のキャンバーのコースを攻略した弱虫ペダルサイクリングチームの織田聖と小林あか里が、ともに独走優勝を飾った。
11月17日(日)、AJOCC JCXシリーズ第5戦およびJCFシクロクロスシリーズ第5戦である「関西シクロクロス 琵琶湖グランプリ」が開催された。野辺山クロスの消滅で琵琶湖が今シーズン唯一のUCIレースとなったこともあり、日本全国からトップシクロクロッサーが集結した。
会場となった滋賀県草津市、琵琶湖畔烏丸半島の特設コースは晴天に恵まれた。琵琶湖畔のキャンバーを使用し、折り返しや登り返し、芝、泥、シケインが盛り込まれたテクニカルなコースが特徴だ。
女子エリート:小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が今シーズン4勝目
女子最高峰であるWE1のフロントローには、全日本チャンピオンジャージを纏う小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)と前全日本チャンピオンの渡部春雅(明治大学)、石田唯(TRKWorks)、石川七海(Champion System Japan TT 轍屋)らが並んだ。
テクニカルなコースをハイペースで駆け抜け、1周目から独走を開始したのは小林だった。2位の19秒差で石川が、3位は22秒差で石田がレース序盤から先頭の小林を追いかける展開となった。
トップを走る小林が悠々と後続との差を広げる中、石田が石川を抜き去り2位に順位を上げる。そして最終周回までライバルたちを寄せ付けない、安定した走りを見せた小林が今シーズン4勝目を決めた。2位には石田が入り、石川は3位で表彰台に上がった。
男子エリート:織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が琵琶湖グランプリで連覇達成
男子エリートのスタートラインに集ったのは70名の選手たち。海外遠征帰りの全日本チャンピオン織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)や沢田時(宇都宮ブリッツェン)、副島達海(大阪産業大学)、柚木伸元選手(日本大学)、そして幕張クロスから参戦しているゴセ・ファンデルメール(オランダ、Atari Maeda Racing with Bombtrack and Hunt)が最前列に並んだ。
13時40分に号砲と共に一斉にダッシュを見せる男子エリート。ホールショットは会場から近い野洲市出身の沢田が獲得し、2周目に入るとその沢田と織田、副島、柚木、ゴセ・ファンデルメールが抜けだし、5名の先頭パックを形成した。
レース序盤に先頭パックから抜け出したのは、昨年の琵琶湖グランプリ覇者である織田だった。持ち前の卓越したテクニックで、日本王者はキャンバーや急勾配の直登をハイスピードで駆け抜けていく。独走する織田を追うのは今シーズン好調な副島、その後ろ3位パックは柚木とゴセ・ファンデルメールの2名が続き、沢田は単独5位で前を追う。
先頭をハイスピードで走る織田は独走のままファイナルラップへ突入。序盤から一人旅を続け、後続を寄せ付けない力強い走りでフィニッシュラインを通過し、琵琶湖グランプリ2連覇を飾った。2位には副島、3位にはオランダからやってきたゴセ・ファンデルメールが続いた。
その他のレース結果
ジュニア男子はジュニアの全日本チャンピオンである成田光志(OLIVE)が独走優勝。MU17は三上将醐(アスリチューン・CORAGGIO KAWANISHI U-19)、WU17は日吉彩華(Teamまるいち/岐阜第一高等学校)、MU15は富樫悠太郎(CROSS YAMANASHI)、WU15は齋藤結陽(Limited Team 846)が優勝。
マスターズクラスのMM19-34は松井丈治(立命館大学)、MM35-39は城島大樹(Cycleshop Re Belle.)、MM40-49は村田憲治(岩井商会レーシング)、MM50-59は筧五郎(56)、MM60は増田謙一(SHIDO-WORKS)、W35は伊藤あすみ(マッディわかやま)がマスターズのレースを制した。
11月17日(日)、AJOCC JCXシリーズ第5戦およびJCFシクロクロスシリーズ第5戦である「関西シクロクロス 琵琶湖グランプリ」が開催された。野辺山クロスの消滅で琵琶湖が今シーズン唯一のUCIレースとなったこともあり、日本全国からトップシクロクロッサーが集結した。
会場となった滋賀県草津市、琵琶湖畔烏丸半島の特設コースは晴天に恵まれた。琵琶湖畔のキャンバーを使用し、折り返しや登り返し、芝、泥、シケインが盛り込まれたテクニカルなコースが特徴だ。
女子エリート:小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が今シーズン4勝目
女子最高峰であるWE1のフロントローには、全日本チャンピオンジャージを纏う小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)と前全日本チャンピオンの渡部春雅(明治大学)、石田唯(TRKWorks)、石川七海(Champion System Japan TT 轍屋)らが並んだ。
