インターハイの自転車競技最終日は、トラック個人種目の決勝が行われた。男子スプリントでは、千歳高校の杉浦颯太が地元優勝を決め、スクラッチでは植本健新(千原台)がチームパーシュートと合わせて2冠を達成した。女子は岡本美咲(北桑田)がポイントレースと2km個人パーシュートで優勝した。学校対抗順位は、松山学院が6度目の総合優勝を決めた。

インターハイ最終日は夏の青空が戻ってきた photo:Satoru Kato
北海道函館市で開催されたインターハイ自転車競技。最終日は朝から青空が広がって夏の陽差しが戻ってきた中、前日まで予選や準決勝が行われて来た個人種目の決勝が行われた。
ポイントレース

男子ポイントレース 決勝 photo:Satoru Kato

男子ポイントレース フィニッシュに向け抜け出す成田光志(学法石川) photo:Satoru Kato
24kmで行われた男子は、中盤に抜け出した成田光志(学法石川)と木綿崚介(松山学院)がポイントを稼ぎ、成田がリードして木綿が追う展開。まだ数えるほどしかポイントレースを走ったことが無いという成田だが、最後はフィニッシュの10点を獲得してリードを守り切った。

男子ポイントレース 表彰式 photo:Satoru Kato
成田光志 コメント
ポイントレースはこれで3回か4回くらい。わからないことが多いので、思い切ってやろうと思っていた。途中抜け出していたが、それで行けるとはまだ思えなかった。ポイント差を周りから教えてもらっていたわけでなく、だいたい自分で計算はして誰をマークしてという感じだった。来年はロードとトラックとMTBとシクロで世界選手権に出たい。特にMTBとロードに力を入れていきたい。ロードで強化指定に入って来年の世界選手権に出ること、MTBは来年の世界選手権で30位以内に入ることが目標。将来はツール・ド・フランスに出たい。

女子ポイントレース 水谷彩奈と近田ちひろ(松山学院)が先行して岡本美咲(北桑田)を抑える photo:Satoru Kato

女子ポイントレース フィニッシュで岡本美咲(北桑田)が逆転優勝を決めた photo:Satoru Kato
12kmで行われた女子は、初日のロードレースでも争った岡本美咲(北桑田)と水谷彩奈(松山学院)の勝負に。序盤からリードした岡本を終盤に水谷が逆転し4点差とするも、フィニッシュで1位を獲った岡本が同点とし、着順で岡本が優勝を決めた。

女子ポイントレース 表彰式 photo:Satoru Kato
岡本美咲 コメント
自分の勝負の仕方が足りなくて水谷さんに負けてばかりだったので、やっとインターハイで優勝出来て嬉しい。点数で負けていたのはわかっていたので、最後の倍点(フィニッシュの10点)を取れば勝てると考えていた。最後の位置取りが勝ち負けに関わってくると思っていたので、それがうまくいった。
1kmタイムトライアル

男子1kmタイムトライアル優勝 山下翔太郎(内灘) photo:Satoru Kato

男子1kmタイムトライアル 表彰式 photo:Satoru Kato
1kmタイムトライアルは、1分6秒台から7秒台のタイムが多い中、唯一1分5秒台を出した山下翔太郎(内灘)が優勝した。
山下翔太郎 コメント
1年の時から続けている種目で、昨年のインターハイは8位だったので、今年は必ず1位ととるという気持ちで毎日やって来た。昨年の3年生がいなくなったから勝てると甘く考えていたら、3月の選抜は2位だったので、今回は絶対勝つと意気込んで臨んだ。ベストは4秒台で、安定して5秒台を出せるようになったが、大学では5秒台では戦えないので、もっと伸ばして大学でも頂点を取れるようになりたい
インディヴィデュアルパーシュート

女子2km個人パーシュート優勝 岡本美咲(北桑田) photo:Satoru Kato 
女子2km個人パーシュート2位 水谷彩奈(松山学院) photo:Satoru Kato
岡本美咲(北桑田)と水谷彩奈(松山学院)の対戦となった女子2kmの決勝は、岡本が終盤にリードを広げて勝負を決め、ポイントレースとあわせて今大会2冠を達成した。

