iRCがモーターサイクルのエンデューロ競技用に開発した低反発コンパウンドを活用したMTBタイヤ"TANKEN GEKKOTA"を数量限定でリリース。国内トップライダーのテストを経て、日本のゲレンデMTBコースにフィットしたタイヤを実現している。



iRC TANKEN GEKKOTA (c)iRC

2022年のサイクルモードで参考出品されて以来、開発が進められたMTBエンデューロ向けタイヤ"TANKEN GEKKOTA"がついに販売開始となる。非常に過酷な地形を走るモーターサイクルのエンデューロ競技に用いられ、そのカテゴリーでは圧倒的なシェアを誇るという超ソフトタイヤ「GEKKOTA」のコンパウンドを活用した特別な1本だ。

英語でヤモリという意味を持つGEKKOTAという名前が示す通り、GEKKOTAのコンパウンドは木の根や濡れた岩肌でもグリップ力を発揮。また滑りにくいというだけではなく衝撃を受けた際に弾かれにくく、木の根が連続するようなセクションでもコントロールを失いにくい魅力がMTBタイヤにもたらされた。

日本の土質に適したハイグリップタイヤを実現している (c)iRC

TANKEN GEKKOTAではコンパウンドが置き換えられただけではなく、サイド部分や上部のフィラー補強によってサイドカットやリム打ちパンクに対しての耐久性を獲得。この補強によって剛性も向上しており、ソフトコンパウンドとのバランスが整えられているという。ハイグリップによってコーナリングスピードが上がっても、高い剛性によってタイヤが負けにくいはずだ。

またテストも国内トップライダーによって行われており、自転車とモトどちらでも活躍する内嶋亮さんも参加。TANKEN GEKKOTAについては「日本の土質は、世界の中でも非常に滑りやすく硬いと言われます。その難しい路面に合わせコンパウンド、タイヤ剛性を整えたのがTANKEN GEKKOTA。特に富士見パノラマや白馬岩岳でゲレンデダウンヒルを楽しむ方にはおすすめです」とiRCのリリースにてコメントする。

サイズラインアップはホイール27.5インチ用が2.6インチ幅(1185g)と2.8インチ幅(1295g)の2種類、ホイール29インチ用が2.3インチ幅(1200g)、2.6インチ幅(1245g)の2種類で計4種類が揃う。価格はいずれも9,350円(税込)。

内嶋亮さんもテストを行い、タイヤの性能を煮詰めた (c)iRC



iRC TIRE TANKEN GEKKOTA TLR(タンケン ゲコタ チューブレスレディ)
ビード:アラミド
サイズ(重量):27.5x2.6(1,185g)、27.5x2.8(1,295g)、29x2.3(1,200g)、29x2.6(1,245g)
価格:9,350円(税込)



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