2024/06/01(土) - 18:00
5月25~26日に長野県で開催された緑のアルプスあづみのセンチュリーライド。昨年から引き続きCW編集部の高木が緑のAACRを取材し、イベントレポートを前編と後編で紹介。前編はスタートからAACR名物の「ねぎみそおにぎり」がある青木湖までをレポートしていく。(※後編はこちらから)
サイクリングシーズンが始まる春に長野県で開催されているサイクリングイベントとして人気がある「アルプスあづみのセンチュリーライド」。通称"AACR"は桜が咲いている4月に"桜のAACR"と緑豊かな5月に"緑のAACR"の2大会が開催されている。
イベント前日には、前日受付の他、ブランドブースが多く立ち並び、大会の冠スポンサーであるミズタニ自転車が取り扱うリドレーのバイク試乗会が行われた。エアロロード「NOAH FAST DISC」、軽量ロード「HELIUM SLX DISC」、エンデュランスロード「FENIX DISC」などのリドレーの試乗車が用意され、多くの参加者が試乗に訪れていた。
さらに、先日発表されたばかりの12速DI2グラベルコンポーネント「GRX RX825」の試乗バイクが早速用意され、新型グラベルコンポーネントに来場者は興味津々の様子。
また、ジロ・デ・イタリアで総合優勝をしたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が着用しているMETのヘルメットやDMTのシューズが展示され、同時に試着会も実施された。
AACRの公式サイクルジャージを手掛けるウエイブワン、カペルミュールではサイクルウエアやライドアイテムが販売されていた。マヴィックではホイールとシューズを試せる試乗&試着会を実施。ワコーズでは洗車サービスなどが行われ、大会当日に向けて、新しいアイテムを購入する参加者が多かった。
先月開催された桜のAACRのスタート時刻は6時だったが、日の出の時間が早まるため、緑のAACRのスタート時間は5時30分と、30分早くスタートすることになる。
迎えた大会当日になり、4時台に160kmコースのスタートゴール地点である梓水苑の駐車場に到着すると、すでに多くの参加者がスタート時間の5時30分に合わせて、ドリンクを作ったり、空気を入れたり、ライドの準備を進めていた。
最低気温10℃、最高気温24℃と春らしい寒暖差がある天気予報で参加者同士がウェア選びに迷っている様子だった。温度変化に合わせてアームカバーやウインドブレーカーを身に着けるとちょうど良さそうだ。
160kmコースのスタートゴールである長野県松本市の梓川の近くに位置する「梓水苑」の頭上には薄っすらと雲が広がっているが太陽の光が差し込み、所々青空が広がり、絶好のサイクリング日和となった。
今回、緑のAACRを取材するのはCW編集部員の高木。昨年の4月に開催された"桜のAACR"の取材を担当し、今回でAACRに参加するのは3回目になる。
そんな私が取材したのは今回もAACRでは最長カテゴリーとなる160kmのクラス。7つのエイドを巡りながら総距離160kmを走破するコースだ。ただ、今回は初めてサイクルトレインのコースにもお邪魔することとなったため、白馬から帰路の途中までは電車移動。電車好きの私にとってはいつもと違うAACRを楽しめることになった。
スタート地点となる梓水苑前の道路は交通規制がかかり、160kmクラスの1組目の参加者が、4名ずつに並んでいく。参加者のバイクを見ているとロードバイクが多いのはもちろんだが、小径車やE-BIKEの参加者が多い印象だ。スタート前にはイベントをプロデュースしている鈴木雷太さんによる開会のあいさつが行われた。リドレーアンバサダーのYUKARIさんも160kmに参加していく。集合写真を撮影し、スタートを待つ。
そしてスタート時刻の5時30分、"緑のAACR"が開幕した。機材サポートをする黄色いマヴィックカーのレヴォーグを先頭に、4名ずつ間隔を空けて参加者が続々とスタートしていく。スタートゲートをくぐり、北アルプスが向かって駆け出していく。
最初の休憩地点である穂高エイドはスタートから23kmの堀金・穂高地区にあるアルプスあづみの公園を目指す。松本市内の広大で平坦な田んぼ道を参加者が走っていく。