女子2km個人パーシュート 表彰式 photo:Satoru Kato
岡本美咲 コメント
自分の走り方が前半突っ込んで後半遅れる感じだったので、あまり意識せずいつも通り走った。昨日よりも風が少なくてスピードに乗せやすかった。ロードレースで水谷さんに完敗してしまって不安が大きかったが、トラックでは自分の持ち味を出せたと思う。今月世界選手権が控えているので、メダル獲得出来るように頑張りたい。

男子3km個人パーシュート バック側の相手を見る三浦一真(湘南工科) photo:Satoru Kato 
男子3km個人パーシュート バック側の相手を見る小林岳央(学法石川) photo:Satoru Kato
三浦一真(湘南工科)と小林岳央(学法石川)の対戦となった男子3kmの決勝は、前半は小林がリードする展開。後半に入ると差が縮まりはじめ、お互いに反対側を走る相手の位置を見ながら走る。最終周回に入った時点でもわずかに小林がリードしていたが、フィニッシュまでに三浦が逆転。その差は0.08秒の僅差だった。

男子3km個人パーシュート 表彰式 photo:Satoru Kato
三浦一真 コメント
選抜、全日本選手権に続き、この種目でインターハイでも優勝出来て嬉しい。小林選手は予選でも前半突っ込んでくる走り方だったので、それに惑わされないように予選と同様の走りをしようと思ったけれど、思ったより自分のタイムが伸びずに焦った。後半追い込むことに切り替えたが、ラスト2周でタイムが落ちてきていたので、自分の力を出し切るつもりで踏んだ。得意種目だけれど、競争系とか他の競技でも通用するようになりたい。ロード、トラック共に全国大会で優勝出来るようになって、世界に通用する選手になりたい。
4km速度競争

4km速度競争 先頭責任完了選手の旗が立てられていく photo:Satoru Kato

4km速度競争決勝 最後に抜け出した金井健翔(松山学院)が優勝 photo:Satoru Kato
ホームストレートとバックストレートのコントロールラインを先頭で通過すること=先頭責任完了することが勝利の条件となる4km速度競争。予選・準決勝を勝ち上がった10名が出走した決勝は、スタート直後から先頭責任を取るために激しく動く。膠着したレースは金井健翔(松山学院)が最後に抜け出して優勝を決めた。

4km速度競争 表彰式 photo:Satoru Kato
金井健翔 コメント
最初からハイペースで、自分も最初から取りに行ったけれどけっこうキツかった。最後はうまく抜け出せた。決勝ではバックを取ってホームを取ったタイミングで抜け出す作戦だったが、ちょっとだけしか抜け出せず、他の選手が出てきたので焦る場面がたくさんあった。次は世界選手権なので、日本代表として世界で戦えるような走りをして表彰台の一番高いところに立てるように頑張りたい。
スクラッチ

スクラッチ決勝 21名が出走 photo:Satoru Kato

スクラッチ決勝 終盤独走に持ち込んだ植本健新(千原台)が優勝 photo:Satoru Kato
予選を勝ち上がった21名が出走したスクラッチ決勝は、若干牽制気味に進行する中、終盤に抜け出した植本健新(千原台)がフィニッシュまで独走。チームパーシュートとあわせて今大会2冠を達成した。

スクラッチ 表彰式 photo:Satoru Kato
植本健新 コメント
スト2kmから逃げ切ろうと考えていたので、思い通りの展開が出来た。最初の方は自分の体力温存を考えていたので、落ち着いてレース運びをした。抜け出してからは我慢して後ろのことは考えず前に前にと走った。高校生のスクラッチは牽制に入りやすいので、ラストのスプリントにかけてるから逃げるのがベストだった。
スプリント

スプリント決勝 杉浦颯太(千歳)が榊枝天旺(学法石川)を2本共まくって勝負を決めた photo:Satoru Kato
1-2位決定戦は、予選2位から勝ち上がった杉浦颯太(千歳高校)と、予選4位から勝ち上がった神枝天旺(学法石川)が対戦。1回戦、2回戦共に榊枝がタイミングをはかって先行するも杉浦がまくって先着し、地元開催インターハイでの優勝を決めた。

