今年10月のジャパンカップクリテリウムで他選手の頭を叩いたマキシム・ファンヒルス(ベルギー、ロット・デスティニー)に対し、UCI(国際自転車競技連合)が2024年1月20日から25日間の出場停止処分を下した。



出場停止処分が下ったマキシム・ファンヒルス(ベルギー、ロット・ディステニー) photo:Kei Tsuji

今年10月14日のジャパンカップクリテリウムのフィニッシュ時にマキシム・ファンヒルス(ベルギー、ロット・デスティニー)がゲオルギオス・バグラス(ギリシャ、マトリックスパワータグ)の頭を叩いた問題。その際に審判団はファンヒルスに対し「不当な行為」として50スイスフランの罰金とUCIポイント10点の剥奪を言い渡していた。

さらにこの度、UCI(国際自転車競技連合)は本件がUCI規則12.4.009の「いかなる者(組織等)による、人の身体的高潔性を傷つける行為は、懲戒処分を科される 」に該当するとして、ファンヒルスに2024年1月20日から25日間(2月13日まで)までの出場停止処分を言い渡した。またUCIはこの処分をファンヒルスが受諾したことによって本件の手続きが終了したと伝えている。

これによってファンヒルスは、ワールドツアーではサントス・ツアー・ダウンアンダー(1月16-21日)やカデルエヴァンス・グレートオーシャン・ロードレース(1月28日)は出場不可能に。また同時期開催のヨーロッパレースで見るとボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ(1月31日-2月4日)やツアー・オブ・オマーン(2月10-14日)なども出場停止の対象となる。

text:Sotaro.Arakawa

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