2023/11/14(火) - 17:20
ブランドロゴとカラーを一新したシュワルベの新製品PRO ONE AERO、TACKY CHANが、輸入代理店ピーアールインターナショナルの展示会でお披露目された。他にもオルトリーブやリクセンカウルの新製品が一堂に会した展示会をレポート。
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シュワルベはロゴの変更とともに、新型ロードタイヤのPRO ONE AEROをリリースした
シュワルベがユーロバイクで新ロゴを発表。ベースカラーは濃い青から水色に変化し、ロゴの文字を覆うナイキのスウィッシュのようなグラフィックから、星のようなワンポイントに置き換えられた。実はこの2つのグラフィックに共通するのは燕を示すアイコンであり、ドイツ語で燕を意味するシュワルベという単語を表現している。ブランド全体を表現するロゴチェンジ後初めてとなる輸入代理店ピーアールインターナショナルの展示会でお披露目された。
例年、ピーアールインターナショナルの展示会ではシュワルベの大きなバナーを掲げるため、ブランドの存在感は随一。今回も例に漏れずシュワルベのバナーが提げられていたが、一新されたロゴは大きな違和感もなくスッと馴染んでいる。スタッフの方が着用していたブランドグッズも水色で彩られているため、全体的に雰囲気は明るい。
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ブランドのロゴを一新したシュワルベ
ブランド誕生から50年、ルーツとなる会社が生まれてから100年という節目を迎えたタイミングでのロゴ刷新は、「Get there」というスローガンと共にシュワルベが次世代に向かって進んでいくことの表明でもある。目的にたどり着くという意味のスローガンは自由や自信を手にすることや、楽天的なフィーリングを得ることなどを示しており、明るい水色に変化したブランドカラーや、ツバメが飛び立つアイコンもそれらの感情を表している。
シュワルベのタイヤはサイクリストが自信や自由を手にする助けとなると、胸を張る。その自信は50年という歴史、今もシュワルベラボで日々研究開発を推進していること、PRO ONEのようなハイエンドタイヤやMARATHONといったベストセラーを生み出したことから培われたといっても過言ではないだろう。実際に今回の展示会でも新たな製品がお披露目されており、シュワルベの研究開発の成果を垣間見た。
特に気になったのはロードタイヤの新作PRO ONE AERO。昨今のトレンドであるエアロはタイヤまで波及しており、ホイール装着時にリムとタイヤサイド部の段差を減らすことで空気を綺麗に流すモデルまで登場している。その流れにシュワルベも乗り、エアロ系タイヤのリリースに至った。
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エアロダイナミクス向上と転がり抵抗低減を追求したPRO ONE AEROが登場
エアロダイナミクス開発のためにシュワルベは、スコットとその傘下パーツブランドのシンクロスとタッグを組み、PRO ONE AEROを完成させた。この新型タイヤは前後で専用設計が行われており、前側はエアロ性能と軽さ、後ろ側は低転がり抵抗と高いパンク性能を追求している。具体的に異なるのは断面形状とトレッドの厚さで、前は0.8mm、後ろは1.2mm。重量は前235g、後ろ270g。
PRO ONE AEROは時速45km、28mm幅の条件下でPRO ONE TTと比較して、22%も空気抵抗が低減しており、新たなタイムトライアル用タイヤとして活躍してくれそうだ。同時に耐パンク層も備えられているため、TT決戦だけではなくロードレースや普段使いでも性能を発揮してくれるだろう。
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厚さ5mmの耐パンク層を備えたONE PLUS
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低温でもタイヤの性能が発揮されるPRO ONE 365
またONEシリーズには"ONE PLUS”、"ONE 365”という新モデルも追加されている。ONE PLUSはDURANO PLUSの後継モデルに当たるタイヤで、厚さ5mmにも及ぶスマートガードがパンクリスクを低減してくれる。ロードバイクで通勤する方やトレーニングで走行距離を重ねるアスリートにおすすめだ。
ONE 365もDURANO DDの後継モデルで、新たに開発されたADDIX 4シーズンというコンパウンドを採用した。新コンパウンドは気温が低い状態でもグリップ力を維持しつつ、優れた転がり抵抗も発揮される。黒色のリフレクターも備えられており、気温が低くなりがちな朝夕でも存在を周囲にアピールできるタイヤに仕上げられている。