スプリント 表彰式 photo:Satoru Kato
杉浦颯太 コメント
決勝で当たった榊枝君は3月の選抜で対戦してるが、積極的に先行するのでまくりになるかなと考えていた。前を走っている時はスキをつかれないように意識し、最短距離でまくって行くことを意識した。1本目は意識して2・3車身作って、3コーナー過ぎから踏んでいった。2本目は榊枝選手があまりスピードに乗っていなかったので、バックが追い風だったので早い段階でまくりに行った。普段お世話になってる人や地元の方の前で走れる全国大会はめったに無いので、そこで優勝出来たのは本当に嬉しい。応援が力になった。
ケイリン

男子ケイリン決勝 photo:Satoru Kato

男子ケイリン決勝 大外から一気にまくった木村優駿(大宮工)が優勝 photo:Satoru Kato
インターハイ最終種目として行われたのはケイリン。男子は8組の予選から勝ち上がった6名による決勝。ペーサー離脱直後から河上駿太(松山学院)が先頭で最終周回に入り先行を続けるも、後方大外から上がってきた木村優駿(大宮工)が最終コーナーまでにまくり切り、2位以下に大差をつけて優勝した。

男子ケイリン 表彰式 photo:Satoru Kato
木村優駿 コメント
落ち着いて行けば自分の脚なら1着まで行けると思い、出し切った。決勝ではほぼ全員が自分のことを警戒していたと思うので、やってやるぞと思っていた。昨年のインターハイは4位だったが、3月の選抜で優勝してこれで2勝目。競輪選手を目指しているので今年受ける試験を頑張りたい。

女子ケイリン決勝 北岡マリア(内灘)を先頭に最終周回へ photo:Satoru Kato

女子ケイリン決勝 僅差の勝負は室谷榎音(青森商)が先着 photo:Satoru Kato
女子は4組の予選を勝ち上がった6名での決勝。勝負は先行した北岡マリア(内灘)と室谷榎音(青森商)のハンドル投げ合いとなり、室谷が僅差で先着してインターハイ初優勝を挙げた。

女子ケイリン 表彰式 photo:Satoru Kato
室谷榎音 コメント
集団の中側にいたので抜け出せないと思っていたけれど、マリアさんが仕掛けて間が出来て、そこに入れると思って後ろにつき、このまま行けば最後に差せると思った。先着したのはわかっていたけれど、落車があったりして自分のラインを守れていたか不安になって、降格があるかもと思ったら走り終わっても喜べなかった。着順が発表されてようやく自分が勝ったとわかって嬉しかった。マリアさんと走ったのは2回目。全日本のスプリントの時は落車して勝負出来なかったので、憧れのマリアさんに勝てて嬉しい。「おめでとう」と言ってもらってすごく嬉しかった。
松山学院が6度目の総合優勝

インターハイ自転車競技 総合成績 表彰式 photo:Satoru Kato 
総合優勝の松山学院 photo:Satoru Kato
4日間のインターハイが終わり、総合優勝は昨年に続き松山学院が計6度目の総合優勝を決めた。チームスプリントでの優勝を筆頭に各種目で表彰台の一角を占めてポイントを加算。チームパーシュートとスクラッチ以外は全て入賞圏に入り、総合2位の学法石川に14点差をつけた。上位校は昨年と大きく入れ替わっているが、松山学院の牙城は今年も崩れなかった。ともすれば代替わりすると大きく落ち込むこともある高校の部活動で、ここまで連続して首位を維持することは驚異的だ。松山学院の進撃は来年も続くのか?
その来年のインターハイは、トラック競技は北九州メディアドーム、ロードは大分県のオートポリスでの開催が予定されている。

北海道函館市で開催されたインターハイ自転車競技。最終日は朝から青空が広がって夏の陽差しが戻ってきた中、前日まで予選や準決勝が行われて来た個人種目の決勝が行われた。
ポイントレース


