2024/04/22(月) - 00:07
4月20日(土)、Jプロツアー第5戦「東日本ロードクラシックDAY1」が、群馬サイクルスポーツセンターで開催された。150kmのレースは金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が終盤に抜け出し、最終周回を独走に持ち込んで優勝した。

東日本ロードクラシック 150kmレースのスタート photo:Satoru Kato
Jプロツアー第5戦は、「東日本ロードクラシックDAY1」。群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットを25周する150kmで行われるレースは、今シーズン初の長距離レースだ。あわせて、今シーズン最初のレースレイティング「ゴールド」に指定されるレースでもあり、順位に応じて獲得できるポイントはおよそ1.5倍の高配点。年間ランキング争いをする上で重要なレースとなる。

山桜も散り際の群馬サイクルスポーツセンター photo:Satoru Kato

コースの一部は木が伐採されて違う風景に photo:Satoru Kato
4月後半の群馬サイクルスポーツセンターはまだ春の始まりのような気候になることが多いが、今年は山桜も散り際。前日は暴風に見舞われたようだが、この日は朝から晴れて風は弱まり、暑さを感じるほどの陽気になった。

序盤に形成された8名の先頭集団 photo:Satoru Kato
トルコ遠征中のキナンレーシングチームを除く21チーム133名(オープン参加含む)でスタートしたレースは、6周目までに8名の先頭集団が形成される。メンバーは、冨尾大地(シマノレーシング)、今村駿介、山本哲央(以上、チームブリヂストンサイクリング)、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、岡本隼、草場啓吾(以上、愛三工業レーシングチーム)、阿見寺俊哉(弱虫ペダルサイクリングチーム)、山口瑛志(レバンテフジ静岡)。

前半のメイン集団あは宇都宮ブリッツェンがコントロール photo:Satoru Kato

後半に入るとヴィクトワール広島が集団コントロールに加勢する photo:Satoru Kato
メイン集団は宇都宮ブリッツェンがコントロール。後半に入るとヴィクトワール広島も加勢するが、先頭集団との差は徐々に開いて1分以上になる。先頭集団では16周目までに阿見寺、冨尾、山本が遅れて5名となるも、メイン集団との差は1分前後を維持していく。

21周目 先頭集団の直後にメイン集団が迫る photo:Satoru Kato

吸収のカウンターで飛び出した金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)と渡辺一気(京都産業大学) photo:Satoru Kato
18周目、先頭集団との差が1分16秒まで開くと、シマノレーシングがメイン集団を牽引してペースアップ。19周目にはチームブリヂストンサイクリングも加わって先頭集団との差を一気に縮め、残り5周となる21周目に吸収する。
その直後、當原隼人(愛三工業レーシングチーム)の飛び出しをきっかけに数名が先行。その中から、金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)と渡辺一気(京都産業大学)の2名がメイン集団との差を広げていく。

残り2周 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が渡辺一気(京都産業大学)を切り離すアタック photo:Satoru Kato

最終周回 独走する金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) photo:Satoru Kato
残り2周、登り区間で金子がペースアップすると渡辺はついて行けず、金子は独走で最終周回へ。そのままフィニッシュまで逃げ切り、Jプロツアー通算4勝目を挙げた。

金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝 photo:Satoru Kato

表彰式 photo:Satoru Kato

ロリーダージャージの岡本隼(愛三工業レーシングチーム、左)と、ネクストリーダージャージの寺田吉騎(シマノレーシング) photo:Satoru Kato 金子宗平 コメント
「本当は最初の逃げに乗りたくてアタックもしたけれど、それで脚を使ってしまって次の動きについて行けなかった。それで集団で待機することにして次のチャンスを待っていたらそれが巡ってきて、逃げ吸収のタイミングで飛び出すことが出来た。一緒に逃げた渡辺君は引いてくれたし強かったので最後まで一緒に行こうかと考えたけれど、スプリントにはしたくなかったので心を鬼にして行った。最終周回の登りでも良かったのだけれど、切り離しきれないかもと思い、念のため残り2周でアタックした。
群馬CSCで2勝目になったが、実は苦手なコース。でも逃げが決まると行ってしまえるコースでもあるので、独走で勝つなら自分に向いてるのかなと最近思えるようになった。6月の全日本選手権では、昨年逃してしまったタイムトライアルの優勝を目指したい」

