イネイブ　高い機能性とルックスを追求したブランド初の秋冬コレクションが登場

ウエイブワンが今年よりはじめた新しいブランドのイネイブ（INEIVE）が、秋冬コレクションのファーストプロダクトをローンチした。高い機能性と同時に日常のライドに馴染むようなルックスを追求したロングスリーブ、タイツ、ジャケット、ベスト、アームカバーが登場している。

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スポーツライドを生活の一部として楽しむ方に向けた日本発のウェアブランドとしてスタートしたイネイブ。オーダーウェアブランドのウエイブワンが手がけるブランドであり、チームブリヂストンサイクリングらとプロスペックウェアの開発を国内で行うことで得られた知見と素材へのノウハウが投入されている高機能性と、普段のライドで使いやすいルックスを追求する気鋭の存在だ。

ウェアコーディネートを気にするホビーサイクリストにもハイスペックウェアを提供することで、その機能を必要とするプロ選手の存在を身近に感じてもらいたいという想いのイネイブが初めての秋冬モデルをローンチした。ブランドのファーストプロダクトとなった春夏モデルと同じようにどれも素材の選定からこだわった1着に仕上がっている。

Tempo LS Jersey

冬用ロングスリーブジャージ"Tempo LS Jersey"の開発は、ウェアに必要な保温性と通気性のバランスを見極めるために、冬でもハイテンポのライドやヒルクライムを楽しむサイクリストをターゲットとして想定することから始まった。ある程度運動強度を高めることで体は自然に発熱するため、そのようなライドの場合は過度な保温性は必要なく、通気性とダンシングなどで動きやすさも兼ね備えたウェアが求められる。

イネイブでは裏地のドット状によって熱が蓄えられる機能も備えた防風素材を胸と鳩尾あたり、肩に配置。この防風素材はリサイクル原料を使ったエコフレンドリーという特徴の他にも、防風系素材の中でも薄くストレッチ性も備えているため、タイトフィットのTempo LS Jerseyにふさわしいとして採用されているという。

対して非防風性の裏起毛生地は腹部から背面にかけて採用することで、熱が発生しやすい背面での通気性を確保した。この非防風性生地は伸縮性にも優れているため、あえて腹部に使用しフィット性を高め、肩周りの運動性を備えたという。どちらの生地もストレッチ性があるため、インナー次第で様々なコンディションに合わせやすい1着にも仕上げられた。

加えて細かい部分まで配慮が行き届いており、袖口は伸縮性素材のカットオフ仕様とすることでグローブのカフ内側に滑り込ませやすくなっている。さらに背面のジッパーポケットは開閉がスムーズなYKKビスロンがファスナーとして採用され、かつプラーが備えられているためグローブを着用したままでも扱いやすい。

カラーは定番のネイビーとカーキグリーンの2種類。生地の切り返しで色を変更しないワントーンの仕立てとされているため、手持ちのアイテムとのコーディネートも行いやすい。価格は27,500円（税込）。

Tempo Bib Tights

Tempo LS Jerseyと同様のコンセプトで作られたボトムスがTempo Bib Tightsだ。冬場もハイテンポで走る方が快適さを感じられるような保温性と通気性のバランスを調整しながら、どのようなポジションでもペダリング動作を妨げない設計が行われた。

動きやすさを追求するためあえて防風素材を採用せず、裏起毛生地をメイン素材として選択。シルキーで柔らかな肌触りの生地が脚を優しく包み込み、脚の動きに追従してくれるためペダリングに集中できるはずだ。縫製位置も関節が動く部分に位置しないようなパネリングなども快適性を高めてくれる。

またビブタイツはパッドがライド中にずれないことも大事なポイントだ。イネイブでは腰部分だけ生地を変更して縦伸びを抑えることで、パッドが体にフィットし続けるように作られている。加えてパッドも最厚手部分が14mmのハイパフォーマンスモデルが採用された。カラーはネイビーとグレーの2種類。価格は29,700円（税込）。

North Gale Jacket

北風という意味を持つNorth Galeという言葉を名前に冠したジャケットは、防風性はもちろんストレッチ性を備えた素材を採用することで体にぴたりとしたフィット感を実現。生地が風でバタつかないため走行風による抵抗を感じにくく、ハイスピードで走行する方向けというブランドコンセプトにマッチする1着だ。