24kmで行われた男子は、中盤に抜け出した成田光志(学法石川)と木綿崚介(松山学院)がポイントを稼ぎ、成田がリードして木綿が追う展開。まだ数えるほどしかポイントレースを走ったことが無いという成田だが、最後はフィニッシュの10点を獲得してリードを守り切った。

成田光志 コメント
ポイントレースはこれで3回か4回くらい。わからないことが多いので、思い切ってやろうと思っていた。途中抜け出していたが、それで行けるとはまだ思えなかった。ポイント差を周りから教えてもらっていたわけでなく、だいたい自分で計算はして誰をマークしてという感じだった。来年はロードとトラックとMTBとシクロで世界選手権に出たい。特にMTBとロードに力を入れていきたい。ロードで強化指定に入って来年の世界選手権に出ること、MTBは来年の世界選手権で30位以内に入ることが目標。将来はツール・ド・フランスに出たい。


12kmで行われた女子は、初日のロードレースでも争った岡本美咲(北桑田)と水谷彩奈(松山学院)の勝負に。序盤からリードした岡本を終盤に水谷が逆転し4点差とするも、フィニッシュで1位を獲った岡本が同点とし、着順で岡本が優勝を決めた。

岡本美咲 コメント
自分の勝負の仕方が足りなくて水谷さんに負けてばかりだったので、やっとインターハイで優勝出来て嬉しい。点数で負けていたのはわかっていたので、最後の倍点(フィニッシュの10点)を取れば勝てると考えていた。最後の位置取りが勝ち負けに関わってくると思っていたので、それがうまくいった。
1kmタイムトライアル


1kmタイムトライアルは、1分6秒台から7秒台のタイムが多い中、唯一1分5秒台を出した山下翔太郎(内灘)が優勝した。
山下翔太郎 コメント
1年の時から続けている種目で、昨年のインターハイは8位だったので、今年は必ず1位ととるという気持ちで毎日やって来た。昨年の3年生がいなくなったから勝てると甘く考えていたら、3月の選抜は2位だったので、今回は絶対勝つと意気込んで臨んだ。ベストは4秒台で、安定して5秒台を出せるようになったが、大学では5秒台では戦えないので、もっと伸ばして大学でも頂点を取れるようになりたい
インディヴィデュアルパーシュート


岡本美咲(北桑田)と水谷彩奈(松山学院)の対戦となった女子2kmの決勝は、岡本が終盤にリードを広げて勝負を決め、ポイントレースとあわせて今大会2冠を達成した。

岡本美咲 コメント
自分の走り方が前半突っ込んで後半遅れる感じだったので、あまり意識せずいつも通り走った。昨日よりも風が少なくてスピードに乗せやすかった。ロードレースで水谷さんに完敗してしまって不安が大きかったが、トラックでは自分の持ち味を出せたと思う。今月世界選手権が控えているので、メダル獲得出来るように頑張りたい。


三浦一真(湘南工科)と小林岳央(学法石川)の対戦となった男子3kmの決勝は、前半は小林がリードする展開。後半に入ると差が縮まりはじめ、お互いに反対側を走る相手の位置を見ながら走る。最終周回に入った時点でもわずかに小林がリードしていたが、フィニッシュまでに三浦が逆転。その差は0.08秒の僅差だった。

三浦一真 コメント
選抜、全日本選手権に続き、この種目でインターハイでも優勝出来て嬉しい。小林選手は予選でも前半突っ込んでくる走り方だったので、それに惑わされないように予選と同様の走りをしようと思ったけれど、思ったより自分のタイムが伸びずに焦った。後半追い込むことに切り替えたが、ラスト2周でタイムが落ちてきていたので、自分の力を出し切るつもりで踏んだ。得意種目だけれど、競争系とか他の競技でも通用するようになりたい。ロード、トラック共に全国大会で優勝出来るようになって、世界に通用する選手になりたい。
4km速度競争


