宇都宮ジャパンカップの熱戦から一夜明けた10月19日、バーレーン・ヴィクトリアスの選手たちによる交流イベントが行なわれた。ビアンキバイクストア ワイズロード新橋店にて、立ち見が出るほど盛況だったイベントの模様をお伝えする。

ワイズロード新橋店で行なわれたバーレーン・ヴィクトリアスの交流イベント
数年前、SL広場にペテル・サガン(スロバキア)が突如として現れ、日本人ファンのSNSが賑わった日本有数のビジネス街、新橋。駅から南へわずか5分歩いたところにあるのが、ワイズロード新橋店だ。自転車ロードレースを代表するトップブランドが並ぶ地下フロアの一角に、イタリアを代表するバイクブランド、ビアンキのショップインショップとなるビアンキバイクストア ワイズロード新橋店が展開されている。
そこが一夜限りのイベント会場に様変わりし、抽選で選ばれたファンとの交流イベントが行われた。

ファンからの質問にも丁寧に答える姿が印象的だったアントニオ・ティベーリ(イタリア)

将来、ファンデルプールのような活躍が期待されるアレッサンドロ・ボルゴ(イタリア) 
20歳には見えない落ち着きだったバーリント・フェルドホッフェル(ハンガリー)
登壇したのは、今年のツール・ド・フランスで総合エースを担い、宇都宮ジャパンカップでもチーム最高位でフィニッシュしたアントニオ・ティベーリ(イタリア)、今年プロデビューした21歳の若きクラシックレーサー、アレッサンドロ・ボルゴ(イタリア)、そして育成チームに所属する弱冠20歳のバーリント・フェルドホッフェル(ハンガリー)の3名だ。本来ならばアッティラ・ヴァルテル(ハンガリー)も参加する予定だったのだが、ジャパンカップの落車で鎖骨を骨折したため、敢えなく不参加となったしまった。
そしてサイクルヨーロッパジャパンの野田一夫代表が英語で進行し、イベントがスタートした。
基本的に野田代表の質問に、3選手が答える形でイベントは進んだ。特に筆者の印象に残ったのは、「レース前のルーティンは?」という質問だ。3人のなかでも長尺でこだわりを話してくれたのはボルゴで、レース前の栄養摂取、とりわけ炭水化物の量について具体的に答えていた。それはプロ1年目とは思えないほど、すでにプロ選手としての考えが固まっているような回答だった。

店内のモニターではアレッサンドロ・ボルゴ(イタリア)が2位に入ったJCクリテの映像が流れていた

1人だけミスタードーナツの箱を片手にやってきたバーリント・フェルドホッフェル(ハンガリー)
それもそのはず、ボルゴはプロ1年目ながら、5月に行われたベルギーのワンデーレースで初勝利を飾り、8月のブルターニュ・クラシックでも3位に入った、イタリア最注目のクラシックレーサー。本人も「持久力に自信があり、厳しい展開後のスプリントが得意だ」と語っており、その強みを生かす方法をすでに熟知し、実践している。
その後のファンからの質問コーナーでは、「ビアンキの他に好きなバイクブランドはありますか?」という際どい質問も飛び出した。野田代表が少し言いよどみながら訳すと、3人も困惑した様子で顔を見合わせる。しかしそんな時に頼りになるのが年長者で今大会のエースを務めたティベーリだった。マイクを握ると「ビアンキはこれまで乗ったバイクのなかでベストだ」と満点の回答。さらに「初めて乗った時、特にその反応性の高さに驚いたよ」と続け、野田代表が安堵の笑顔で日本語に訳してくれた。

じゃんけん大会でパーを出すアントニオ・ティベーリ(イタリア) 
イベントの最後に行なわれたサイン&撮影会

3人共に大絶賛だったビアンキのエアロロード Oltre RCと共に
そして最後は日本のイベントでお約束のプレゼントを懸けたじゃんけん大会。立ち見の来場者も参加できるビアンキジャパンの懐の深さを知れた後、サイン&撮影会を経てイベントは終了した。
実はこの日、午前中に大阪へ移動し、そこでもファンイベントを行った後、とんぼ返りで東京にやってきたというハードスケジュールだった選手たち。それでも疲れを微塵も感じさせず、終始和やかな雰囲気のままイベントを終えたのは、高いプロ意識がなせることだ。
text&photo:Sotaro.Arakawa

数年前、SL広場にペテル・サガン(スロバキア)が突如として現れ、日本人ファンのSNSが賑わった日本有数のビジネス街、新橋。駅から南へわずか5分歩いたところにあるのが、ワイズロード新橋店だ。自転車ロードレースを代表するトップブランドが並ぶ地下フロアの一角に、イタリアを代表するバイクブランド、ビアンキのショップインショップとなるビアンキバイクストア ワイズロード新橋店が展開されている。
そこが一夜限りのイベント会場に様変わりし、抽選で選ばれたファンとの交流イベントが行われた。



登壇したのは、今年のツール・ド・フランスで総合エースを担い、宇都宮ジャパンカップでもチーム最高位でフィニッシュしたアントニオ・ティベーリ(イタリア)、今年プロデビューした21歳の若きクラシックレーサー、アレッサンドロ・ボルゴ(イタリア)、そして育成チームに所属する弱冠20歳のバーリント・フェルドホッフェル(ハンガリー)の3名だ。本来ならばアッティラ・ヴァルテル(ハンガリー)も参加する予定だったのだが、ジャパンカップの落車で鎖骨を骨折したため、敢えなく不参加となったしまった。
そしてサイクルヨーロッパジャパンの野田一夫代表が英語で進行し、イベントがスタートした。
基本的に野田代表の質問に、3選手が答える形でイベントは進んだ。特に筆者の印象に残ったのは、「レース前のルーティンは?」という質問だ。3人のなかでも長尺でこだわりを話してくれたのはボルゴで、レース前の栄養摂取、とりわけ炭水化物の量について具体的に答えていた。それはプロ1年目とは思えないほど、すでにプロ選手としての考えが固まっているような回答だった。


それもそのはず、ボルゴはプロ1年目ながら、5月に行われたベルギーのワンデーレースで初勝利を飾り、8月のブルターニュ・クラシックでも3位に入った、イタリア最注目のクラシックレーサー。本人も「持久力に自信があり、厳しい展開後のスプリントが得意だ」と語っており、その強みを生かす方法をすでに熟知し、実践している。
その後のファンからの質問コーナーでは、「ビアンキの他に好きなバイクブランドはありますか?」という際どい質問も飛び出した。野田代表が少し言いよどみながら訳すと、3人も困惑した様子で顔を見合わせる。しかしそんな時に頼りになるのが年長者で今大会のエースを務めたティベーリだった。マイクを握ると「ビアンキはこれまで乗ったバイクのなかでベストだ」と満点の回答。さらに「初めて乗った時、特にその反応性の高さに驚いたよ」と続け、野田代表が安堵の笑顔で日本語に訳してくれた。



そして最後は日本のイベントでお約束のプレゼントを懸けたじゃんけん大会。立ち見の来場者も参加できるビアンキジャパンの懐の深さを知れた後、サイン&撮影会を経てイベントは終了した。
実はこの日、午前中に大阪へ移動し、そこでもファンイベントを行った後、とんぼ返りで東京にやってきたというハードスケジュールだった選手たち。それでも疲れを微塵も感じさせず、終始和やかな雰囲気のままイベントを終えたのは、高いプロ意識がなせることだ。
text&photo:Sotaro.Arakawa
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