ペテル・サガン(スロバキア、ピエール・バゲットサイクリング)は大人気 photo:Tour de Hongrie総合優勝に王手をかけたティボー・ネイス(ベルギー、リドル・トレック) photo:Tour de Hongrie
バラトン湖に沿う美しい街シオーフォクをスタート photo:Tour de Hongrie 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)やマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、アスタナ・カザクスタン)、ペテル・サガン(スロバキア、ピエール・バゲットサイクリング)らが出場したツール・ド・ハンガリー(UCI2.Pro)も最終日。173kmコースの後半は急勾配の2級山岳「ペーチュ」を頂点とする周回コースを3周回し、登坂勝負でフィナーレを迎える。
逃げに乗ったマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、アスタナ・カザクスタン) photo:Tour de Hongrie 3度登る2級山岳「ペーチュ」でUAE勢がペースアップ photo:Tour de Hongrie 何としてもネイスを振るい落としたいUAEが集団を絞り込んだものの、2度目の「ペーチュ」ではアシスト勢が削がれ、肝心のウリッシにも脚がなく勢いがストップ。逆に総合5位ワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス)がアタックを仕掛けたりと状況は混沌としてしまう。平坦区間で遅れていたグループが合流したことで、結局勝負は3度目の「ペーチュ」に持ち越されることとなった。
3度目のペーチェでUAE勢を振り落とすエマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Tour de Hongrie ワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス)がステージ優勝を掴む photo:Tour de Hongrie 「残り150mからの平坦区間で行けると確信したよ。2度目の山でアタックが潰されたので作戦を変えたんだ」と振り返るプールスが、来たるツール・ド・フランスに向けて弾みとなる勝利。その背後では危なげなくステージ4位に入ったネイスが総合優勝を掴み取った。