早朝ということもあり、空気はひんやりとしていて、自然豊かな長野の空気は美味しい。安曇野市に入ると小刻みにアップダウンを繰り返していくが、短い坂のため参加者たちも笑顔でクリアしていく。
最初の穂高エイドに到着すると色とりどりな「やさいぱん」と「米粉とポロネギのポタージュスープ」がお出迎え。やさいぱんはにんじん、ホウレンソウ、トマト、カボチャ、むらさき芋と5種類の中から2つ選べるが、どれも美味しそうで参加者の皆さんはどれにするか頭を悩ませていた。むろん私もである(笑)。
悩んだ末に、むらさきいもとカボチャのやさいぱんをチョイス。野菜の風味を感じられ、玄米が使用され、もちもちとした食感でお腹を満たしてくれる。また、米粉とポロネギのポタージュスープはとても温かく、とろっとしたスープで身体を温めてくれる。
次なる目的地の大町エイドは20km先にある大町市にあるアルプスあづみの公園にある。緩やかに長いアップダウンが続く区間であるが、北アルプス山々を横目に走れるので、景色を楽しみながら走れる区間だ。
安曇野アートラインを走っているとレトロな電車が展示されている公園「トットちゃん広場」が見えてくる。「トットちゃん広場」には、長野電鉄ら譲り受けた昭和2年(1927年)に製造されたモハ604と、大正15年(1926年)に製造されたデニハ201の2両が展示されてる。
芸能人の黒柳徹子さんが自身の子ども時代をつづった「窓ぎわのトットちゃん」をアニメーション映画化し、2023年12月に公開されたこともあり、昨年立ち寄った時にはなかったトットちゃんのパネルも車内にディスプレイされていた。コース沿いにあるため、鉄道マニアの参加者は立ち寄ってみては。
大町エイドがあるアルプスあづみの公園の入口に到着。エイドステーションまでは左右に高々と聳え立つ木々、太陽の日が降り注ぐ木漏れ日の自然豊かな中、まさに緑のAACRらしい緑を全身で感じられる。そして、園路を抜けた先に大町エイドが見えてくる。
大町エイドではひやむぎと水ようかんが用意されていた。さらに、大町エイドでは毎回恒例の猫耳を付けた女性スタッフさんやルイージのコスプレをしたスタッフさんが手渡してくれた。
次の目的地はスタートから66km地点の青木湖にある鹿島槍エイドを目指していく。青木湖に向かう道中、右手に見えてくるのが木崎湖だ。信濃大町にある青木湖と中綱湖、木崎湖の3つの湖は仁科三湖と呼ばれる。
因みに、木崎湖は長野県大町市にある、仁科三湖のうち最も南側に位置する湖。キャンプをはじめ、サップやカヌーなどの水上スポーツができるほか、ワカサギ、 コクチバス、 サクラマスなどが釣れるため、多くの釣り人が訪れるアウトドアアクティビティを楽しむことができるスポットだ。
ドラマ「星降る夜に」、映画「男はつらいよ」シリーズやアニメ『おねがい☆ティーチャー』といった様々な作品の舞台になっており、多くの映画・ドラマ・アニメファンが聖地巡礼のため訪れている。桟橋から見える山と湖の景色がおすすめで、愛車と共に記念撮影をしている参加者も多かった。
連続コーナーが続く木崎湖の西岸を進んでいき、長野県松本市の松本駅から新潟県糸魚川市の糸魚川駅までを運航しているJR大糸線の踏切を渡り、残りの仁科三湖である中綱湖と青木湖方面へ国道148号を北上していく。
白馬方面へ向かう国道148号は緩やかな登りが続くが、路面が綺麗なため走りやすい。仁科三湖の中綱湖を横目に上り続けていくと、青木湖の看板が見えてきた。エイドステーションまであと1kmを切ったところで、AACR前半戦の難関である激坂が参加者の前に立ちはだかる。
鹿島槍エイドにたどり着くためにはこの激坂をクリアしなければならない。ダンシングで軽々とクリアする方もいれば、バイクから降りて押しながらクリアする方もいたが、その先にAACR名物の「ネギ味噌おにぎり」が待っていると思えば、不思議とペダリングも軽くなる。エイドステーションの入口には真っ赤なママチャリと三叉槍を持った「悪魔おじさん」が参加者全員にエールを送っていた。
青木湖エイドに無事たどり着き、一年ぶりに”ねぎみそおにぎり”との再会。一粒一粒に艶があるおにぎりに甘辛いねぎ味噌をつけて一口食べると「やっぱり美味い!」。あっさりとしたお漬物も、塩分補給に適している。
緑のAACRのイベントレポート前編はスタートから66km地点の青木湖エイドまでお届けしました!
