2023/06/22(木) - 20:26
6月23日から25日までの3日間に渡り、ロードレースの全日本選手権が日本サイクルスポーツセンターで開催される。大会の概要と注目選手をプレビューする。
今年のロードレースとパラサイクリングの全日本選手権は、修善寺の日本サイクルスポーツセンターが舞台。同会場での全日本選手権開催は、2005年以来18年ぶりとなる(その時の男子エリート勝者は、現シマノレーシング監督の野寺秀徳氏)。
大会の日程は以下の通り。同日程でジュニアとU17の全日本選手権が京都で開催されるが、ここでは日本サイクルスポーツセンターで開催されるレースに限定する。
6月23日(金) 個人タイムトライアル
女子エリート+U23(24km)、男子U23(24km)、男子エリート(30km)、パラサイクリング(18km、12km)
6月24日(土) 個人ロードレース
女子エリート+U23(88km)、男子U23(112km)
6月25日(日) 個人ロードレース
男子マスターズ・30代+40代(56km)、男子マスターズ・50代+60代、女子マスターズ(32km)
男子エリート(160km)
個人タイムトライアルのコースは、日本サイクルスポーツセンターの5kmサーキットを逆回りで使用。ホームストレートを1往復半することで、1周6kmのコースとする。ロードレースは、5kmサーキットに競輪学校のコースを加えた1周8kmだ。UCIの規定では周回コースは1周10kmとされているが、主催するJCF(日本自転車競技連盟)はUCIから承認を得ていると発表している。
いずれのコースも平坦がほぼ無く、登りと下りが繰り返される設定。個人タイムトライアルはDHバーを持つ区間は少なそうだが、下りの長さとスピードを考えればTTバイクが有利か。ロードレースではスタートから5km過ぎ、2号橋以降の2kmはこのコース最長の登り区間となり、過去のJプロツアーなどでも勝負所となった。今回の全日本選手権ではどうか?
注目選手 個人タイムトライアル
男子エリートは、連覇を狙うディフェンディングチャンピオンの金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)、昨年2位の小石祐馬(JCL TEAM UKYO)、昨年はU23で優勝した留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム)、同3位の香山飛龍(シマノレーシング)、ツアー・オブ・ジャパン堺ステージ3位の岡篤志(JCL TEAM UKYO)、さらには新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)らに注目が集まる。特に金子は昨年から連覇を公言しており、今大会に向けて順調に調整している。昨年ダントツの速さでU23チャンピオンになった留目が、エリートでどこまで通用するか?
男子U23は、昨年2位の神村泰輝(早稲田大学)、寺田吉騎(シマノレーシング)、津田悠義(キナンレーシングチーム)、昨年の大学選手権タイムトライアル3位の伊澤将也(鹿屋体育大学)、同大会6位の大仲凛功(JCL TEAM UKYO)、篠﨑蒼平(東京大学)らが上位を争うか。
女子エリートは、昨年まで連覇した樫木祥子(株式会社オーエンス)と、與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)の勝負となるかと思われたが、発表されたスタートリストに樫木の名前は無い。U23は、大蔵こころ、石田唯、垣田真穂ら、早稲田大学の3名が出場。トラックの日本代表でもある垣田の走りが注目される。
注目選手 ロードレース
男子エリートは、新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)の連覇が最大の注目点だろう。先日行われたアジア選手権では、直前に体調を崩しながらも3位。コースは違うものの、2016年にはツアー・オブ・ジャパン修善寺ステージで大怪我からの復活勝利を挙げており、ゲンのいい場所と言えそうだ。
対する国内チーム勢は、ツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野で強さを見せた岡篤志と山本大喜を擁するJCL TEAM UKYOを中心にレースが動くか。組織力のある愛三工業レーシングチームやシマノレーシング、キナンレーシングチーム、さらにはEFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチームが動きに加わると、大きな変化が起きるだろう。ただし、通常のレースとは違う力学が集団に働くのが全日本選手権。予想外の動きで勝敗が決まる可能性は高い。
女子エリートは、與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)がタイトル奪回するか、樫木祥子(株式会社オーエンス)が連覇するかに焦点が集まる。そこに金子広美(イナーメ信濃山形)や、植竹海貴(Y's Road)らが絡んでレースが進むことになりそう。U23は昨年優勝の小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)と、垣田真穂、池田瑞紀(共に早稲田大学)らを中心にレースが動くことになるか。
text:Satoru Kato