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TACKY CHAN(左)とMAGIC MARY(右) ![](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2023/11/06/pr_inter_show-19.jpg)
ダウンヒル用の新型TACKY CHANがリリースされた
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シュワルベが誇るマラソンは用途に合わせて多彩なラインアップが揃う ![](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2023/11/06/pr_inter_show-16.jpg)
MARATHON EFFICIENCYも登場
またシュワルベはマウンテンバイク・ダウンヒル向けのレースタイヤの新型"TACKY CHAN(タッキー・チェン)”をリリースした。2022年のダウンヒルW杯で総合優勝したアモリー・ピエロンらが所属するコメンサル・マックオフとともに共同開発し、さらなる速さとコントロール性を実現した。
具体的にはセンターノブの間隔を広げることで、ロードインフォメーションがダイレクトに伝わりやすく、軽量に仕上がっているとシュワルベは説明する。さらにセンターノブは台形状とすることで転がり抵抗を低減。サイドノブはL字型とされており、マジックマリーよりも10%安定性が増し、アグレッシブなコーナリングやブレーキングを可能とする。
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オルトリーブの定番パニアBACK-ROLLERもバージョンアップしている
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オルトリーブのダッフルRC ![](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2023/11/06/pr_inter_show-12.jpg)
オルトリーブのSouloはおしゃれな防水バッグ
ピーアールインターナショナルはオルトリーブやリクセンカウル、アトランヴェロなどバッグ・ラゲッジ系ブランドの取り扱いが充実している。特にオルトリーブは防水バッグのパイオニアとして広く知られている存在であり、注目している方も多いはずだ。
そのオルトリーブから定番パニアバッグSPORT-ROLLERやBACK-ROLLERが進化した。具体的にはショルダーストラップの固定パーツが改められたことでさらに扱いやすくなっている。加えてBACK-ROLLER PLUSにロールトップ式のポケットが新設されており、この点においても使い勝手が増している。また左右のセット販売から単品での販売へと変更されており、今まで以上に手に取りやすくなっている。
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オルトリーブがバイクパッキングシリーズの新色ダークサンドをリリースした
近年オルトリーブが力を入れているバイクバッグシリーズの各モデルにダークサンドが登場。トレンドのアースカラー系のみならずビビッドなバイクフレームとも馴染みやすい色味で、これまで以上に選びやすいコレクションとなっている。
トップチューブバッグの新作もラインアップに加えられた。大きな開口部を持つメイン荷室に加えて、バッグの上部にスマートフォン固定用のバンドが備え付けられていることが特徴。さらにトップチューブのアイレットに固定できるクイックリリース式マウントも採用されているため、ライド中にバッグがずれてしまう心配も少ない。
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スマホをチェックできるトップチューブバッグも登場している
リクセンカウルもトップチューブバッグの"フレームバッグ フォン ウォータープルーフ”をリリースする。こちらもリクセンカウルのクイックリリース式マウント「デュオアダプター」に固定するため、オルトリーブ同様にライド中にブレにくくなっている。このモデルはロールトップ式の開口部と広い荷室、そしてスマートフォン用のクリア窓付きポケットが備えられていることが特徴だ。
同じデュオアダプターを活用したフォークバッグ「バイクパック フォーク ウォータープルーフ」も登場。ロールトップ式のスタッフバッグにアダプターを装着したバッグがこのモデルであり、多岐に渡る使い方ができることが魅力。
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バイクパック フォーク ウォータープルーフは使い勝手に富むバイクバッグだ
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新型のデュオアダプターが登場した ![](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2023/11/06/pr_inter_show-7.jpg)
