2023/11/05(日) - 01:06
9回目の開催となったツール・ド・フランスさいたまクリテリウム。大会前日の午後にさいたまスーパーアリーナで参加選手がチームごとに登壇するプレゼンテーションが開催された。ここではおもに海外チームの選手を紹介していこう。
初出場のUAEチームエミレーツはタデイ・ポガチャル、ダヴィデ・フォルモロ、イヴォ・オリヴェイラの3人。
ポガチャルはツール・ド・フランス2勝(2020、2021)。2023ツールは総合2位&3年連続新人賞獲得。フォルモロは来季はモビスターに移籍するためUAEでのラストレースとなる。オリヴェイラはポルトガルナショナルチャンピオンでTTにも強い。なおアルバロ・ホセ・ホッジは来日取り止めになった。
コフィディスはヴィクトル・ラフェ、アクセル・ジングレ、ギヨーム・マルタン、トマ・シャンピオンと全員がフランス人だ。
ツール・ド・フランス総合トップ10のマルタンは10月のジャパンカップ以降、日本に3週間滞在し、北海道や東北、佐渡、日本アルプスなどを旅して巡ったという。父が日本で合気道を学んだため、その足跡を追って日本の深部を旅しているという。ヴィクトル・ラフェはツール・ド・フランス2023第2ステージでステージ優勝を飾っている。
リドル・トレックはジュリオ・チッコーネに、アスビャアン・ヘレモース、マティアス・ヴァチェク、ダリオ・カタルドの4人。
チッコーネはツール・ド・フランス2023山岳賞獲得。先のジャパンカップ前に負傷し出場を見送ったためさいたまにかける意気込みは強い。マティアス・ヴァチェクはチェコのナショナルチャンピオン。
イネオス・グレナディアーズはエガン・ベルナル、ブランドン・リベラ、ジョシュア・ターリングの3人。
2019年ツール・ド・フランス覇者ベルナルは大事故による負傷から復帰、再びの活躍が期待される。リベラはTTに強く、期待の新人ターリングは19歳ながらタイムトライアル世界選手権エリートで3位、ヨーロッパ選手権の覇者となった。
バーレーン・ヴィクトリアスは新城幸也、ペリョ・ビルバオ、マテウジュ・ゴヴェカル、カミル・グラデク。
新城はツール・ド・フランスで日本人最多となる7回出場・全完走の超ベテランとなり、さいたまクリテリウムは9大会連続9回目の出場と皆勤賞。ビルバオはバスク出身のクライマーで、ツール・ド・フランス2023第10ステージ覇者。グラデクはTT強者、スプリンターのゴヴェカルはさいたまクリテの優勝候補だ。
ユンボ・ヴィスマはセップ・クス、アッティラ・ヴァルテル、ヤン・トラトニクの3人で臨む。
クスは3つのグランツールを走り、ジロ・デ・イタリアではプリモシュ・ログリッチをアシスト。ツール・ド・フランスではヨナス・ヴィンゲゴーをアシストして優勝に導き、ブエルタ・ア・エスパーニャでは自身が覇者となった。ヴァルテルはハンガリーのロード&TTの両チャンピオン。トラトニクは強力な牽引力を見せるTTのベテラン。ジロ・デ・イタリアではステージ1勝している。ツール・ド・フランス覇者ヨナス・ヴィンゲゴーは不在だが、マイヨジョーヌカラーのサーヴェロS5のみ来日しピットに飾られた。
そしてさいたまクリテのために結成された”ツール・ド・フランス・クリテリウムレジェンズ”チームは、マーク・カヴェンディッシュ、クリス・フルーム、ペテル・サガン、アダム・ハンセンのビッグスター4人が揃った。
カヴェンディッシュはツール・ド・フランス史上最多タイ記録となる通算34勝を誇り、来年大会での記録更新が期待される。フルームは4度のツール・ド・フランス(2013、2015、2016、2017)、2度のブエルタ・ア・エスパーニャ(2011、2017)、ジロ・デ・イタリア(2018)のグランツール7勝を誇る。サガンはツール・ド・フランスで7回ポイント賞を獲得し、3年連続で世界チャンピオン(2015、2016、2017)。そして今回のさいたまクリテが最後のロードレースとなる。アダム・ハンセンはグランツール29回出場、完走26回、連続完走20回の「鉄人」だ。
