2023/11/17(金) - 22:09
伊豆ベロドロームで開催中のジャパントラックカップ2日目は、男女スプリントと女子オムニアム、男子マディソンが行われた。女子スプリント予選では佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が日本記録を更新。各種目で前日の勝者がそれぞれ連勝を決めた。
ジャパントラックカップ2日目からは、前日とは別大会の扱いとなる「ジャパントラックカップⅡ」として行われる。この日は朝から大雨の修善寺周辺だったが、屋内競技場の伊豆ベロドロームは天候に関係なく競技が行われた。
女子オムニアム
12名が出走した女子オムニアムは、前日優勝の梶原悠未(Team Yumi)が連勝。スクラッチこそ落としたものの、その後のテンポレース、エリミネイションと1位を取り、2位の内野艶和(チーム楽天Kドリームス)に10ポイント差をつけてポイントレースへ。レース中盤には垣田真穂と池田瑞紀(共にチーム楽天Kドリームス)の2名が先行。集団に対して一時半周以上のリードを築いたものの、ラップポイント獲得までは出来ず終盤に集団が吸収。その後は梶原が再びポイントを積み重ね、総合首位を守って優勝した。
梶原悠未コメント
「2日目も積極的な走りでしっかり自分を追い込むことが出来て、自分の強みであるスピードを生かして勝ち切れた。来年のパリ五輪に向けて順調にトレーニングを積んでいるので、金メダルを獲得出来るようにこの調子で行きたい」
男女スプリント
女子スプリント予選では、佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が10秒563の日本新記録をマーク。その勢いのまま決勝まで勝ち進み、前日同様に太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング)と対戦。2本連取で太田を下して2連勝した。
佐藤水菜コメント
「予選のハロン(200mTT)は昨日の感覚で行けると思えていたので、結果として自己ベストを更新出来てすごく嬉しい。世界との差はまだ感じているが、この調子でタイムを縮めて行くことが出来ればパリ五輪に間に合うのかなと、少し希望が見えてきたと思う。スプリントのやり方が少しずつわかってきて、ひとつひとつしっかりと勉強していきたい。テクニックがまだ足りないのと、強い選手は10秒2を出せているので、少しでもそこに近づけるようにしたい」
男子スプリント決勝も前日同様に太田海也(チーム楽天Kドリームス)と中野慎詞(日本ナショナルチーム)の対戦となり、太田が2本連取で勝負を決めた。
太田海也コメント
「連勝出来て嬉しい。予選のハロン(200mTT)はもう少し改善の余地がある気がするが、対戦は出来ることをやって満足できるレースも出来たと思う。決勝の中野選手との対戦はお互いスキのない勝負で最後は脚力勝負になったが、お互い高め合うレースが出来たと思う。今年はネイションズカップに始まり色々と経験を積むことが出来たので、これを元に来年はもっと強くなった自分を見せられると思う」
男子マディソン
男子マディソンは前日優勝したチームブリヂストンサイクリングの窪木一茂・兒島直樹の組がさらに他を圧倒した。フィニッシュを含む全12回のポイント周回のうち11回を1位通過。ラップポイントも獲得して計83ポイントで優勝。レース中盤には2位の今村駿介・岡本勝哉の組と競り合う場面も見られたが終盤に引き離し、51ポイントもの大差をつけて優勝した。
兒島直樹 コメント
「昨日は交代場所が良くなかったので、その他改善点を意識しつつ走った。ポイントを獲ってラップも決めることが出来たので、反省点を活かせたと思う。来年初めにネイションズカップがあり、そこで窪木さんと組むのかはまだ分からないが、マディソンで良い結果を出せるようにしたい」
窪木一茂 コメント
「昨日よりアグレッシブな走りが出来たと思う。ネイションズカップではまた兒島選手と組みたいと思うが、まだどうなるかは分からない。でももう一度組めた時には足を引っ張らないように頑張りたい」
ジャパントラックカップ2日目からは、前日とは別大会の扱いとなる「ジャパントラックカップⅡ」として行われる。この日は朝から大雨の修善寺周辺だったが、屋内競技場の伊豆ベロドロームは天候に関係なく競技が行われた。
女子オムニアム
12名が出走した女子オムニアムは、前日優勝の梶原悠未(Team Yumi)が連勝。スクラッチこそ落としたものの、その後のテンポレース、エリミネイションと1位を取り、2位の内野艶和(チーム楽天Kドリームス)に10ポイント差をつけてポイントレースへ。レース中盤には垣田真穂と池田瑞紀(共にチーム楽天Kドリームス)の2名が先行。集団に対して一時半周以上のリードを築いたものの、ラップポイント獲得までは出来ず終盤に集団が吸収。その後は梶原が再びポイントを積み重ね、総合首位を守って優勝した。
梶原悠未コメント
「2日目も積極的な走りでしっかり自分を追い込むことが出来て、自分の強みであるスピードを生かして勝ち切れた。来年のパリ五輪に向けて順調にトレーニングを積んでいるので、金メダルを獲得出来るようにこの調子で行きたい」