次回の後編は長野オリンピック会場である白馬に向かい、初めてのサイクルトレインに乗車、ゴールを目指す後編に続きます。乞うご期待!
photo & text : Michinari TAKAGI
サイクリングシーズンが始まる春に長野県で開催されているサイクリングイベントとして人気がある「アルプスあづみのセンチュリーライド」。通称"AACR"は桜が咲いている4月に"桜のAACR"と緑豊かな5月に"緑のAACR"の2大会が開催されている。
イベント前日には、前日受付の他、ブランドブースが多く立ち並び、大会の冠スポンサーであるミズタニ自転車が取り扱うリドレーのバイク試乗会が行われた。エアロロード「NOAH FAST DISC」、軽量ロード「HELIUM SLX DISC」、エンデュランスロード「FENIX DISC」などのリドレーの試乗車が用意され、多くの参加者が試乗に訪れていた。
さらに、先日発表されたばかりの12速DI2グラベルコンポーネント「GRX RX825」の試乗バイクが早速用意され、新型グラベルコンポーネントに来場者は興味津々の様子。
また、ジロ・デ・イタリアで総合優勝をしたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が着用しているMETのヘルメットやDMTのシューズが展示され、同時に試着会も実施された。
AACRの公式サイクルジャージを手掛けるウエイブワン、カペルミュールではサイクルウエアやライドアイテムが販売されていた。マヴィックではホイールとシューズを試せる試乗&試着会を実施。ワコーズでは洗車サービスなどが行われ、大会当日に向けて、新しいアイテムを購入する参加者が多かった。
先月開催された桜のAACRのスタート時刻は6時だったが、日の出の時間が早まるため、緑のAACRのスタート時間は5時30分と、30分早くスタートすることになる。
迎えた大会当日になり、4時台に160kmコースのスタートゴール地点である梓水苑の駐車場に到着すると、すでに多くの参加者がスタート時間の5時30分に合わせて、ドリンクを作ったり、空気を入れたり、ライドの準備を進めていた。
最低気温10℃、最高気温24℃と春らしい寒暖差がある天気予報で参加者同士がウェア選びに迷っている様子だった。温度変化に合わせてアームカバーやウインドブレーカーを身に着けるとちょうど良さそうだ。
160kmコースのスタートゴールである長野県松本市の梓川の近くに位置する「梓水苑」の頭上には薄っすらと雲が広がっているが太陽の光が差し込み、所々青空が広がり、絶好のサイクリング日和となった。
今回、緑のAACRを取材するのはCW編集部員の高木。昨年の4月に開催された"桜のAACR"の取材を担当し、今回でAACRに参加するのは3回目になる。
そんな私が取材したのは今回もAACRでは最長カテゴリーとなる160kmのクラス。7つのエイドを巡りながら総距離160kmを走破するコースだ。ただ、今回は初めてサイクルトレインのコースにもお邪魔することとなったため、白馬から帰路の途中までは電車移動。電車好きの私にとってはいつもと違うAACRを楽しめることになった。
スタート地点となる梓水苑前の道路は交通規制がかかり、160kmクラスの1組目の参加者が、4名ずつに並んでいく。参加者のバイクを見ているとロードバイクが多いのはもちろんだが、小径車やE-BIKEの参加者が多い印象だ。スタート前にはイベントをプロデュースしている鈴木雷太さんによる開会のあいさつが行われた。リドレーアンバサダーのYUKARIさんも160kmに参加していく。集合写真を撮影し、スタートを待つ。
そしてスタート時刻の5時30分、"緑のAACR"が開幕した。機材サポートをする黄色いマヴィックカーのレヴォーグを先頭に、4名ずつ間隔を空けて参加者が続々とスタートしていく。スタートゲートをくぐり、北アルプスが向かって駆け出していく。
最初の休憩地点である穂高エイドはスタートから23kmの堀金・穂高地区にあるアルプスあづみの公園を目指す。松本市内の広大で平坦な田んぼ道を参加者が走っていく。
早朝ということもあり、空気はひんやりとしていて、自然豊かな長野の空気は美味しい。安曇野市に入ると小刻みにアップダウンを繰り返していくが、短い坂のため参加者たちも笑顔でクリアしていく。
