2024/02/25(日) - 01:11
2024年のJプロツアーが鹿児島県で開幕。第1戦の「鹿屋・肝付ロードレース」は、終盤に全ての逃げが吸収されてのスプリント勝負となり、岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が優勝。昨年に続き開幕戦での勝利を挙げた。
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桜並木の前を行くメイン集団 つぼみはまだ小さい photo:Satoru Kato
2024年Jプロツアーの開幕戦は、昨年に続き鹿児島県での開催となった。第1戦「鹿屋・肝付ロードレース」は、大隅広域公園をスタート・フィニッシュとし、鹿屋市と肝付町にまたがる公園周辺の公道に設定された1周6.5kmのコースで行われる。昨年とは逆方向の周回となり、登りが短くなって斜度がきつくなったとは言え、下りのスピードを活かして走れば消耗が少なく、集団がバラけにくいコースの性格はそのままだ。
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コースサイドから小さな応援(写真のレースはE1) photo:Satoru Kato
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Jプロツアー開幕戦は17チームがスタート photo:Satoru Kato
開幕戦のスタートラインに揃ったのは、今年Jプロツアーに登録する22チームのうち17チーム(宇都宮ブリッツェン、さいたま那須サンブレイブ、レバンテフジ静岡、弱虫ペダルサイクリングチーム、京都産業大学ら5チームはエントリーせず)。冬に戻ったかのような寒さの中、105名がスタートした。
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序盤からアタック合戦が続く photo:Satoru Kato
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前半は10名ほどの集団が先行するもすぐに吸収される展開 photo:Satoru Kato
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レース序盤に飛び出した島野翔太(イナーメ信濃山形)と阿部嵩之(ヴェロリアン松山) photo:Satoru Kato
序盤からアタックが繰り返され、集団が割れるような場面もあったものの、その都度後続が追いついて逃げが容認されない展開が続く。5周目には島野翔太(イナーメ信濃山形)と阿部嵩之(ヴェロリアン松山)の2名が飛び出して30秒ほど差をつけるものの長続きしない。
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レース中盤に先行した10名の集団 photo:Satoru Kato
レース後半を前に10名の集団が先行すると、差は一気に1分以上まで開く。メンバーは以下の通り。
中井唯晶(シマノレーシング)、畑中勇介(キナンレーシングチーム)、河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)、小林海、織田聖、アグロティス・アレクサンドロス(以上マトリックスパワータグ)、石上優大(愛三工業レーシングチーム)、渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨)、新開隆人(ヴェロリアン松山)、柴田雅之(ヴィクトワール広島)。
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中盤以降チームサイクラーズスネルが中心となってメイン集団をコントロール photo:Satoru Kato
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終盤、8名になった先頭集団 photo:Satoru Kato
メイン集団は、チームサイクラーズスネルが中心となってコントロール。1分〜1分30秒未満の差を維持して周回が進んでいく。
終盤に差し掛かると、先頭集団から柴田、新開が遅れて8名になる。残り5周を切るとメイン集団のコントロールはキナンレーシングチームに代わり、先頭集団との差を一気に30秒差まで縮める。
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小林海(マトリックスパワータグ)の先行で先頭集団は崩壊 photo:Satoru Kato
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逃げる小林海(マトリックスパワータグ)と草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)に集団が迫る photo:Satoru Kato
この動きを嫌ってか、先頭集団から小林海(マトリックスパワータグ)が先行。この動きをきっかけに先頭集団は崩壊。単独先行する小林にメイン集団から草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)が追いつき、ふたりで18周目に入っていく。しかし追うメイン集団との差はみるみる縮まり、最終周回を前に吸収。集団はひとつとなってフィニッシュへ向かう。
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残り100m、フィニッシュへの登りスプリントで前に出てくる岡本隼(愛三工業レーシングチーム) photo:Satoru Kato
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大会2連覇をアピールしてフィニッシュする岡本隼(愛三工業レーシングチーム) photo:Satoru Kato
残り100m、フィニッシュへの登りに先頭で現れたのは岡本隼(愛三工業レーシングチーム)。「直前まで草場(啓吾)がアシストしてくれたので、踏み切るつもりで行った」と言う通り、2位以下との差を広げてフィニッシュ。昨年に続く大会2連覇を示すVサインを左手で高々と掲げ、優勝を決めた。
2位争いは小野寺玲(ヴィクトワール広島)、3位は宇田川塁(群馬グリフィンレーシングチーム)となった。
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2024年Jプロツアーの開幕戦は、昨年に続き鹿児島県での開催となった。第1戦「鹿屋・肝付ロードレース」は、大隅広域公園をスタート・フィニッシュとし、鹿屋市と肝付町にまたがる公園周辺の公道に設定された1周6.5kmのコースで行われる。昨年とは逆方向の周回となり、登りが短くなって斜度がきつくなったとは言え、下りのスピードを活かして走れば消耗が少なく、集団がバラけにくいコースの性格はそのままだ。
