東北のご当地麺を味わいながら雄大なコースを満喫できる「ツール・ド・みちのくおとぎ街道 グル麺ライド」が9月24日(日)に開催。山形県と宮城県、二県をまたぎ、4つの「麺」を巡っていく110kmの満腹ライドが今年もあなたを待っている。



黄金色に染まる東北の道を駆け抜ける黄金色に染まる東北の道を駆け抜ける
「鶴の恩返し」や「泣いた赤鬼」といった、日本人の魂に刻み込まれた民話や童話。多くのおとぎ話が語り継がれ、そしてその時代の空気を色濃く残す地として知られているのが山形県南陽市と高畠町、そして宮城県白石市と七ヶ宿町の一帯だ。

そのエリアを繋ぐ大動脈である国道113号線は、別名「みちのくおとぎ街道」とも呼ばれている。そんな由緒ある伝承と自然豊かな土地を巡るロングライドイベントとして、人気を集める「ツール・ド・みちのくおとぎ街道 グル麺ライド」が今年の秋も開催される。

古民家が残されているおとぎ街道

振袖地蔵が見守る脇を走り抜ける

スタート及びゴール会場となるのは、山形県の高畠町文化ホール。車であれば東北道福島御坂ICから約1時間、山形新幹線であれば、高畠駅より自転車で15分ほどという立地。高畠駅には直結の宿泊施設もあり、自家用車での参加のみならず、輪行参加もしやすいのはとても嬉しいポイントだろう。

種目は110kmコースの一種類のみ。そう聞くと、初心者ライダーにとっては少しハードルが高く感じるかもしれないけれども、実は大きな峠はほとんど無い。もちろん登りは登場するのだけれど、全体的に斜度は緩めで非常に走りやすいコースプロフィールとなっているため、ロングライドデビューにもピッタリ。

ぶどうまつたけラインを走っていく

落差よりも幅が印象的な滑津大滝

スタート後、すぐにみちのくおとぎ街道へと入り、一路宮城県へと西進。白石川沿いに七ヶ宿ダムまでを往復した後、山形へと戻ってくる。高畠町と南陽市の田園地帯は、この時期収穫を待つ稲穂が色づき、美しい姿を見せてくれるはず。目立つ登りは、序盤の二井宿峠のみとなるが、こちらも平均斜度は5%程度とそこまで難易度は高くない。

さらに、コース周辺にはさまざまな名所がちりばめられている。奇岩が有名な材木岩公園、美しい湖面の七ケ宿湖、荘厳な雰囲気の熊野大社や、安久津八幡神社の三重塔など、見所が詰まったエリアでもあり、中には材木岩公園などエイドステーションとなっている名所も。

こちらが材木岩。たしかに材木に見えますね

そしてそれらのエイドステーションで振舞われるのが、大会名にもあるご当地麺の数々。大会の舞台となる4つの地域にはそれぞれ自慢の麺料理があり、各エイドを巡ることで、それら全てを味わうことができるという「グル麺」体験ができるのが、この大会最大の特徴であり、中核となる魅力だ。

白石市では油を使わずに作られる「温麺(うーめん)」が、七ヶ宿町では名産の「蕎麦」、南陽市のソウルフードという「ラーメン」、高畠町では納豆やサバなど、珍しい薬味を入れて食べる「ひっぱりうどん」といった、それぞれの地域を代表する「麺」がエイドステーションであなたを待っている。

ファーストグル麺、七ヶ宿蕎麦
セカンドグル麺、白石温麵



サードグル麵、南陽冷やしラーメン
ラストグル麵、高畠ひっぱりうどん



もちろん、この4つの麺の他にも、フルーツ王国山形らしく、リンゴやシャインマスカットといった瑞々しいフルーツも用意されている。走りやすいコースに、サイクリングイベントの枠を超えたクオリティのご当地麺の数々。

例年走っている参加者からは「走り切るよりも食べ切るほうが難しい!」なんて声も聞かれる大盤振る舞いの1日となるグル麺ライド。まさに大満"足"で大満"腹"な110kmとなるはずだ。

全部食べると、お腹いっぱいになる大満腹ライドである


参加者募集受付中!エントリーは9月1日(金)まで

さて、そんな魅力いっぱいのツール・ド・みちのくおとぎ街道 グル麺ライドは、現在申込受付中だ。エントリーはインターネットからのみとなっており、スポーツエントリーから申し込むことが出来る。これまでにない、麺づくしという新たなコンセプトのロングライドイベント、ぜひ参加してみては。



ツール・ド・みちのくおとぎ街道 グル麺ライド2023
日時:2023年9月24日(日) 
開催場所:山形県高畠町・南陽市、宮城県七ヶ宿町・白石市
スタート、ゴール会場:高畠町文化ホール前(山形県東置賜郡高畠町高畠323)
種目:110kmコース 
定員:500名
申込期間:2023年7月7日(金) ~2023年9月1日(金)
参加費:9,000円

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