ホームストレートとバックストレートのコントロールラインを先頭で通過すること=先頭責任完了することが勝利の条件となる4km速度競争。予選・準決勝を勝ち上がった10名が出走した決勝は、スタート直後から先頭責任を取るために激しく動く。膠着したレースは金井健翔(松山学院)が最後に抜け出して優勝を決めた。

金井健翔 コメント
最初からハイペースで、自分も最初から取りに行ったけれどけっこうキツかった。最後はうまく抜け出せた。決勝ではバックを取ってホームを取ったタイミングで抜け出す作戦だったが、ちょっとだけしか抜け出せず、他の選手が出てきたので焦る場面がたくさんあった。次は世界選手権なので、日本代表として世界で戦えるような走りをして表彰台の一番高いところに立てるように頑張りたい。
スクラッチ


予選を勝ち上がった21名が出走したスクラッチ決勝は、若干牽制気味に進行する中、終盤に抜け出した植本健新(千原台)がフィニッシュまで独走。チームパーシュートとあわせて今大会2冠を達成した。

植本健新 コメント
スト2kmから逃げ切ろうと考えていたので、思い通りの展開が出来た。最初の方は自分の体力温存を考えていたので、落ち着いてレース運びをした。抜け出してからは我慢して後ろのことは考えず前に前にと走った。高校生のスクラッチは牽制に入りやすいので、ラストのスプリントにかけてるから逃げるのがベストだった。
スプリント

1-2位決定戦は、予選2位から勝ち上がった杉浦颯太(千歳高校)と、予選4位から勝ち上がった神枝天旺(学法石川)が対戦。1回戦、2回戦共に榊枝がタイミングをはかって先行するも杉浦がまくって先着し、地元開催インターハイでの優勝を決めた。

杉浦颯太 コメント
決勝で当たった榊枝君は3月の選抜で対戦してるが、積極的に先行するのでまくりになるかなと考えていた。前を走っている時はスキをつかれないように意識し、最短距離でまくって行くことを意識した。1本目は意識して2・3車身作って、3コーナー過ぎから踏んでいった。2本目は榊枝選手があまりスピードに乗っていなかったので、バックが追い風だったので早い段階でまくりに行った。普段お世話になってる人や地元の方の前で走れる全国大会はめったに無いので、そこで優勝出来たのは本当に嬉しい。応援が力になった。
ケイリン


インターハイ最終種目として行われたのはケイリン。男子は8組の予選から勝ち上がった6名による決勝。ペーサー離脱直後から河上駿太(松山学院)が先頭で最終周回に入り先行を続けるも、後方大外から上がってきた木村優駿(大宮工)が最終コーナーまでにまくり切り、2位以下に大差をつけて優勝した。

木村優駿 コメント
落ち着いて行けば自分の脚なら1着まで行けると思い、出し切った。決勝ではほぼ全員が自分のことを警戒していたと思うので、やってやるぞと思っていた。昨年のインターハイは4位だったが、3月の選抜で優勝してこれで2勝目。競輪選手を目指しているので今年受ける試験を頑張りたい。


女子は4組の予選を勝ち上がった6名での決勝。勝負は先行した北岡マリア(内灘)と室谷榎音(青森商)のハンドル投げ合いとなり、室谷が僅差で先着してインターハイ初優勝を挙げた。

室谷榎音 コメント
集団の中側にいたので抜け出せないと思っていたけれど、マリアさんが仕掛けて間が出来て、そこに入れると思って後ろにつき、このまま行けば最後に差せると思った。先着したのはわかっていたけれど、落車があったりして自分のラインを守れていたか不安になって、降格があるかもと思ったら走り終わっても喜べなかった。着順が発表されてようやく自分が勝ったとわかって嬉しかった。マリアさんと走ったのは2回目。全日本のスプリントの時は落車して勝負出来なかったので、憧れのマリアさんに勝てて嬉しい。「おめでとう」と言ってもらってすごく嬉しかった。
松山学院が6度目の総合優勝