テクニカルなコースをハイペースで駆け抜け、1周目から独走を開始したのは小林だった。2位の19秒差で石川が、3位は22秒差で石田がレース序盤から先頭の小林を追いかける展開となった。
トップを走る小林が悠々と後続との差を広げる中、石田が石川を抜き去り2位に順位を上げる。そして最終周回までライバルたちを寄せ付けない、安定した走りを見せた小林が今シーズン4勝目を決めた。2位には石田が入り、石川は3位で表彰台に上がった。
男子エリート:織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が琵琶湖グランプリで連覇達成
男子エリートのスタートラインに集ったのは70名の選手たち。海外遠征帰りの全日本チャンピオン織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)や沢田時(宇都宮ブリッツェン)、副島達海(大阪産業大学)、柚木伸元選手(日本大学)、そして幕張クロスから参戦しているゴセ・ファンデルメール(オランダ、Atari Maeda Racing with Bombtrack and Hunt)が最前列に並んだ。
13時40分に号砲と共に一斉にダッシュを見せる男子エリート。ホールショットは会場から近い野洲市出身の沢田が獲得し、2周目に入るとその沢田と織田、副島、柚木、ゴセ・ファンデルメールが抜けだし、5名の先頭パックを形成した。
レース序盤に先頭パックから抜け出したのは、昨年の琵琶湖グランプリ覇者である織田だった。持ち前の卓越したテクニックで、日本王者はキャンバーや急勾配の直登をハイスピードで駆け抜けていく。独走する織田を追うのは今シーズン好調な副島、その後ろ3位パックは柚木とゴセ・ファンデルメールの2名が続き、沢田は単独5位で前を追う。
先頭をハイスピードで走る織田は独走のままファイナルラップへ突入。序盤から一人旅を続け、後続を寄せ付けない力強い走りでフィニッシュラインを通過し、琵琶湖グランプリ2連覇を飾った。2位には副島、3位にはオランダからやってきたゴセ・ファンデルメールが続いた。
その他のレース結果
ジュニア男子はジュニアの全日本チャンピオンである成田光志(OLIVE)が独走優勝。MU17は三上将醐(アスリチューン・CORAGGIO KAWANISHI U-19)、WU17は日吉彩華(Teamまるいち/岐阜第一高等学校)、MU15は富樫悠太郎(CROSS YAMANASHI)、WU15は齋藤結陽(Limited Team 846)が優勝。
マスターズクラスのMM19-34は松井丈治(立命館大学)、MM35-39は城島大樹(Cycleshop Re Belle.)、MM40-49は村田憲治(岩井商会レーシング)、MM50-59は筧五郎(56)、MM60は増田謙一(SHIDO-WORKS)、W35は伊藤あすみ(マッディわかやま)がマスターズのレースを制した。
エリート男子(ME1)リザルト
1位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 1:02:00.2 |
2位 | 副島達海(大阪産業大学) | +00:51 |
3位 | ゴセ・ファンデルメール(Atari Maeda Racing with Bombtrack and Hunt) | +01:21 |
4位 | 沢田時(宇都宮ブリッツェン) | +01:33 |
5位 | 柚木伸元(日本大学) | +02:17 |
エリート女子(WE1)リザルト
1位 | 小林 あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 49:12.9 |
2位 | 石田唯(TRKWorks) | +01:32 |
3位 | 石川七海(Champion System Japan TT 轍屋) | +02:19 |
4位 | 渡部春雅(明治大学) | +03:31 |
5位 | 日吉愛華(Teamまるいち/中京大学) | +03:44 |
その他カテゴリーのリザルト
MJ | 成田光志(OLIVE) |
MU17 | 三上将醐(アスリチューン・CORAGGIO KAWANISHI U-19) |
WU17 | 日吉彩華(Teamまるいち/岐阜第一高等学校) |
MU15 | 富樫悠太郎(CROSS YAMANASHI) |
WU15 | 齋藤結陽(Limited Team 846) |
MM19-34 | 松井丈治(立命館大学) |
MM35-39 | 城島大樹(Cycleshop Re Belle.) |
MM40-49 | 村田憲治(岩井商会レーシング) |
MM50-59 | 筧五郎(56) |
MM60 | 増田謙一(SHIDO-WORKS) |
W35 | 伊藤あすみ(マッディわかやま) |
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