今年のロードレースとパラサイクリングの全日本選手権は、修善寺の日本サイクルスポーツセンターが舞台。同会場での全日本選手権開催は、2005年以来18年ぶりとなる(その時の男子エリート勝者は、現シマノレーシング監督の野寺秀徳氏)。
大会の日程は以下の通り。同日程でジュニアとU17の全日本選手権が京都で開催されるが、ここでは日本サイクルスポーツセンターで開催されるレースに限定する。
6月23日(金) 個人タイムトライアル
女子エリート+U23(24km)、男子U23(24km)、男子エリート(30km)、パラサイクリング(18km、12km)
6月24日(土) 個人ロードレース
女子エリート+U23(88km)、男子U23(112km)
6月25日(日) 個人ロードレース
男子マスターズ・30代+40代(56km)、男子マスターズ・50代+60代、女子マスターズ(32km)
男子エリート(160km)
個人タイムトライアルのコースは、日本サイクルスポーツセンターの5kmサーキットを逆回りで使用。ホームストレートを1往復半することで、1周6kmのコースとする。ロードレースは、5kmサーキットに競輪学校のコースを加えた1周8kmだ。UCIの規定では周回コースは1周10kmとされているが、主催するJCF(日本自転車競技連盟)はUCIから承認を得ていると発表している。
いずれのコースも平坦がほぼ無く、登りと下りが繰り返される設定。個人タイムトライアルはDHバーを持つ区間は少なそうだが、下りの長さとスピードを考えればTTバイクが有利か。ロードレースではスタートから5km過ぎ、2号橋以降の2kmはこのコース最長の登り区間となり、過去のJプロツアーなどでも勝負所となった。今回の全日本選手権ではどうか?
注目選手 個人タイムトライアル
男子エリートは、連覇を狙うディフェンディングチャンピオンの金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)、昨年2位の小石祐馬(JCL TEAM UKYO)、昨年はU23で優勝した留目夕陽(EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム)、同3位の香山飛龍(シマノレーシング)、ツアー・オブ・ジャパン堺ステージ3位の岡篤志(JCL TEAM UKYO)、さらには新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)らに注目が集まる。特に金子は昨年から連覇を公言しており、今大会に向けて順調に調整している。昨年ダントツの速さでU23チャンピオンになった留目が、エリートでどこまで通用するか?
男子U23は、昨年2位の神村泰輝(早稲田大学)、寺田吉騎(シマノレーシング)、津田悠義(キナンレーシングチーム)、昨年の大学選手権タイムトライアル3位の伊澤将也(鹿屋体育大学)、同大会6位の大仲凛功(JCL TEAM UKYO)、篠﨑蒼平(東京大学)らが上位を争うか。
女子エリートは、昨年まで連覇した樫木祥子(株式会社オーエンス)と、與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)の勝負となるかと思われたが、発表されたスタートリストに樫木の名前は無い。U23は、大蔵こころ、石田唯、垣田真穂ら、早稲田大学の3名が出場。トラックの日本代表でもある垣田の走りが注目される。
注目選手 ロードレース
男子エリートは、新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)の連覇が最大の注目点だろう。先日行われたアジア選手権では、直前に体調を崩しながらも3位。コースは違うものの、2016年にはツアー・オブ・ジャパン修善寺ステージで大怪我からの復活勝利を挙げており、ゲンのいい場所と言えそうだ。
対する国内チーム勢は、ツアー・オブ・ジャパンとツール・ド・熊野で強さを見せた岡篤志と山本大喜を擁するJCL TEAM UKYOを中心にレースが動くか。組織力のある愛三工業レーシングチームやシマノレーシング、キナンレーシングチーム、さらにはEFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチームが動きに加わると、大きな変化が起きるだろう。ただし、通常のレースとは違う力学が集団に働くのが全日本選手権。予想外の動きで勝敗が決まる可能性は高い。
女子エリートは、與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)がタイトル奪回するか、樫木祥子(株式会社オーエンス)が連覇するかに焦点が集まる。そこに金子広美(イナーメ信濃山形)や、植竹海貴(Y's Road)らが絡んでレースが進むことになりそう。U23は昨年優勝の小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)と、垣田真穂、池田瑞紀(共に早稲田大学)らを中心にレースが動くことになるか。
text:Satoru Kato
Amazon.co.jp
業務用 徳用真アジフライ 80g×50枚入り 冷凍 ミックスパン粉 マアジ 総菜 揚げ物 お弁当 おつまみ おかず 仕入れ ケース買い まとめ買い6209122499
フジ物産
¥2,900 (¥2,900 / 個)