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開幕戦のスタートラインに揃ったのは、今年Jプロツアーに登録する22チームのうち17チーム(宇都宮ブリッツェン、さいたま那須サンブレイブ、レバンテフジ静岡、弱虫ペダルサイクリングチーム、京都産業大学ら5チームはエントリーせず)。冬に戻ったかのような寒さの中、105名がスタートした。
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序盤からアタックが繰り返され、集団が割れるような場面もあったものの、その都度後続が追いついて逃げが容認されない展開が続く。5周目には島野翔太(イナーメ信濃山形)と阿部嵩之(ヴェロリアン松山)の2名が飛び出して30秒ほど差をつけるものの長続きしない。
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レース後半を前に10名の集団が先行すると、差は一気に1分以上まで開く。メンバーは以下の通り。
中井唯晶(シマノレーシング)、畑中勇介(キナンレーシングチーム)、河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)、小林海、織田聖、アグロティス・アレクサンドロス(以上マトリックスパワータグ)、石上優大(愛三工業レーシングチーム)、渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨)、新開隆人(ヴェロリアン松山)、柴田雅之(ヴィクトワール広島)。
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メイン集団は、チームサイクラーズスネルが中心となってコントロール。1分〜1分30秒未満の差を維持して周回が進んでいく。
終盤に差し掛かると、先頭集団から柴田、新開が遅れて8名になる。残り5周を切るとメイン集団のコントロールはキナンレーシングチームに代わり、先頭集団との差を一気に30秒差まで縮める。
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この動きを嫌ってか、先頭集団から小林海(マトリックスパワータグ)が先行。この動きをきっかけに先頭集団は崩壊。単独先行する小林にメイン集団から草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)が追いつき、ふたりで18周目に入っていく。しかし追うメイン集団との差はみるみる縮まり、最終周回を前に吸収。集団はひとつとなってフィニッシュへ向かう。
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残り100m、フィニッシュへの登りに先頭で現れたのは岡本隼(愛三工業レーシングチーム)。「直前まで草場(啓吾)がアシストしてくれたので、踏み切るつもりで行った」と言う通り、2位以下との差を広げてフィニッシュ。昨年に続く大会2連覇を示すVサインを左手で高々と掲げ、優勝を決めた。
2位争いは小野寺玲(ヴィクトワール広島)、3位は宇田川塁(群馬グリフィンレーシングチーム)となった。
Jプロツアー2024 第1戦 鹿屋・肝付ロードレース 結果(130km)
1位 | 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) | 2時間59分30秒 |
2位 | 小野寺玲(ヴィクトワール広島) | +1秒 |
3位 | 宇田川塁(群馬グリフィンレーシングチーム) | +1秒 |
4位 | 石原悠希(シマノレーシング) | +1秒 |
5位 | フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) | +2秒 |
6位 | 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling) | +2秒 |
Jプロツアーリーダー 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)
U23リーダー 宇田川塁(群馬グリフィンレーシングチーム)
中間スプリント賞
4周回完了時 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
14周回完了時 畑中勇介(KINAN Racing Team)
敢闘賞 小林 海(マトリックスパワータグ)
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F(女子)優勝 木下友梨菜(Bellmare Racing Team) photo:Satoru Kato
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E1優勝 photo:Satoru Kato ![](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2024/02/25/skato_jpt24_1_7.jpg)
E2/E3優勝 中尾 涼介(松山学院高校) photo:Satoru Kato
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Y1優勝 大谷正太(OUTDOORLIFE Racing) photo:Satoru Kato ![](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2024/02/25/skato_jpt24_1_19.jpg)
マスターズ優勝 井上健志(チームGINRIN熊本) photo:Satoru Kato
text&photo:Satoru Kato
U23リーダー 宇田川塁(群馬グリフィンレーシングチーム)
中間スプリント賞
4周回完了時 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
14周回完了時 畑中勇介(KINAN Racing Team)
敢闘賞 小林 海(マトリックスパワータグ)
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text&photo:Satoru Kato
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