男女スプリント
女子スプリント予選では、佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が10秒563の日本新記録をマーク。その勢いのまま決勝まで勝ち進み、前日同様に太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング)と対戦。2本連取で太田を下して2連勝した。
佐藤水菜コメント
「予選のハロン(200mTT)は昨日の感覚で行けると思えていたので、結果として自己ベストを更新出来てすごく嬉しい。世界との差はまだ感じているが、この調子でタイムを縮めて行くことが出来ればパリ五輪に間に合うのかなと、少し希望が見えてきたと思う。スプリントのやり方が少しずつわかってきて、ひとつひとつしっかりと勉強していきたい。テクニックがまだ足りないのと、強い選手は10秒2を出せているので、少しでもそこに近づけるようにしたい」
男子スプリント決勝も前日同様に太田海也(チーム楽天Kドリームス)と中野慎詞(日本ナショナルチーム)の対戦となり、太田が2本連取で勝負を決めた。
太田海也コメント
「連勝出来て嬉しい。予選のハロン(200mTT)はもう少し改善の余地がある気がするが、対戦は出来ることをやって満足できるレースも出来たと思う。決勝の中野選手との対戦はお互いスキのない勝負で最後は脚力勝負になったが、お互い高め合うレースが出来たと思う。今年はネイションズカップに始まり色々と経験を積むことが出来たので、これを元に来年はもっと強くなった自分を見せられると思う」
男子マディソン
男子マディソンは前日優勝したチームブリヂストンサイクリングの窪木一茂・兒島直樹の組がさらに他を圧倒した。フィニッシュを含む全12回のポイント周回のうち11回を1位通過。ラップポイントも獲得して計83ポイントで優勝。レース中盤には2位の今村駿介・岡本勝哉の組と競り合う場面も見られたが終盤に引き離し、51ポイントもの大差をつけて優勝した。
兒島直樹 コメント
「昨日は交代場所が良くなかったので、その他改善点を意識しつつ走った。ポイントを獲ってラップも決めることが出来たので、反省点を活かせたと思う。来年初めにネイションズカップがあり、そこで窪木さんと組むのかはまだ分からないが、マディソンで良い結果を出せるようにしたい」
窪木一茂 コメント
「昨日よりアグレッシブな走りが出来たと思う。ネイションズカップではまた兒島選手と組みたいと思うが、まだどうなるかは分からない。でももう一度組めた時には足を引っ張らないように頑張りたい」
ジャパントラックカップⅡ 女子オムニアム 結果
Sc | Te | El | Po | 計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 梶原悠未(Team Yumi) | 34 | 40 | 40 | 31 | 145p |
2位 | 内野艶和(チーム楽天Kドリームス) | 32 | 36 | 36 | 18 | 122p |
3位 | 垣田真穂(チーム楽天Kドリームス) | 28 | 38 | 38 | 17 | 121p |
4位 | リー・ジーウィン(香港) | 30 | 32 | 34 | 6 | 102p |
5位 | 水谷彩奈(日本ナショナルチーム) | 40 | 28 | 28 | 4 | 100p |
6位 | 池田瑞紀(日本ナショナルチーム) | 26 | 34 | 32 | 7 | 99p |
ジャパントラックカップⅡ 男女スプリント結果
男子 | 女子 | |
---|---|---|
1位 | 太田海也(チーム楽天Kドリームス) | 佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス) |
2位 | 中野慎詞(日本ナショナルチーム) | 太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング) |
3位 | 山﨑賢人(日本ナショナルチーム) | 梅川風子(チーム楽天Kドリームス) |
4位 | 小原佑太(チーム楽天Kドリームス) | 小原乃亜(八戸学院大学) |
5位 | 三神遼矢(日本大学) | 酒井亜樹(日本ナショナルチーム) |
6位 | 中石 湊(JIK) | 久米 詩(KPCA) |
7位 | トゥ・チャクハイ(香港) | ヨン・チョーユー(香港) |
8位 | ディラン・デイ(Grassroots Performance Hub、ニュージーランド) | イン・ジーウィン(香港) |
ジャパントラックカップⅡ 男子マディソン 結果(30km)
1位 | チームブリヂストンサイクリング1(窪木、兒島) | 83p |
2位 | チームブリヂストンサイクリング4(今村、岡本) | 32p |
3位 | チームブリヂストンサイクリング2(松田、河野) | 20p |
text&photo:Satoru Kato
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