ベルトを引っ張ることでバッグをリリースできる
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リクセンカウルのハンドルバーバッグ
リクセンカウルは他にもハンドルバーバッグの”バギー"シリーズや、クリックフィックス(マウント)に装着できるラゲッジラックのヴァリオラック スポーツなど新製品を用意。
他にもSKSのラック「インフィニティ ユニバーサル」やヘルマンスの新作グリップ、バイクリボンのバーテープ「グラベルプラス」、クロップスの折りたたみできるU字ロック、一新されたライトシリーズにも注目だ。
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ヘルマンスからコルク素材を使用したグリップが登場 ![](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2023/11/06/pr_inter_show-31.jpg)
バイクリボンのグラベルプラスは4mm厚という絶妙な設定
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クロップスのrev1200はデイライトモード時に周囲の明るさに応じてモードを自動的に変化させる ![](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2023/11/06/pr_inter_show-33.jpg)
キネティックスの冬用グローブはこれからの季節にピッタリ
Report:Gakuto Fujiwara
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シュワルベがユーロバイクで新ロゴを発表。ベースカラーは濃い青から水色に変化し、ロゴの文字を覆うナイキのスウィッシュのようなグラフィックから、星のようなワンポイントに置き換えられた。実はこの2つのグラフィックに共通するのは燕を示すアイコンであり、ドイツ語で燕を意味するシュワルベという単語を表現している。ブランド全体を表現するロゴチェンジ後初めてとなる輸入代理店ピーアールインターナショナルの展示会でお披露目された。
例年、ピーアールインターナショナルの展示会ではシュワルベの大きなバナーを掲げるため、ブランドの存在感は随一。今回も例に漏れずシュワルベのバナーが提げられていたが、一新されたロゴは大きな違和感もなくスッと馴染んでいる。スタッフの方が着用していたブランドグッズも水色で彩られているため、全体的に雰囲気は明るい。
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ブランド誕生から50年、ルーツとなる会社が生まれてから100年という節目を迎えたタイミングでのロゴ刷新は、「Get there」というスローガンと共にシュワルベが次世代に向かって進んでいくことの表明でもある。目的にたどり着くという意味のスローガンは自由や自信を手にすることや、楽天的なフィーリングを得ることなどを示しており、明るい水色に変化したブランドカラーや、ツバメが飛び立つアイコンもそれらの感情を表している。
シュワルベのタイヤはサイクリストが自信や自由を手にする助けとなると、胸を張る。その自信は50年という歴史、今もシュワルベラボで日々研究開発を推進していること、PRO ONEのようなハイエンドタイヤやMARATHONといったベストセラーを生み出したことから培われたといっても過言ではないだろう。実際に今回の展示会でも新たな製品がお披露目されており、シュワルベの研究開発の成果を垣間見た。
特に気になったのはロードタイヤの新作PRO ONE AERO。昨今のトレンドであるエアロはタイヤまで波及しており、ホイール装着時にリムとタイヤサイド部の段差を減らすことで空気を綺麗に流すモデルまで登場している。その流れにシュワルベも乗り、エアロ系タイヤのリリースに至った。
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エアロダイナミクス開発のためにシュワルベは、スコットとその傘下パーツブランドのシンクロスとタッグを組み、PRO ONE AEROを完成させた。この新型タイヤは前後で専用設計が行われており、前側はエアロ性能と軽さ、後ろ側は低転がり抵抗と高いパンク性能を追求している。具体的に異なるのは断面形状とトレッドの厚さで、前は0.8mm、後ろは1.2mm。重量は前235g、後ろ270g。
PRO ONE AEROは時速45km、28mm幅の条件下でPRO ONE TTと比較して、22%も空気抵抗が低減しており、新たなタイムトライアル用タイヤとして活躍してくれそうだ。同時に耐パンク層も備えられているため、TT決戦だけではなくロードレースや普段使いでも性能を発揮してくれるだろう。