North Gale Jacketが防風性とストレッチ性の両立できたのは、東レ製Primeflexという高性能生地が選ばれているから。杯コンポーネント糸という特殊構造の繊維が高いストレッチ性を生み出しており、それを超高密度で織ることで高い防風性を実現している。メンブレンを使用していないため完全防風ではないものの、ジャケットとしての機能を満たせるだけの性能を満たしているという。

また生地自体から熱や湿気が逃げていくことに加えて後ろ身頃と脇の下にはレーザーパンチング加工による通気口が設けられ、かつ操作しやすいファスナーを搭載したダブルジッパー仕様でウェア内側の熱管理も行いやすい。

ジャケット自体がタイトに作られているものの、Tempo LS Jerseyのようなタイトフィット冬用ジャージや夏用ジャージの上から着用しても快適性が損なわれないように寸法が設計されている。加えて、乗車ポジションでもファスナー部分の生地が余らないように短めの着丈が採用された。

Primeflexは従来のウィンドブレーカー素材とは異なりソフトな風合いで、衣擦れ音が気になりにくくなっているという。耐久撥水加工も行われているため急な天候変化で雨に濡れてもウェア内側に染み込みにくい。折り畳んだ状態でバックポケットに収納できるほど薄手なことも魅力。

カラーはネイビーとベージュという定番カラーで揃えることで、春夏アイテムと秋冬アイテムどちらとも組み合わせやすく、年間通して着用しやすいジャケットに仕上げられている。価格は24,200円（税込）。

Fog Vest

秋や春といった気温差が朝と昼、昼と夜で大きく変わりやすいミッドシーズンも走り込む人にぴったりなのがFog Vestだ。半袖ジャージの上から着用することに最適化する開発方針のもと、体幹部分を冷やさない性能と動きやすさ、そして携行性が重視されて設計が行われている。

冬場に着用しないことが想定されているため完全防風素材ではなく、軽量薄手という項目を最重要視しコーデュラ製の15Dリップストップ生地を採用。耐摩耗性や耐切り裂き性にも優れている生地のため、脱ぎ着が多い状況でハードに使い込むこともできるのは嬉しい仕様だ。またサラサラと質感とストレッチ性を備えており、体にフィットするタイトな作りを実現していることもポイント。

完全防風生地ではないという特徴を生かし、全面をコーデュラ生地とすることで保温性と軽量性の両立も果たしている。両開きのファスナーも採用されているため、ウェアの内側に熱がこもってきたら下側だけを開けるなど対処が行える。

カラーは定番ネイビーとフォググレーの2種類。フォググレーは程よい透け感があり、内側に来ているウェアの色味が透けて見えて、軽やかなスタイリングとなることが特徴だ。価格は18,700円（税込）。

Root Arm Covers

春夏モデルのRoot Bib Shortsで使用した高機能生地と滑り止め加工を生かして開発されたのがRoot Arm Coversだ。ビブショーツの生産で余った生地から試作品が作られたこのアームカバーは、生地が備えているコンプレッション性によってフィット感を確保。滑り止め部分はあえて外側に配置し、半袖ジャージの袖とグリップさせることでズリ下がりを防ぐ設計が行われている。滑り止めが肌に触れないことによる快適性も魅力だ。

他のウェア同様にタイトな着用感に作られているが、上腕側はカットオフ仕様として、ジャージと重なる部分が縫製でゴワついたり、圧迫感となることを防いでいる。袖口は熱圧着で仕上げられているため、着用時に縫製部分が伸縮しないことによるストレスも抱えにくく、グローブの下に滑り込ませても快適だ。カラーはネイビーとグリーン。価格は6,050円（税込）。

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イネイブ Tempo LS Jersey
カラー：カーキグリーン、ネイビー
価格：27,500円（税込）
製品情報：https://ineive.jp/products/tempo-ls-jersey

イネイブ Tempo Bib Tights
カラー：グレー、ネイビー
価格：29,700円（税込）
製品情報：https://ineive.jp/products/tempo-bib-tights

イネイブ North Gale Jacket
カラー：ベージュ、ネイビー
価格：24,200円（税込）
製品情報：https://ineive.jp/products/north-gale-jacket

イネイブ Fog Vest
カラー：フォググレー、ネイビー
価格：18,700円（税込）
製品情報：https://ineive.jp/products/fog-vest

イネイブ Root Arm Covers
カラー：グレー、ネイビー
価格：6,050円（税込）
製品情報：https://ineive.jp/products/root-arm-covers