2023/04/06(木) - 16:38
チームブリヂストンサイクリングら国内プロチームをサポートするウェアブランドのウエイブワン。そのフルオーダーラインアップに用意されているレジェフィット スピード半袖ジャージと75パンツをテストする。レーサーの意見を反映した上位モデルの着用感をお届けしよう。
ウエイブワン レジェフィット スピード半袖ジャージ
トラック競技とロードレースの双方で活躍するチームブリヂストンサイクリングをサポートするウエイブワン。国内最高峰の記録やロードレースでの勝利を得るために細かく開発が行われたウェアは、ホビーライダーもオリジナルウェアとしてデザイン可能なフルオーダーラインアップに用意されており、同じ性能を堪能することができる。
プロ選手の意見が反映されて作られるのが上位モデルのレジェフィットシリーズだ。今回はその中でもレースでアドバンテージとなるようなエアロダイナミクスを追求したレジェフィット スピード半袖ジャージと、タイトフィットのレジェフィット75パンツをピックアップし、テストを行なった。
スピードライン生地は伸縮性に富む
肩甲骨周りにもスピードライン生地が用いられている
レジェフィット スピード半袖ジャージは、近年のレースウェアに用いられることが多くなった溝付きの生地「スピードライン」を採用していることが特徴。溝は生地に当たった風の整流効果を高め、空気抵抗をわずかでも低減するための設計だ。ウエイブワンでは袖や肩だけではなく、肩甲骨周りまでスピードラインを用いるほど徹底したデザインが採用されている。
スピードラインは伸縮性に優れていることに加え、溝部分が優れた通気性を実現するメッシュとされていることもポイント。袖口はカットオフ仕様ということもあり、非常に高いフィット性と汗が溜まりにくい快適性も備えた。また、最も低い部分で1.5cm幅とされたローハイトな襟も、走行風でばたつかないエアロ性と快適性の両立を実現している。
スピードライン生地を使用していない前身頃、後ろ身頃、脇部分は、レジェスキンとレジェハニカムを使い分けて吸汗性能とストレッチ性、耐久性のバランスを整えている。レースウェアながらトレーニングなどでヘビーユースできる作りとなっているのはありがたい。
ウエイブワン レジェフィット 75パンツ
レジェフィット75パンツは、裾のグリップテープを75mmという非常に幅広な物を採用しているモデル。ビブショーツも全体的にタイトフィットで作られているため、グリップテープの幅を広げ、太ももをタイトにホールドする部分の圧力を分散させることで快適性を確保していることが特徴だ。
レーサーやタイトめなフィット感が好みの方にマッチする仕立てだが、メイン生地に採用されるトリンティという素材はソフトなタッチと優れた伸縮性を備えているため、快適に着用することが可能となっている。また、股部分はデザイン不可だが、染色生地を用いることで耐久性を向上させている。グリップテープも耐久性に富む素材を使用しており、使用頻度が高い方でも安心して使うことができる。
75mm幅のグリッパーテープによって快適性を高めている
糸状のグリップ素材を編み込むことでホールド力を確保した
そんなレジェフィット スピード半袖ジャージと、レジェフィット 75パンツをインプレッション。チームブリヂストンサイクリングも着用するウェアの使用感をお届けしよう。
タイトながら心地よい着心地が得られるウェアに仕上がっている
非常にフィット感が高く生地がたるむ部分もない、まさにレーシングジャージだ。注目のエアロ生地が備える空気抵抗削減を巡航時に感じるのは難しかったものの、一般的なジャージよりも肩周りの空気の流れがスムーズであることには気がつけるほど、違いが生み出されている1着という印象を受けた。
今回テストを行ったCW編集部高木は普段着用しているSサイズではなく、Mサイズを試着したのだが、意外なことにもルーズに感じる部分がないほど体にフィットしてくれる着用感に驚いた。ルーズになるどころか、ワンサイズ大きめにも関わらずしっかりとタイトに作られているおかげで、腹部の生地が弛まない上に、快適なフィット性を感じられる。
これがSサイズであれば、さらに体との一体感が増すことは想像に難くない。自分自身が選ぶのであれば、レースで着用するウェアであることや、ピタッとするウェアが自身の好み、そしてウェアのバタつきを最小限に抑えるためにSサイズを選びたいところ。ただ、Mサイズがルーズで選択肢に入らないわけではなく、これでも不都合はないフィット感が得られている。
体にぴたりとフィットするレジェフィット スピード半袖ジャージ
風のバタつきを抑えるためにタイトめに作られるウェアが多くなっているため、実際に乗った時に動く肩周りや腹圧で生地がどのように追従してくれるかは試着を行なって確認することをお勧めしたい。
少し前までのエアロ生地は弾力性が強かったが、ウエイブワンのスピードラインは非常にしなやかかつ伸縮性に富んでいるため、筋肉の動きにも追従してくれる性能を備えている。テスト中に生地が硬いと思う瞬間はないうえに、胴回りに使われているメッシュ生地よりも動きやすさを感じられるほどであり、なんの抵抗もなく着用できるはずだ。