4日間のインターハイが終わり、総合優勝は昨年に続き松山学院が計6度目の総合優勝を決めた。チームスプリントでの優勝を筆頭に各種目で表彰台の一角を占めてポイントを加算。チームパーシュートとスクラッチ以外は全て入賞圏に入り、総合2位の学法石川に14点差をつけた。上位校は昨年と大きく入れ替わっているが、松山学院の牙城は今年も崩れなかった。ともすれば代替わりすると大きく落ち込むこともある高校の部活動で、ここまで連続して首位を維持することは驚異的だ。松山学院の進撃は来年も続くのか?
その来年のインターハイは、トラック競技は北九州メディアドーム、ロードは大分県のオートポリスでの開催が予定されている。
ポイントレース
男子(24km) | 女子(12km) | |||
1位 | 成田光志(学法石川) | 29p | 岡本美咲(北桑田) | 25p |
2位 | 木綿崚介(松山学院) | 20p | 水谷彩奈(松山学院) | 25p |
3位 | 奥村圭志(千原台) | 16p | 近田ちひろ(松山学院) | 9p |
4位 | 広瀬徳近(石田) | 13p | 江崎結衣(松山学院) | 5p |
5位 | 近藤爽太郎(栄北) | 13p | 森下綾乃(津) | 5p |
6位 | 遠藤大樹(八王子桑志) | 10p | 淵 稟碧(別府翔青) | 4p |
男子1kmタイムトライアル
1位 | 山下翔太郎(内灘) | 1分5秒899 |
2位 | 池田充槻(六郷) | 1分6秒255 |
3位 | 丸山留依(静岡北) | 1分6秒988 |
4位 | 中村和樹(松山学院) | 1分7秒000 |
5位 | 児玉東次郎(岐阜第一) | 1分7秒586 |
6位 | 福田悠航(学法石川) | 1分7秒741 |
インディヴィデュアル・パーシュート 順位決定戦
男子3km | 女子2km | |||
1位 | 三浦一真(湘南工科) | 3分26秒615 | 岡本美咲(北桑田) | 2分31秒778 |
2位 | 小林岳央(学法石川) | 3分26秒695 | 水谷彩奈(松山学院) | 2分33秒607 |
3位 | 小林典宗(出雲) | 3分31秒282 | 近田ちひろ(松山学院) | 2分37秒031 |
4位 | 畑祐太郎(首里東) | 3分32秒493 | 江崎結衣(松山学院) | 2分37秒178 |
男子4km速度競争
1位 | 金井健翔(松山学院) | 4分45秒077 |
2位 | 寺本将輝(松江北) | |
3位 | 渡邊琉聖(平工業) | |
4位 | 筧 庵侍(福井科技) | |
5位 | 遠山愛磨(千原台 | |
6位 | 久保田智之(祐誠) |
男子スクラッチ(8km)
1位 | 植本健新(千原台) | 10分45秒072 |
2位 | 河村 元(興國) | |
3位 | 海津星斗(水島工) | |
4位 | 峠 龍之介(志學館) | |
5位 | 林 優明(土佐) | |
6位 | 柳濹尚央(甲府工) |
スプリント(タイムは予選時)
1位 | 杉浦颯太(千歳) | 10秒546 |
2位 | 榊枝天旺(学法石川) | 10秒682 |
3位 | 松岡勇斗(松山学院) | 10秒655 |
4位 | 大塚 城(星稜) | 10秒767 |
5位 | 宮崎太志(昭和学院) | 10秒524 |
6位 | 田中衛太(鹿町工) | 10秒964 |
7位 | 金子 颯(東北) | 10秒876 |
8位 | 小笠原櫂(八戸工) | 10秒950 |
ケイリン
男子 | 女子 | |||
1位 | 木村優駿(大宮工) | 11秒059 | 室谷榎音(青森商) | 12秒670 |
2位 | 河上駿太(松山学院) | 北岡マリア(内灘) | ||
3位 | 大塚春人(甲府工) | 伊藤來未(日出総合) | ||
4位 | 岩谷駿之介(市立堺) | 井関文月(高松工芸) | ||
5位 | 引場正弥(南大隈) | 新沼杏菜(作新学院) | ||
6位 | 倉持惺七(祐誠) | 松﨑光優(松山学院) |
text&photo Satoru Kato
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