2023/11/18(土) - 12:00
若い才能を育て、世界へと導く次世代プロロードプロジェクト『ロード・トゥ・ラヴニール(RTA)』が2024年度のスポンサーを探している。U23版ツール・ド・フランスである「ツール・ド・ラヴニール」への出場を主導したり、国内各UCIチームとの提携により若手選手を積極的に集め、話題になる事が多々あった1年目のRTAだが、翌年の活動へ向け、資金繰りに苦心しているようだ。
骨太な活動も、初期段階と云う事もあり資金不足
チーム「エキップアサダ」監督として新城幸也を始めとする多くの日本を代表する選手を率い、五輪ロードレースチームの監督も務めた浅田顕氏が2023年度に開始したプロジェクト『ロード・トゥ・ラヴニール』。
国内のUCIチーム「宇都宮ブリッツェン」、「スパークルおおいた」を始め、U23版ツール・ド・フランス「ツール・ド・ラヴニール」や「ツアー・オブ・ジャパン」等のレースとも提携し、業界内での立場やチームの垣根を超えた若手育成・海外遠征を促す、自転車競技界関係者やファンからの期待を背負うプロジェクトだ。
しかし、活動1年目は知名度と実績を積み上げる初期段階でもあるためか、2年目に向けた資金繰りに困難が立ちはだかっている模様だ。お金と言うと世知辛く感じる方もいると思われるが、この規模の活動が少ない資金で行えるはずもなく、人と物を動かすためにまとまった活動資金はどうしても必要なもの。ロードレースチーム1つとってもスポンサーなくして成立しないのが現実だ。
ここではRTAが掲げる目的・目標とともに、個人支援も可能なブロンズから任意金額での支援となるゴールドまでが用意されたスポンサー募集の概要を、受け取ったリリースをアレンジする形で紹介する。
U23ツール・ド・フランス「ツール・ド・ラヴニール」にU23日本代表を率いて出場:留目が総合24位
日本は、自転車競技連盟などによる海外遠征活動が活発でない関係でUCIポイント等が不足しており、結果としてU23版ツール・ド・フランス「ツール・ド・ラヴニール」への出場が通常は叶わない。
しかし『ロード・トゥ・ラヴニール(RTA)』は、ツール・ド・ラヴニール主催者との提携をきっかけに特別出場権(招待)を獲得。更にクラウドファンディングにて遠征資金を確保。この企画は、564人の支援者による800万円超の資金を調達した事でも話題を集めた。
結果でも男子U23チームに加えて女子U23チームの海外遠征も実現し、男子は留目夕陽が山岳個人TTにて13位、総合でも24位と世界への履歴書となる成績を残し、日本ロードレース界の秘めた可能性を感じさせた。
今後も多くのプロジェクトを推進するRTA
RTAの目下の最大目標は世界プロロードレース界への登竜門であるU23版ツール・ド・フランス「ツール・ド・ラヴニール」への定期的出場と、そこでの好成績を収める事だが、それに向けて下記の様な具体的な活動も行っている。
・小中学生アスリートに自転車競技の魅力を伝え、全国各地のタレント発掘活動をサポート。
・自転車選手の基礎とも云える「自走力」を促進するため日本各地のローカルレース(「AACAカップ」等)と提携して、個人タイムトライアルを定期的に実施し成長推移を評価する。
・「RTAスタジエール(研修生)」を募集し、その中の優秀な選手達を選抜し、国内UCIレース&欧州トップアマレースに出場する。
なお、RTAが現世代自転車選手に即したパスウェイを策定するにあたっては、日本スポーツ振興センター(Japan Sport Council)が推奨するFTEMの考え方を参考にしたそうだ。
→日本スポーツ振興センター:日本版FTEMとは?