ボディの素材は安心の定番生地を使っているため、フィット感と吸汗性能が良いことには間違いない。メッシュ系の生地がフロント周りに使われるウェアのように腹部が汗で冷えてしまうこともなく、長時間のライドを通して快適性は保たれるという印象だ。また、脇部分も同じ素材を使うことで、脇部分をキュッと締めてくれるようなフィットを実現しており、前傾姿勢を深くするポジションやダンシングでもウェアがずれにくくなっている。
ローハイトの襟によって風のバタつきを抑えている
脇の下は伸縮性に富む生地があしらわれている
背中のメッシュ生地も見た目通りの高い通気性を発揮している。最も発熱する部分はポケットよりも上部かつ、肩甲骨よりも低い部分のため、そこに戦略的にメッシュが配置されているおかげで効果を発揮している。若干硬めの伸縮性を備えていることもあって、そのメッシュがポケットに採用されたことで収納物が飛び出てしまう心配も少なくなっているようだ。
レース向けのウェアとして開発されているものの、非常に快適に着用できるためホビーライダーにもマッチしそう。プロが使っているウェアという格式の高さや、溝がついた最先端な生地を使っているかっこよさという理由でこのウェアを選んでも決して後悔することはないだろう。
ウエイブワン レジェフィット 75パンツ
同時にテストしたレジェフィット75パンツは優しく脚を包んでくれるようなフィット感が心地よい1着だった。こちらもワンサイズ大きいMサイズでの試着となったのでやや穏やかなフィット性を感じつつ、生地が弛む部分や肌から浮いてしまうことが無い、ぴたりと体に沿い纏うようなフィット感がある。自分にマッチするのはSサイズと想像するが、この伸びやかな生地による心地よいフィット感は変わらず、よりウェアが脚をホールドしてくれるはずだ。
ビブショーツによってはタイトめにフィットさせないとパッドが適正な位置に落ち着かないことがあるが、75パンツに関しては優しいフィット感にもかかわらずパッドはちょうど良いポジションに配置されるのも魅力に感じた。また、目の粗いメッシュ生地の肩紐はアンダーウェアのように汗を吸い上げてくれるため、アンダーを着用していなくても肌面をサラサラに保つ吸汗速乾性を備えており、このビブショーツの快適性に貢献している。
アンダーウェアのような機能を発揮する肩紐だ
75パンツの最大の魅力である幅広のグリッパーテープは自分の好みにもマッチしており、非常に快適に感じられた。幅広グリッパーテープは物によっては非常にタイトに作られており脚に食い込んでしまうものもあるが、75パンツは程よいコンプレッション感でビブショーツをホールドしてくれる。レッグ部分の生地、肩紐、グリッパーテープ全てにおいて非常に快適という印象を受けたビブショーツだった。
（インプレッション：高木三千成）
ウエイブワン レジェフィット スピード半袖ジャージ
サイズ（ユニセックス）：XS、S、M、L、XL、XXL、4L
価格：16,500円（税込）
ウエイブワン レジェフィット 75パンツ
サイズ（男性）：XS、S、M、L、XL、XXL
サイズ（女性）：34、36、38、40、42
価格：13,750円（税込）、13,200円（税込、肩紐なし）
現在ウエイブワンではチームフラッグプレゼントキャンペーンを実施中だ。対象オーダーウェアを計10着以上を注文したユーザーにチームデザインのフラッグをプレゼント。対象アイテムであれば新規はもちろん過去に制作したウェアの追加もキャンペーンの対象となるため、イベントが復活したこのタイミングでオリジナルジャージを新調してみてはいかがだろうか。対象アイテムやキャンペーン期間は以下の一覧をチェックしてもらいたい。
チームフラッグプレゼントキャンペーン
■ 対象アイテム
・レジェフィット2.0半袖ジャージ
・レジェフィットスピード半袖ジャージ
・レジェフィットクレスト半袖ジャージ
・レジェフィットリープパンツ
・レジェフィット75パンツ
・レジェフィットパンツ
・ウインドテックジャケット
・ウインドテックベスト
・スピードエアロスーツ
・スピードデュアルスーツ 半袖/長袖
最低ロット：新規注文３着 / 追加注文１着 ※各製品共通
受注期間：2023年03月10日 (金) ～ 05月31日 (水)
新規注文「デザイン依頼」締切：2023年04月25日 (火) まで
※ 新規注文の場合、「ご注文の前に」デザイン依頼を行う流れとなります。
キャンペーンURL：https://wave-one.jp/fullorder/sp/cp_order_2023sp/
トラック競技とロードレースの双方で活躍するチームブリヂストンサイクリングをサポートするウエイブワン。国内最高峰の記録やロードレースでの勝利を得るために細かく開発が行われたウェアは、ホビーライダーもオリジナルウェアとしてデザイン可能なフルオーダーラインアップに用意されており、同じ性能を堪能することができる。