最初の穂高エイドに到着すると色とりどりな「やさいぱん」と「米粉とポロネギのポタージュスープ」がお出迎え。やさいぱんはにんじん、ホウレンソウ、トマト、カボチャ、むらさき芋と5種類の中から2つ選べるが、どれも美味しそうで参加者の皆さんはどれにするか頭を悩ませていた。むろん私もである(笑)。
悩んだ末に、むらさきいもとカボチャのやさいぱんをチョイス。野菜の風味を感じられ、玄米が使用され、もちもちとした食感でお腹を満たしてくれる。また、米粉とポロネギのポタージュスープはとても温かく、とろっとしたスープで身体を温めてくれる。
次なる目的地の大町エイドは20km先にある大町市にあるアルプスあづみの公園にある。緩やかに長いアップダウンが続く区間であるが、北アルプス山々を横目に走れるので、景色を楽しみながら走れる区間だ。
安曇野アートラインを走っているとレトロな電車が展示されている公園「トットちゃん広場」が見えてくる。「トットちゃん広場」には、長野電鉄ら譲り受けた昭和2年(1927年)に製造されたモハ604と、大正15年(1926年)に製造されたデニハ201の2両が展示されてる。
芸能人の黒柳徹子さんが自身の子ども時代をつづった「窓ぎわのトットちゃん」をアニメーション映画化し、2023年12月に公開されたこともあり、昨年立ち寄った時にはなかったトットちゃんのパネルも車内にディスプレイされていた。コース沿いにあるため、鉄道マニアの参加者は立ち寄ってみては。
大町エイドがあるアルプスあづみの公園の入口に到着。エイドステーションまでは左右に高々と聳え立つ木々、太陽の日が降り注ぐ木漏れ日の自然豊かな中、まさに緑のAACRらしい緑を全身で感じられる。そして、園路を抜けた先に大町エイドが見えてくる。
大町エイドではひやむぎと水ようかんが用意されていた。さらに、大町エイドでは毎回恒例の猫耳を付けた女性スタッフさんやルイージのコスプレをしたスタッフさんが手渡してくれた。
次の目的地はスタートから66km地点の青木湖にある鹿島槍エイドを目指していく。青木湖に向かう道中、右手に見えてくるのが木崎湖だ。信濃大町にある青木湖と中綱湖、木崎湖の3つの湖は仁科三湖と呼ばれる。
因みに、木崎湖は長野県大町市にある、仁科三湖のうち最も南側に位置する湖。キャンプをはじめ、サップやカヌーなどの水上スポーツができるほか、ワカサギ、 コクチバス、 サクラマスなどが釣れるため、多くの釣り人が訪れるアウトドアアクティビティを楽しむことができるスポットだ。
ドラマ「星降る夜に」、映画「男はつらいよ」シリーズやアニメ『おねがい☆ティーチャー』といった様々な作品の舞台になっており、多くの映画・ドラマ・アニメファンが聖地巡礼のため訪れている。桟橋から見える山と湖の景色がおすすめで、愛車と共に記念撮影をしている参加者も多かった。
連続コーナーが続く木崎湖の西岸を進んでいき、長野県松本市の松本駅から新潟県糸魚川市の糸魚川駅までを運航しているJR大糸線の踏切を渡り、残りの仁科三湖である中綱湖と青木湖方面へ国道148号を北上していく。
白馬方面へ向かう国道148号は緩やかな登りが続くが、路面が綺麗なため走りやすい。仁科三湖の中綱湖を横目に上り続けていくと、青木湖の看板が見えてきた。エイドステーションまであと1kmを切ったところで、AACR前半戦の難関である激坂が参加者の前に立ちはだかる。
鹿島槍エイドにたどり着くためにはこの激坂をクリアしなければならない。ダンシングで軽々とクリアする方もいれば、バイクから降りて押しながらクリアする方もいたが、その先にAACR名物の「ネギ味噌おにぎり」が待っていると思えば、不思議とペダリングも軽くなる。エイドステーションの入口には真っ赤なママチャリと三叉槍を持った「悪魔おじさん」が参加者全員にエールを送っていた。
青木湖エイドに無事たどり着き、一年ぶりに”ねぎみそおにぎり”との再会。一粒一粒に艶があるおにぎりに甘辛いねぎ味噌をつけて一口食べると「やっぱり美味い!」。あっさりとしたお漬物も、塩分補給に適している。
緑のAACRのイベントレポート前編はスタートから66km地点の青木湖エイドまでお届けしました!
次回の後編は長野オリンピック会場である白馬に向かい、初めてのサイクルトレインに乗車、ゴールを目指す後編に続きます。乞うご期待!
photo & text : Michinari TAKAGI
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