text&photo:Makoto AYANO
初出場のUAEチームエミレーツはタデイ・ポガチャル、ダヴィデ・フォルモロ、イヴォ・オリヴェイラの3人。
ポガチャルはツール・ド・フランス2勝(2020、2021)。2023ツールは総合2位&3年連続新人賞獲得。フォルモロは来季はモビスターに移籍するためUAEでのラストレースとなる。オリヴェイラはポルトガルナショナルチャンピオンでTTにも強い。なおアルバロ・ホセ・ホッジは来日取り止めになった。
コフィディスはヴィクトル・ラフェ、アクセル・ジングレ、ギヨーム・マルタン、トマ・シャンピオンと全員がフランス人だ。
ツール・ド・フランス総合トップ10のマルタンは10月のジャパンカップ以降、日本に3週間滞在し、北海道や東北、佐渡、日本アルプスなどを旅して巡ったという。父が日本で合気道を学んだため、その足跡を追って日本の深部を旅しているという。ヴィクトル・ラフェはツール・ド・フランス2023第2ステージでステージ優勝を飾っている。
リドル・トレックはジュリオ・チッコーネに、アスビャアン・ヘレモース、マティアス・ヴァチェク、ダリオ・カタルドの4人。
チッコーネはツール・ド・フランス2023山岳賞獲得。先のジャパンカップ前に負傷し出場を見送ったためさいたまにかける意気込みは強い。マティアス・ヴァチェクはチェコのナショナルチャンピオン。
イネオス・グレナディアーズはエガン・ベルナル、ブランドン・リベラ、ジョシュア・ターリングの3人。
2019年ツール・ド・フランス覇者ベルナルは大事故による負傷から復帰、再びの活躍が期待される。リベラはTTに強く、期待の新人ターリングは19歳ながらタイムトライアル世界選手権エリートで3位、ヨーロッパ選手権の覇者となった。
バーレーン・ヴィクトリアスは新城幸也、ペリョ・ビルバオ、マテウジュ・ゴヴェカル、カミル・グラデク。
新城はツール・ド・フランスで日本人最多となる7回出場・全完走の超ベテランとなり、さいたまクリテリウムは9大会連続9回目の出場と皆勤賞。ビルバオはバスク出身のクライマーで、ツール・ド・フランス2023第10ステージ覇者。グラデクはTT強者、スプリンターのゴヴェカルはさいたまクリテの優勝候補だ。
ユンボ・ヴィスマはセップ・クス、アッティラ・ヴァルテル、ヤン・トラトニクの3人で臨む。
クスは3つのグランツールを走り、ジロ・デ・イタリアではプリモシュ・ログリッチをアシスト。ツール・ド・フランスではヨナス・ヴィンゲゴーをアシストして優勝に導き、ブエルタ・ア・エスパーニャでは自身が覇者となった。ヴァルテルはハンガリーのロード&TTの両チャンピオン。トラトニクは強力な牽引力を見せるTTのベテラン。ジロ・デ・イタリアではステージ1勝している。ツール・ド・フランス覇者ヨナス・ヴィンゲゴーは不在だが、マイヨジョーヌカラーのサーヴェロS5のみ来日しピットに飾られた。
そしてさいたまクリテのために結成された”ツール・ド・フランス・クリテリウムレジェンズ”チームは、マーク・カヴェンディッシュ、クリス・フルーム、ペテル・サガン、アダム・ハンセンのビッグスター4人が揃った。
カヴェンディッシュはツール・ド・フランス史上最多タイ記録となる通算34勝を誇り、来年大会での記録更新が期待される。フルームは4度のツール・ド・フランス(2013、2015、2016、2017)、2度のブエルタ・ア・エスパーニャ(2011、2017)、ジロ・デ・イタリア(2018)のグランツール7勝を誇る。サガンはツール・ド・フランスで7回ポイント賞を獲得し、3年連続で世界チャンピオン(2015、2016、2017)。そして今回のさいたまクリテが最後のロードレースとなる。アダム・ハンセンはグランツール29回出場、完走26回、連続完走20回の「鉄人」だ。
text&photo:Makoto AYANO
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