2023/08/25(金) - 08:30
第19回レネウィ・ツアーの2日目はオランダが舞台の13.6km個人タイムトライアル。先日のTT世界選手権で銅メダルに輝いた19歳ジョシュア・ターリング(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)がトップタイムを叩き出し、ワールドツアー初勝利を飾った。
ベルギーとオランダの二国をまたぐワールドツアー「レネウィ・ツアー(旧ベネルクス・ツアー)」は第2ステージを迎えた。この日はオランダ南西部の街スロイスを巡る13.6kmの個人タイムトライアル。総合順位の最下位から順にスタートが切られ、前半出走組ではダーン・ホーレ(オランダ、リドル・トレック)が15分28秒というトップタイムをマークした。
198cmの長身を活かし、力強い走りを見せたホーレは長らくホットシートに座ったものの、その後ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツ)が9秒早い15分19秒でフィニッシュ。2014〜15年に総合優勝を果たしているウェレンスが暫定トップに立った。
しかし、その7人後にスタートしたイギリスTT王者のジョシュア・ターリング(イネオス・グレナディアーズ)が中間計測(6.8km地点)でウェレンスのタイムを1.17秒上回る。コースの後半では1分差と2分差でスタートした前の2人を抜き去るハイスピードを見せ、ウェレンスのタイムを14秒更新する15分5秒でフィニッシュ。平均スピードも唯一54km/h台に乗せホットシートに腰を掛けた。
その後出走したヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、リドル・トレック)やイヴ・ランパールト(ベルギー、スーダル・クイックステップ)もターリングのタイムには及ばず、前日勝者でリーダージャージを着るヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)も届かない。そのため先日のTT世界選手権で驚きの銅メダルを獲得したターリングが、19歳にしてワールドツアーのステージ優勝を掴み取った。
2022年に男子ジュニアのTT世界王者に輝き、今年6月にはTTイギリス選手権の男子エリートを獲ったターリング。「とても嬉しいよ。チームとして良い連携がとれ、皆のサポートに感謝する。序盤は飛ばし過ぎだと思っていたが、(拡がっていなかった)タイム差を聞いてパニックに陥ってしまった。その後は全力を出すことに集中し、風も上手く対応できたと思う」とターリングは喜んだ。
そしてこの結果ターリングは総合リーダージャージを獲得。「常に自分が総合で争えるのか試してみたいと思っていた。だが僕らには強力な選手が揃っているので、あらゆる選択肢が残されている」とコメントしている。
翌日の第3ステージはベルギーに戻り、細かいアップダウンが連続する丘陵ステージが舞台。アルデンヌクラシックのようなレイアウトのため、地元ベルギーでの勝利を狙うグレッグ・ファンアーヴェルマート(AG2Rシトロエン)などのクラシックレーサーに注目だ。
ベルギーとオランダの二国をまたぐワールドツアー「レネウィ・ツアー(旧ベネルクス・ツアー)」は第2ステージを迎えた。この日はオランダ南西部の街スロイスを巡る13.6kmの個人タイムトライアル。総合順位の最下位から順にスタートが切られ、前半出走組ではダーン・ホーレ(オランダ、リドル・トレック)が15分28秒というトップタイムをマークした。
198cmの長身を活かし、力強い走りを見せたホーレは長らくホットシートに座ったものの、その後ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツ)が9秒早い15分19秒でフィニッシュ。2014〜15年に総合優勝を果たしているウェレンスが暫定トップに立った。
しかし、その7人後にスタートしたイギリスTT王者のジョシュア・ターリング(イネオス・グレナディアーズ)が中間計測(6.8km地点)でウェレンスのタイムを1.17秒上回る。コースの後半では1分差と2分差でスタートした前の2人を抜き去るハイスピードを見せ、ウェレンスのタイムを14秒更新する15分5秒でフィニッシュ。平均スピードも唯一54km/h台に乗せホットシートに腰を掛けた。
その後出走したヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、リドル・トレック)やイヴ・ランパールト(ベルギー、スーダル・クイックステップ)もターリングのタイムには及ばず、前日勝者でリーダージャージを着るヤスペル・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)も届かない。そのため先日のTT世界選手権で驚きの銅メダルを獲得したターリングが、19歳にしてワールドツアーのステージ優勝を掴み取った。
2022年に男子ジュニアのTT世界王者に輝き、今年6月にはTTイギリス選手権の男子エリートを獲ったターリング。「とても嬉しいよ。チームとして良い連携がとれ、皆のサポートに感謝する。序盤は飛ばし過ぎだと思っていたが、(拡がっていなかった)タイム差を聞いてパニックに陥ってしまった。その後は全力を出すことに集中し、風も上手く対応できたと思う」とターリングは喜んだ。
そしてこの結果ターリングは総合リーダージャージを獲得。「常に自分が総合で争えるのか試してみたいと思っていた。だが僕らには強力な選手が揃っているので、あらゆる選択肢が残されている」とコメントしている。
翌日の第3ステージはベルギーに戻り、細かいアップダウンが連続する丘陵ステージが舞台。アルデンヌクラシックのようなレイアウトのため、地元ベルギーでの勝利を狙うグレッグ・ファンアーヴェルマート(AG2Rシトロエン)などのクラシックレーサーに注目だ。
レネウィ・ツアー2023第2ステージ結果
1位 | ジョシュア・ターリング(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 15:05 |
2位 | ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツ) | +0:14 |
3位 | イヴ・ランパールト(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:18 |
4位 | ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、リドル・トレック) | +0:19 |
5位 | フロリアン・フェルミールス(ベルギー、ロット・デスティニー) | +0:21 |
個人総合成績
1位 | ジョシュア・ターリング(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 4:06:58 |
2位 | ティム・ウェレンス(ベルギー、UAEチームエミレーツ) | +0:14 |
3位 | イヴ・ランパールト(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | +0:18 |
4位 | ヤスペル・ストゥイヴェン(ベルギー、リドル・トレック) | +0:19 |
5位 | カスパー・アスグリーン(デンマーク、スーダル・クイックステップ) | +0:21 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ジョシュア・ターリング(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) |
ヤングライダー賞 | ジョシュア・ターリング(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) |
チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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