Jプロツアー第5戦は、「東日本ロードクラシックDAY1」。群馬サイクルスポーツセンターの6kmサーキットを25周する150kmで行われるレースは、今シーズン初の長距離レースだ。あわせて、今シーズン最初のレースレイティング「ゴールド」に指定されるレースでもあり、順位に応じて獲得できるポイントはおよそ1.5倍の高配点。年間ランキング争いをする上で重要なレースとなる。


4月後半の群馬サイクルスポーツセンターはまだ春の始まりのような気候になることが多いが、今年は山桜も散り際。前日は暴風に見舞われたようだが、この日は朝から晴れて風は弱まり、暑さを感じるほどの陽気になった。

トルコ遠征中のキナンレーシングチームを除く21チーム133名(オープン参加含む)でスタートしたレースは、6周目までに8名の先頭集団が形成される。メンバーは、冨尾大地(シマノレーシング)、今村駿介、山本哲央(以上、チームブリヂストンサイクリング)、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、岡本隼、草場啓吾(以上、愛三工業レーシングチーム)、阿見寺俊哉(弱虫ペダルサイクリングチーム)、山口瑛志(レバンテフジ静岡)。


メイン集団は宇都宮ブリッツェンがコントロール。後半に入るとヴィクトワール広島も加勢するが、先頭集団との差は徐々に開いて1分以上になる。先頭集団では16周目までに阿見寺、冨尾、山本が遅れて5名となるも、メイン集団との差は1分前後を維持していく。


18周目、先頭集団との差が1分16秒まで開くと、シマノレーシングがメイン集団を牽引してペースアップ。19周目にはチームブリヂストンサイクリングも加わって先頭集団との差を一気に縮め、残り5周となる21周目に吸収する。
その直後、當原隼人(愛三工業レーシングチーム)の飛び出しをきっかけに数名が先行。その中から、金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)と渡辺一気(京都産業大学)の2名がメイン集団との差を広げていく。


残り2周、登り区間で金子がペースアップすると渡辺はついて行けず、金子は独走で最終周回へ。そのままフィニッシュまで逃げ切り、Jプロツアー通算4勝目を挙げた。



「本当は最初の逃げに乗りたくてアタックもしたけれど、それで脚を使ってしまって次の動きについて行けなかった。それで集団で待機することにして次のチャンスを待っていたらそれが巡ってきて、逃げ吸収のタイミングで飛び出すことが出来た。一緒に逃げた渡辺君は引いてくれたし強かったので最後まで一緒に行こうかと考えたけれど、スプリントにはしたくなかったので心を鬼にして行った。最終周回の登りでも良かったのだけれど、切り離しきれないかもと思い、念のため残り2周でアタックした。
群馬CSCで2勝目になったが、実は苦手なコース。でも逃げが決まると行ってしまえるコースでもあるので、独走で勝つなら自分に向いてるのかなと最近思えるようになった。6月の全日本選手権では、昨年逃してしまったタイムトライアルの優勝を目指したい」
Jプロツアー第5戦 東日本ロードクラシックDAY1 結果(150km)
1位 | 金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) | 3時間37分54秒 |
2位 | アレクサンドロス・アグロティス(マトリックスパワータグ) | +33秒 |
3位 | フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) | |
4位 | レオネル・キンテロ(VICTOIRE 広島) | |
5位 | 谷 順成(宇都宮ブリッツェン) | +34秒 |
6位 | 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) | +35秒 |
Amazon.co.jp