2024/08/07(水) - 17:45
2024年ツール・ド・フランスに出場した22チームのバイクを3チームごとに連載形式で紹介していくシリーズ第一弾。アルファベット順に、ニューモデルを投入したアルペシン・ドゥクーニンク、アルケア・B&Bホテルズ、そしてカヴェンディッシュのステージ35勝に沸いたアスタナ・カザクスタンの3チームの使用機材をお届けします。
アルペシン・ドゥクーニンク|キャニオン Aeroad CFR
世界王者マチュー・ファンデルプール(オランダ)と、昨年のマイヨヴェール獲得者ヤスペル・フィリプセン(ベルギー)をエースに据えて戦ったアルペシン・ドゥクーニンク。開幕の時点ではまだ発表されていなかったキャニオンの新型Aeroad CFRで統一し、ファンデルプールはホワイト虹色をあしらったスペシャルカラーを使用した。
タイヤはヴィットリアのCORSA PRO28mmをメインに使用していたが、グラベルステージで耐久性を向上させたCORSA PRO CONTROLの30mmを投入すると、その後もファンデルプールを含めて何名かが30mmを引き続き使用していた。
分割式を継続する専用ハンドルは、上部350mm、フレア18度の「エアロドロップ」を採用することが特徴だが、ルーラーのシルヴァン・ディリエ(スイス)一人だけがこれを使用。他選手はフレア角4度の「クラシック」ハンドルを使い続けていた。
普段はパンク時に選手がホイールを外してメカニックの到着を待つことができるようにスルーアクスルのスキュアーが付けられているが、フィリプセンのスプリント勝利を狙うステージではスキュアーを外していた。エアロ効果を高めるための工夫だろう。フィリプセンやファンデルプールのアウターチェーンリングは選手供給専用品の56Tだった。
アルケア・B&Bホテルズ|ビアンキ SPECIALISSIMA RC、OLTRE RC
アルケア・B&Bホテルズは昨年に引き続きビアンキのバイクを使用。軽量山岳モデルのSPECIALISSIMA RCとエアロオールラウンダーのOLTRE RCの割合ががほぼ半分ずつ。スペアバイクとして旧型のSPECIALISSIMAも用意されていた。
昨年からの変更点は、ホイールがシマノDURA-ACEからヴィジョンのMETRONシリーズへと変更され、タイヤがコンチネンタルからヴィットリアのCORSA PRO(28c)に切り替わったこと。コンポーネントは引き続きシマノ。バーテープはビアンキのコーポレートカラーであるチェレステに色合わせされていた。
アスタナ・カザクスタン|ウィリエール FILANTE SLR、Verticale SLR
マーク・カヴェンディッシュのステージ最多優勝記録更新に沸いたカザフチームは、ウィリエールのFILANTE SLRをメインに使用し、主に山岳ステージで「ハルクグリーン」にペイントされた新型の山岳軽量モデルVerticale SLRを投入。クライマーのアロルド・テハダ(コロンビア)はステージを問わずVerticale SLRに乗り続けた。
カヴェンディッシュはウィリエールが用意したカスタムペイントのFILANTE SLRで35勝の記録を達成。イエローとグリーンは着用したジャージを、ブルーとレッド、ブラックはアルカンシェルと、これまでのカヴェンディッシュの選手キャリアを表現したものだ。記録達成後は記念ペイントのFILANTE SLRにも乗っていた。
コンポーネントはシマノDURA-ACEで組まれているが、カヴェンディッシュは9100系の55Tチェーンリングを使用していたことが興味深い。他のスプリンターたちの多くが56Tを採用する中で、カヴェンディッシュは55Tにこだわっていた。彼のサドルはプロロゴのロゴが貼られたフィジークのアリオネで、+4mmのシムを重ねたDURA-ACEペダルを使用していた。
text:So Isobe, Kei Tsuji
photo:Kei Tsuji
アルペシン・ドゥクーニンク|キャニオン Aeroad CFR
世界王者マチュー・ファンデルプール(オランダ)と、昨年のマイヨヴェール獲得者ヤスペル・フィリプセン(ベルギー)をエースに据えて戦ったアルペシン・ドゥクーニンク。開幕の時点ではまだ発表されていなかったキャニオンの新型Aeroad CFRで統一し、ファンデルプールはホワイト虹色をあしらったスペシャルカラーを使用した。
タイヤはヴィットリアのCORSA PRO28mmをメインに使用していたが、グラベルステージで耐久性を向上させたCORSA PRO CONTROLの30mmを投入すると、その後もファンデルプールを含めて何名かが30mmを引き続き使用していた。
分割式を継続する専用ハンドルは、上部350mm、フレア18度の「エアロドロップ」を採用することが特徴だが、ルーラーのシルヴァン・ディリエ(スイス)一人だけがこれを使用。他選手はフレア角4度の「クラシック」ハンドルを使い続けていた。
普段はパンク時に選手がホイールを外してメカニックの到着を待つことができるようにスルーアクスルのスキュアーが付けられているが、フィリプセンのスプリント勝利を狙うステージではスキュアーを外していた。エアロ効果を高めるための工夫だろう。フィリプセンやファンデルプールのアウターチェーンリングは選手供給専用品の56Tだった。
アルケア・B&Bホテルズ|ビアンキ SPECIALISSIMA RC、OLTRE RC
アルケア・B&Bホテルズは昨年に引き続きビアンキのバイクを使用。軽量山岳モデルのSPECIALISSIMA RCとエアロオールラウンダーのOLTRE RCの割合ががほぼ半分ずつ。スペアバイクとして旧型のSPECIALISSIMAも用意されていた。
昨年からの変更点は、ホイールがシマノDURA-ACEからヴィジョンのMETRONシリーズへと変更され、タイヤがコンチネンタルからヴィットリアのCORSA PRO(28c)に切り替わったこと。コンポーネントは引き続きシマノ。バーテープはビアンキのコーポレートカラーであるチェレステに色合わせされていた。
アスタナ・カザクスタン|ウィリエール FILANTE SLR、Verticale SLR
マーク・カヴェンディッシュのステージ最多優勝記録更新に沸いたカザフチームは、ウィリエールのFILANTE SLRをメインに使用し、主に山岳ステージで「ハルクグリーン」にペイントされた新型の山岳軽量モデルVerticale SLRを投入。クライマーのアロルド・テハダ(コロンビア)はステージを問わずVerticale SLRに乗り続けた。
カヴェンディッシュはウィリエールが用意したカスタムペイントのFILANTE SLRで35勝の記録を達成。イエローとグリーンは着用したジャージを、ブルーとレッド、ブラックはアルカンシェルと、これまでのカヴェンディッシュの選手キャリアを表現したものだ。記録達成後は記念ペイントのFILANTE SLRにも乗っていた。
コンポーネントはシマノDURA-ACEで組まれているが、カヴェンディッシュは9100系の55Tチェーンリングを使用していたことが興味深い。他のスプリンターたちの多くが56Tを採用する中で、カヴェンディッシュは55Tにこだわっていた。彼のサドルはプロロゴのロゴが貼られたフィジークのアリオネで、+4mmのシムを重ねたDURA-ACEペダルを使用していた。
text:So Isobe, Kei Tsuji
photo:Kei Tsuji
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