上記の通り、未来のスターを支え、ロードサイクリング界を新たな高みへと導く活動を行うプロジェクト、RTA。まだまだ初期段階ではあるが、今後10年の日本ロード界の未来を左右する可能性がある。
2024年度RTAスポンサー募集詳細
表題の通り、RTAでは2024年度からの活動を支える新たなスポンサーを募集中だ。「ブロンズ」から「ゴールド」まで様々なグレードがあり、スポンサーには様々な特典や協力の機会が用意されている。ブロンズは30万円、シルバーは60万円の定額、ゴールドはそれ以上となり、スポンサーとRTA双方の調整により金額が決まる形となっている。シルバーとブロンズは月払いも可能なため、継続的な支援も行いやすい。
各プランに付随する権利・特典等については、下表を参照してほしい。同時にリンク先の「スポンサーシップ資料」にも目を通すと、より詳しい内容を知ることが出来る。
→スポンサーシップ資料(Googleスライド)
RTA代表、浅田顕氏によるコメント
日本から才能を発掘し、世界で活躍できるプロロードレーサーを送り出す事は本当に夢のある活動です。現状を見直し、改めてロードレーサーのアスリートパスウェイとして熟考されたRTAプロジェクトを体現するために、初年度の今年は、絵に描いたものをとにかく実行に移すことだけを考え行動しました。多くの方々からご注目、そしてご支援を頂き、初年度としては良い実績が残せたと思います。
しかし、一方のスポンサー獲得については、新規契約が思うように実現できず、来年のスタートに向けて大変苦戦しています。そこで協賛プランも大幅に組み直し、年額30万円から、より多数の皆様にご参加いただけるようにいたしました。このプロジェクトを必ず成功させます。「若き才能が目指せる未来」を創るRTAプロジェクトにご協賛いただきます様お願い申し上げます。
<問い合わせ先>
株式会社シクリズムジャポン(RTA主宰)
E-メール: office@cyclisme-japon.net
電話: 0493-88-8435
スタート間もない状況で、知名度の広がりとそれに応じた資金面での課題を残すRTAだが、全国的に展開されるプロジェクトであるため、継続することで今後次第にその影響は大きくなっていくことだろう。
資金的なバックアップは、プロジェクトに直接的かつ大きな推進力を与える。未来のスターを支え、ロードサイクリング界に新たな風を吹き込むこのプロジェクトに、スポンサーとして参加してみてはいかがだろうか。
text: Yuichiro Hosoda
協力: Road to l'Avenir / Cyclisme Japon
骨太な活動も、初期段階と云う事もあり資金不足
チーム「エキップアサダ」監督として新城幸也を始めとする多くの日本を代表する選手を率い、五輪ロードレースチームの監督も務めた浅田顕氏が2023年度に開始したプロジェクト『ロード・トゥ・ラヴニール』。
国内のUCIチーム「宇都宮ブリッツェン」、「スパークルおおいた」を始め、U23版ツール・ド・フランス「ツール・ド・ラヴニール」や「ツアー・オブ・ジャパン」等のレースとも提携し、業界内での立場やチームの垣根を超えた若手育成・海外遠征を促す、自転車競技界関係者やファンからの期待を背負うプロジェクトだ。
しかし、活動1年目は知名度と実績を積み上げる初期段階でもあるためか、2年目に向けた資金繰りに困難が立ちはだかっている模様だ。お金と言うと世知辛く感じる方もいると思われるが、この規模の活動が少ない資金で行えるはずもなく、人と物を動かすためにまとまった活動資金はどうしても必要なもの。ロードレースチーム1つとってもスポンサーなくして成立しないのが現実だ。
ここではRTAが掲げる目的・目標とともに、個人支援も可能なブロンズから任意金額での支援となるゴールドまでが用意されたスポンサー募集の概要を、受け取ったリリースをアレンジする形で紹介する。
U23ツール・ド・フランス「ツール・ド・ラヴニール」にU23日本代表を率いて出場:留目が総合24位
日本は、自転車競技連盟などによる海外遠征活動が活発でない関係でUCIポイント等が不足しており、結果としてU23版ツール・ド・フランス「ツール・ド・ラヴニール」への出場が通常は叶わない。
