エヴェネプールが金メダル、ガンナ銀、ファンアールト銅　女子はブラウン圧勝

雨のパリ五輪個人タイムトライアルを制したのはレムコ・エヴェネプール（ベルギー）。TT世界王者がフィリッポ・ガンナ（イタリア）とワウト・ファンアールト（ベルギー）を下して金メダルを獲得した。女子優勝はグレース・ブラウン（オーストラリア）だった。

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パリ中心部を走る32.4kmコースは落車も引き起こす完全ウェットコンディション。実力伯仲の男子レースは次々とトップタイムが更新される展開となり、最終走者レムコ・エヴェネプール（ベルギー）が全ての中間タイムを上塗りする圧巻の走りで優勝した。

アワーレコードホルダーのフィリッポ・ガンナ（イタリア）は、途中あわや落車しかけるシーンもあったものの15秒遅れの銀メダル、前後ディスクホイールで走ったワウト・ファンアールト（ベルギー）は25秒遅れの銅メダル獲得。ジョシュア・ターリング（イギリス）はメダル獲得圏内だったものの、途中のパンクとバイク交換が響きファンアールトに2秒届かず4位に甘んじている。

女子レースを圧倒したのはオーストラリアのグレース・ブラウン。2位アンナ・ヘンダーソン（イギリス）を実に1分半も引き離す圧倒的な走りで金メダル獲得。男子レースに当てはめると27位のヤン・トラトニク（スロベニア）と同タイムという桁外れのスピードを披露した。