15km個人TTでウェレンスが勝利　2位ヴィンゲゴーが総合首位に浮上

ツール・ド・ポローニュ第2ステージは後半に登りが設定された15.4kmの個人タイムトライアル。ベルギーTT王者のティム・ウェレンス（UAEチームエミレーツ）が勝利し、区間2位だったヨナス・ヴィンゲゴー（デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク）が総合首位に浮上した。

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ポーランドの南部を7日間で巡るツール・ド・ポローニュ（UCIワールドツアー）は2日目。この日はミスワコビツェから真南にあるカルパチに向かう15.4kmの個人タイムトライアルで争われ、標高814mに向かって徐々に登っていくレイアウトだ。

純粋なTT能力に加え、登坂力が求められるコースでトップタイムを叩き出したのはティム・ウェレンス（ベルギー、UAEチームエミレーツ）だった。6月に自身初となるベルギーTT王者に輝いたウェレンスは、7.4kmの中間計測をトップ通過したマッズ・ピーダスン（デンマーク、リドル・トレック）から9秒遅れで通過。そして得意の登りでスピードを上げ、23分59秒で区間油症を飾った。

今年春のクラシックレースでは表彰台に上がりながらも、勝利を逃していたウェレンス。「今日は調子がとても良く、予想以上の結果を得た。全力は尽くしていたが、良い選手がたくさんいるので勝利は考えていなかった。勝てたのはコースが僕に適していたからだろう」と、ウェレンスは喜びを語っている。

前日勝者のティボー・ネイス（ベルギー、リドル・トレック）がトップから3分33秒遅れ（97位）でリーダージャージを失う一方、ヨナス・ヴィンゲゴー（デンマーク、ヴィスマ・リースアバイク）が区間2位（9秒遅れ）に入る好走。「とてもタフなTTだった。狙っていた勝利は逃したものの、自分の走りに満足している。そして総合リーダージャージを手にすることができ本当に嬉しいよ」という言葉通り、ヴィンゲゴーは総合首位に浮上した。

区間3位（15秒遅れ）のフェリックス・グロスシャートナー（オーストリア、UAEチームエミレーツ）は50秒遅れで総合10位に上がり、また区間11位のウィルコ・ケルデルマン（オランダ、ヴィスマ・リースアバイク）は総合2位をキープ。またTTと登りを得意とする留目夕陽（EFエデュケーション・イージーポスト）は1分56秒遅れの46位でフィニッシュしている。

翌日の第3ステージは獲得標高差3,100mのアップダウンを繰り返す156.5kmの丘陵ステージ。最後は登坂距離900m/平均勾配8.1%の丘を登るため、パンチャーやクライマーが有利なステージとなる。