しかし『ロード・トゥ・ラヴニール(RTA)』は、ツール・ド・ラヴニール主催者との提携をきっかけに特別出場権(招待)を獲得。更にクラウドファンディングにて遠征資金を確保。この企画は、564人の支援者による800万円超の資金を調達した事でも話題を集めた。
結果でも男子U23チームに加えて女子U23チームの海外遠征も実現し、男子は留目夕陽が山岳個人TTにて13位、総合でも24位と世界への履歴書となる成績を残し、日本ロードレース界の秘めた可能性を感じさせた。
今後も多くのプロジェクトを推進するRTA
RTAの目下の最大目標は世界プロロードレース界への登竜門であるU23版ツール・ド・フランス「ツール・ド・ラヴニール」への定期的出場と、そこでの好成績を収める事だが、それに向けて下記の様な具体的な活動も行っている。
・小中学生アスリートに自転車競技の魅力を伝え、全国各地のタレント発掘活動をサポート。
・自転車選手の基礎とも云える「自走力」を促進するため日本各地のローカルレース(「AACAカップ」等)と提携して、個人タイムトライアルを定期的に実施し成長推移を評価する。
・「RTAスタジエール(研修生)」を募集し、その中の優秀な選手達を選抜し、国内UCIレース&欧州トップアマレースに出場する。
なお、RTAが現世代自転車選手に即したパスウェイを策定するにあたっては、日本スポーツ振興センター(Japan Sport Council)が推奨するFTEMの考え方を参考にしたそうだ。
→日本スポーツ振興センター:日本版FTEMとは?
上記の通り、未来のスターを支え、ロードサイクリング界を新たな高みへと導く活動を行うプロジェクト、RTA。まだまだ初期段階ではあるが、今後10年の日本ロード界の未来を左右する可能性がある。
2024年度RTAスポンサー募集詳細
表題の通り、RTAでは2024年度からの活動を支える新たなスポンサーを募集中だ。「ブロンズ」から「ゴールド」まで様々なグレードがあり、スポンサーには様々な特典や協力の機会が用意されている。ブロンズは30万円、シルバーは60万円の定額、ゴールドはそれ以上となり、スポンサーとRTA双方の調整により金額が決まる形となっている。シルバーとブロンズは月払いも可能なため、継続的な支援も行いやすい。
各プランに付随する権利・特典等については、下表を参照してほしい。同時にリンク先の「スポンサーシップ資料」にも目を通すと、より詳しい内容を知ることが出来る。
→スポンサーシップ資料(Googleスライド)
RTA代表、浅田顕氏によるコメント
日本から才能を発掘し、世界で活躍できるプロロードレーサーを送り出す事は本当に夢のある活動です。現状を見直し、改めてロードレーサーのアスリートパスウェイとして熟考されたRTAプロジェクトを体現するために、初年度の今年は、絵に描いたものをとにかく実行に移すことだけを考え行動しました。多くの方々からご注目、そしてご支援を頂き、初年度としては良い実績が残せたと思います。
しかし、一方のスポンサー獲得については、新規契約が思うように実現できず、来年のスタートに向けて大変苦戦しています。そこで協賛プランも大幅に組み直し、年額30万円から、より多数の皆様にご参加いただけるようにいたしました。このプロジェクトを必ず成功させます。「若き才能が目指せる未来」を創るRTAプロジェクトにご協賛いただきます様お願い申し上げます。
<問い合わせ先>
株式会社シクリズムジャポン(RTA主宰)
E-メール: office@cyclisme-japon.net
電話: 0493-88-8435
スタート間もない状況で、知名度の広がりとそれに応じた資金面での課題を残すRTAだが、全国的に展開されるプロジェクトであるため、継続することで今後次第にその影響は大きくなっていくことだろう。
資金的なバックアップは、プロジェクトに直接的かつ大きな推進力を与える。未来のスターを支え、ロードサイクリング界に新たな風を吹き込むこのプロジェクトに、スポンサーとして参加してみてはいかがだろうか。
text: Yuichiro Hosoda
協力: Road to l'Avenir / Cyclisme Japon
Amazon.co.jp