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またONEシリーズには"ONE PLUS”、"ONE 365”という新モデルも追加されている。ONE PLUSはDURANO PLUSの後継モデルに当たるタイヤで、厚さ5mmにも及ぶスマートガードがパンクリスクを低減してくれる。ロードバイクで通勤する方やトレーニングで走行距離を重ねるアスリートにおすすめだ。
ONE 365もDURANO DDの後継モデルで、新たに開発されたADDIX 4シーズンというコンパウンドを採用した。新コンパウンドは気温が低い状態でもグリップ力を維持しつつ、優れた転がり抵抗も発揮される。黒色のリフレクターも備えられており、気温が低くなりがちな朝夕でも存在を周囲にアピールできるタイヤに仕上げられている。
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またシュワルベはマウンテンバイク・ダウンヒル向けのレースタイヤの新型"TACKY CHAN(タッキー・チェン)”をリリースした。2022年のダウンヒルW杯で総合優勝したアモリー・ピエロンらが所属するコメンサル・マックオフとともに共同開発し、さらなる速さとコントロール性を実現した。
具体的にはセンターノブの間隔を広げることで、ロードインフォメーションがダイレクトに伝わりやすく、軽量に仕上がっているとシュワルベは説明する。さらにセンターノブは台形状とすることで転がり抵抗を低減。サイドノブはL字型とされており、マジックマリーよりも10%安定性が増し、アグレッシブなコーナリングやブレーキングを可能とする。
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ピーアールインターナショナルはオルトリーブやリクセンカウル、アトランヴェロなどバッグ・ラゲッジ系ブランドの取り扱いが充実している。特にオルトリーブは防水バッグのパイオニアとして広く知られている存在であり、注目している方も多いはずだ。
そのオルトリーブから定番パニアバッグSPORT-ROLLERやBACK-ROLLERが進化した。具体的にはショルダーストラップの固定パーツが改められたことでさらに扱いやすくなっている。加えてBACK-ROLLER PLUSにロールトップ式のポケットが新設されており、この点においても使い勝手が増している。また左右のセット販売から単品での販売へと変更されており、今まで以上に手に取りやすくなっている。
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近年オルトリーブが力を入れているバイクバッグシリーズの各モデルにダークサンドが登場。トレンドのアースカラー系のみならずビビッドなバイクフレームとも馴染みやすい色味で、これまで以上に選びやすいコレクションとなっている。
トップチューブバッグの新作もラインアップに加えられた。大きな開口部を持つメイン荷室に加えて、バッグの上部にスマートフォン固定用のバンドが備え付けられていることが特徴。さらにトップチューブのアイレットに固定できるクイックリリース式マウントも採用されているため、ライド中にバッグがずれてしまう心配も少ない。
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リクセンカウルもトップチューブバッグの"フレームバッグ フォン ウォータープルーフ”をリリースする。こちらもリクセンカウルのクイックリリース式マウント「デュオアダプター」に固定するため、オルトリーブ同様にライド中にブレにくくなっている。このモデルはロールトップ式の開口部と広い荷室、そしてスマートフォン用のクリア窓付きポケットが備えられていることが特徴だ。
同じデュオアダプターを活用したフォークバッグ「バイクパック フォーク ウォータープルーフ」も登場。ロールトップ式のスタッフバッグにアダプターを装着したバッグがこのモデルであり、多岐に渡る使い方ができることが魅力。
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リクセンカウルは他にもハンドルバーバッグの”バギー"シリーズや、クリックフィックス(マウント)に装着できるラゲッジラックのヴァリオラック スポーツなど新製品を用意。
他にもSKSのラック「インフィニティ ユニバーサル」やヘルマンスの新作グリップ、バイクリボンのバーテープ「グラベルプラス」、クロップスの折りたたみできるU字ロック、一新されたライトシリーズにも注目だ。
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Report:Gakuto Fujiwara
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