2024/03/26(火) - 08:30
今年で11回目を迎えたヘント〜ウェヴェルヘム女子は集団スプリントで決着。写真判定に持ち込まれた僅差の争いでロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)がバルサモを下し、自身初となる優勝に輝いた。
マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)がチーム一丸となり勝利をもぎ取った男子レースの同日(3月24日)、今年で11回目を迎えたヘント〜ウェヴェルヘム女子レースが行われた。UCIワールドツアー第9戦でもある本大会は、その名の通りヘントからウェヴェルヘムを結ぶ171.2km。女子では比較的長いコースの後半には、2度のケンメルベルグ(最大勾配20%)を含む急坂が7箇所登場する。
集団が一つのまま進むことも多い女子レースだが、この日は序盤から6名の逃げグループが形成される。一方のメイン集団は途中、エシュロン(横風分断)などもありながら逃げに対し最大5分のリードを許す。しかし横風も逃げもプロトンに対して大きな影響を及ぼすことなく、SDワークス・プロタイムの先導によって逃げは捉えられ、レースは残り78km地点で振り出しに戻った。
この日2つ目の急坂「バネベルグ」に入ると、世界王者のロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)がライバルたちの様子を窺うように加速する。この攻撃は決め手に欠いたものの集団は約35名に絞られる。そしてコペッキーは1度目の「ケンメルベルグ」でも加速し、それにチームメイトであるロレーナ・ウィーベス(オランダ)やシルヴィア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ)ら数名が追従。リドル・トレックのエリーザ・バルサモとエリーザ・ロンゴボルギーニ(共にイタリア)は遅れたものの、下りで合流した。
そして2度目かつ最後の急坂「ケンメルベルグ」でもコペッキーは加速し、これによりウィーベスとファイファー・ジョルジ(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)以外を振り落とすことに成功。それをロンゴボルギーニを中心とする5名が追いかけ、捉えたと同時にカーリーン・スウィンケルス(オランダ、UAEチームADQ)が仕掛ける。
しかし追走集団で脚を溜めていた昨年の優勝者マーレン・ロイサー(スイス、SDワークス・プロタイム)がこれを潰す。ウィーベスのスプリントに切り替えたSDワークスが積極的な牽引を見せなかったため、後方集団も合流。そしてグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJスエズ)による残り2.5kmからの仕掛けも決まらず、勝負は集団スプリントに持ち込まれた。
ファイファー・ジョルジ(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)からコペッキーに集団先頭は移り、ウィーベスが先んじてスプリントを開始。シャーロッテ・コール(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)の反応が遅れるなか、ウィーベスの背後につけていたバルサモが横に並ぶ。そしてバルサモと同じタイミングでハンドルを投げたウィーベスが、写真判定の僅差で勝利を掴んだ。
「少しスプリント開始が早すぎたものの、勝利できて嬉しい。ここ数年ヘント〜ウェヴェルヘムでの優勝を願い、やっと叶えることができた」と、ウィーベスは喜んだ。
3位にはキアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ)が入って表彰台に上がり、ウィーベスのライバルであるコールは4位だった。
マッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)がチーム一丸となり勝利をもぎ取った男子レースの同日(3月24日)、今年で11回目を迎えたヘント〜ウェヴェルヘム女子レースが行われた。UCIワールドツアー第9戦でもある本大会は、その名の通りヘントからウェヴェルヘムを結ぶ171.2km。女子では比較的長いコースの後半には、2度のケンメルベルグ(最大勾配20%)を含む急坂が7箇所登場する。
集団が一つのまま進むことも多い女子レースだが、この日は序盤から6名の逃げグループが形成される。一方のメイン集団は途中、エシュロン(横風分断)などもありながら逃げに対し最大5分のリードを許す。しかし横風も逃げもプロトンに対して大きな影響を及ぼすことなく、SDワークス・プロタイムの先導によって逃げは捉えられ、レースは残り78km地点で振り出しに戻った。
この日2つ目の急坂「バネベルグ」に入ると、世界王者のロッテ・コペッキー(ベルギー、SDワークス・プロタイム)がライバルたちの様子を窺うように加速する。この攻撃は決め手に欠いたものの集団は約35名に絞られる。そしてコペッキーは1度目の「ケンメルベルグ」でも加速し、それにチームメイトであるロレーナ・ウィーベス(オランダ)やシルヴィア・ペルシコ(イタリア、UAEチームADQ)ら数名が追従。リドル・トレックのエリーザ・バルサモとエリーザ・ロンゴボルギーニ(共にイタリア)は遅れたものの、下りで合流した。
そして2度目かつ最後の急坂「ケンメルベルグ」でもコペッキーは加速し、これによりウィーベスとファイファー・ジョルジ(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)以外を振り落とすことに成功。それをロンゴボルギーニを中心とする5名が追いかけ、捉えたと同時にカーリーン・スウィンケルス(オランダ、UAEチームADQ)が仕掛ける。
しかし追走集団で脚を溜めていた昨年の優勝者マーレン・ロイサー(スイス、SDワークス・プロタイム)がこれを潰す。ウィーベスのスプリントに切り替えたSDワークスが積極的な牽引を見せなかったため、後方集団も合流。そしてグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJスエズ)による残り2.5kmからの仕掛けも決まらず、勝負は集団スプリントに持ち込まれた。
ファイファー・ジョルジ(イギリス、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)からコペッキーに集団先頭は移り、ウィーベスが先んじてスプリントを開始。シャーロッテ・コール(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL)の反応が遅れるなか、ウィーベスの背後につけていたバルサモが横に並ぶ。そしてバルサモと同じタイミングでハンドルを投げたウィーベスが、写真判定の僅差で勝利を掴んだ。
「少しスプリント開始が早すぎたものの、勝利できて嬉しい。ここ数年ヘント〜ウェヴェルヘムでの優勝を願い、やっと叶えることができた」と、ウィーベスは喜んだ。
3位にはキアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ)が入って表彰台に上がり、ウィーベスのライバルであるコールは4位だった。
ヘント〜ウェヴェルヘム女子2024結果
1位 | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) | 4:16:19 |
2位 | エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) | |
3位 | キアラ・コンソンニ(イタリア、UAEチームADQ) | |
4位 | シャーロッテ・コール(オランダ、DSMフィルメニッヒ・ポストNL) | |
5位 | マリア・コンファロニエーリ(イタリア、ウノエックス・モビリティ) | |
6位 | アルレニス・シエラ(キューバ、モビスター) | |
7位 | プック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・ドゥクーニンク) | |
8位 | タリタ・デヨンフ(オランダ、ロット・デスティニー) | |
9位 | クリスティーナ・シュヴァインバーガー(オーストリア、フェニックス・ドゥクーニンク) | |
10位 | マギー・コールズリスター(カナダ、ローランド) |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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