2024/04/22(月) - 01:10
4月21日(日)Jプロツアー第6戦「東日本ロードクラシックDAY2」が、群馬サイクルスポーツセンターで開催された。60kmの短距離ハイスピードレースは集団でのスプリント勝負に持ち込まれ、橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が2021年以来3年ぶりのJプロツアー勝利を挙げた。
群馬サイクルスポーツセンターを舞台に開催される「東日本ロードクラシック」2日目のDAY2は、6kmサーキット10周=60kmのレース。前日DAY1(150km)のおよそ3分の1の短距離レースとなる。
この日の天気予報では曇りだったが、時折薄日が差して暖かな日。午後には雲が厚くなって雨が落ちてくることもあったが、Jプロツアーのレースが行われた午前中は予想よりも好条件下でのレースとなった。
スタート直後から、リーダージャージの岡本隼(愛三工業レーシングチーム)や、前日優勝の金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)らが動き、ハイペースでレースが展開していく。1周目から8分10秒を切るラップライムをマーク。その後も8分10秒前後のラップを刻みながら周回を重ねていく。
集団の主導権を握ったのはマトリックスパワータグ。他チームが被せようとしても集団先頭を譲らず、小林海を先頭にハイペースを維持していく。
残り2周、登り区間でのペースアップに集団が分裂。マトリックスパワータグの3名を含む小集団が先行するも、シマノレーシングが中心となって追走し、最終周回に入ったところで吸収。その直後、小林海とフランシスコ・マンセボの2名が先行するが、今度はチームブリヂストンサイクリングが中心となって吸収する。集団はひとつのまま最後の登りをクリアし、スプリント勝負へ。
今村駿介のアシストを受けて橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)のスプリントが伸びてくる。他の選手がまだモガいてる中、橋本はフィニッシュラインを前に余裕のガッツポーズを見せて先着。2021年の播磨中央公園でのレース以来3年ぶりとなるJプロツアー優勝を決めた。今村が3位に入り、チームブリヂストンサイクリングの1-3フィニッシュとなった。
橋本英也 コメント
「ネイションズカップから帰ってきて時差ボケも残っていて、昨夜も2時間に1回くらい起きてしまうほどだった。直前まで調子も良くなくて、レースに出るこを迷っていたけれど、昨日走ったことが良い刺激になり、距離が短くペースが速い中でもチームメイトが素晴らしいアシストをしてくれたおかげで、「これ最終周回だよな?」と思うくらい余裕のあるスプリントが出来た。
今日は平坦ではないので僕らがガンガン引いていけるようなコースではなかったから、僕らが主導権を握っていくことはしない作戦だった。マトリックス(パワータグ)さんがコントロールしてくれたおかげでもあり、ありがたかった。
今回のようにコンディションが良くない中でも勝てたことは、パリ五輪に向けたトレーニングで強くなったことの証明でもあると思う。あと100日を切っているので、引き続きメダル獲得に向けて頑張っていきたい」
群馬サイクルスポーツセンターを舞台に開催される「東日本ロードクラシック」2日目のDAY2は、6kmサーキット10周=60kmのレース。前日DAY1(150km)のおよそ3分の1の短距離レースとなる。
この日の天気予報では曇りだったが、時折薄日が差して暖かな日。午後には雲が厚くなって雨が落ちてくることもあったが、Jプロツアーのレースが行われた午前中は予想よりも好条件下でのレースとなった。
スタート直後から、リーダージャージの岡本隼(愛三工業レーシングチーム)や、前日優勝の金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)らが動き、ハイペースでレースが展開していく。1周目から8分10秒を切るラップライムをマーク。その後も8分10秒前後のラップを刻みながら周回を重ねていく。
集団の主導権を握ったのはマトリックスパワータグ。他チームが被せようとしても集団先頭を譲らず、小林海を先頭にハイペースを維持していく。
残り2周、登り区間でのペースアップに集団が分裂。マトリックスパワータグの3名を含む小集団が先行するも、シマノレーシングが中心となって追走し、最終周回に入ったところで吸収。その直後、小林海とフランシスコ・マンセボの2名が先行するが、今度はチームブリヂストンサイクリングが中心となって吸収する。集団はひとつのまま最後の登りをクリアし、スプリント勝負へ。
今村駿介のアシストを受けて橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)のスプリントが伸びてくる。他の選手がまだモガいてる中、橋本はフィニッシュラインを前に余裕のガッツポーズを見せて先着。2021年の播磨中央公園でのレース以来3年ぶりとなるJプロツアー優勝を決めた。今村が3位に入り、チームブリヂストンサイクリングの1-3フィニッシュとなった。
橋本英也 コメント
「ネイションズカップから帰ってきて時差ボケも残っていて、昨夜も2時間に1回くらい起きてしまうほどだった。直前まで調子も良くなくて、レースに出るこを迷っていたけれど、昨日走ったことが良い刺激になり、距離が短くペースが速い中でもチームメイトが素晴らしいアシストをしてくれたおかげで、「これ最終周回だよな?」と思うくらい余裕のあるスプリントが出来た。
今日は平坦ではないので僕らがガンガン引いていけるようなコースではなかったから、僕らが主導権を握っていくことはしない作戦だった。マトリックス(パワータグ)さんがコントロールしてくれたおかげでもあり、ありがたかった。
今回のようにコンディションが良くない中でも勝てたことは、パリ五輪に向けたトレーニングで強くなったことの証明でもあると思う。あと100日を切っているので、引き続きメダル獲得に向けて頑張っていきたい」
Jプロツアー第6戦 東日本ロードクラシックDAY2 結果(60km)
1位 | 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) | 1時間22分15秒 |
2位 | 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) | +0秒 |
3位 | 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) | |
4位 | 大仲凛功(シマノレーシングチーム) | |
5位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) | |
6位 | レオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島) |
text&photo:Satoru Kato
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