プロ選手の意見が反映されて作られるのが上位モデルのレジェフィットシリーズだ。今回はその中でもレースでアドバンテージとなるようなエアロダイナミクスを追求したレジェフィット スピード半袖ジャージと、タイトフィットのレジェフィット75パンツをピックアップし、テストを行なった。
レジェフィット スピード半袖ジャージは、近年のレースウェアに用いられることが多くなった溝付きの生地「スピードライン」を採用していることが特徴。溝は生地に当たった風の整流効果を高め、空気抵抗をわずかでも低減するための設計だ。ウエイブワンでは袖や肩だけではなく、肩甲骨周りまでスピードラインを用いるほど徹底したデザインが採用されている。
スピードラインは伸縮性に優れていることに加え、溝部分が優れた通気性を実現するメッシュとされていることもポイント。袖口はカットオフ仕様ということもあり、非常に高いフィット性と汗が溜まりにくい快適性も備えた。また、最も低い部分で1.5cm幅とされたローハイトな襟も、走行風でばたつかないエアロ性と快適性の両立を実現している。
スピードライン生地を使用していない前身頃、後ろ身頃、脇部分は、レジェスキンとレジェハニカムを使い分けて吸汗性能とストレッチ性、耐久性のバランスを整えている。レースウェアながらトレーニングなどでヘビーユースできる作りとなっているのはありがたい。
レジェフィット75パンツは、裾のグリップテープを75mmという非常に幅広な物を採用しているモデル。ビブショーツも全体的にタイトフィットで作られているため、グリップテープの幅を広げ、太ももをタイトにホールドする部分の圧力を分散させることで快適性を確保していることが特徴だ。
レーサーやタイトめなフィット感が好みの方にマッチする仕立てだが、メイン生地に採用されるトリンティという素材はソフトなタッチと優れた伸縮性を備えているため、快適に着用することが可能となっている。また、股部分はデザイン不可だが、染色生地を用いることで耐久性を向上させている。グリップテープも耐久性に富む素材を使用しており、使用頻度が高い方でも安心して使うことができる。
そんなレジェフィット スピード半袖ジャージと、レジェフィット 75パンツをインプレッション。チームブリヂストンサイクリングも着用するウェアの使用感をお届けしよう。
非常にフィット感が高く生地がたるむ部分もない、まさにレーシングジャージだ。注目のエアロ生地が備える空気抵抗削減を巡航時に感じるのは難しかったものの、一般的なジャージよりも肩周りの空気の流れがスムーズであることには気がつけるほど、違いが生み出されている1着という印象を受けた。
今回テストを行ったCW編集部高木は普段着用しているSサイズではなく、Mサイズを試着したのだが、意外なことにもルーズに感じる部分がないほど体にフィットしてくれる着用感に驚いた。ルーズになるどころか、ワンサイズ大きめにも関わらずしっかりとタイトに作られているおかげで、腹部の生地が弛まない上に、快適なフィット性を感じられる。
これがSサイズであれば、さらに体との一体感が増すことは想像に難くない。自分自身が選ぶのであれば、レースで着用するウェアであることや、ピタッとするウェアが自身の好み、そしてウェアのバタつきを最小限に抑えるためにSサイズを選びたいところ。ただ、Mサイズがルーズで選択肢に入らないわけではなく、これでも不都合はないフィット感が得られている。
風のバタつきを抑えるためにタイトめに作られるウェアが多くなっているため、実際に乗った時に動く肩周りや腹圧で生地がどのように追従してくれるかは試着を行なって確認することをお勧めしたい。
少し前までのエアロ生地は弾力性が強かったが、ウエイブワンのスピードラインは非常にしなやかかつ伸縮性に富んでいるため、筋肉の動きにも追従してくれる性能を備えている。テスト中に生地が硬いと思う瞬間はないうえに、胴回りに使われているメッシュ生地よりも動きやすさを感じられるほどであり、なんの抵抗もなく着用できるはずだ。
ボディの素材は安心の定番生地を使っているため、フィット感と吸汗性能が良いことには間違いない。メッシュ系の生地がフロント周りに使われるウェアのように腹部が汗で冷えてしまうこともなく、長時間のライドを通して快適性は保たれるという印象だ。また、脇部分も同じ素材を使うことで、脇部分をキュッと締めてくれるようなフィットを実現しており、前傾姿勢を深くするポジションやダンシングでもウェアがずれにくくなっている。
背中のメッシュ生地も見た目通りの高い通気性を発揮している。最も発熱する部分はポケットよりも上部かつ、肩甲骨よりも低い部分のため、そこに戦略的にメッシュが配置されているおかげで効果を発揮している。若干硬めの伸縮性を備えていることもあって、そのメッシュがポケットに採用されたことで収納物が飛び出てしまう心配も少なくなっているようだ。
レース向けのウェアとして開発されているものの、非常に快適に着用できるためホビーライダーにもマッチしそう。プロが使っているウェアという格式の高さや、溝がついた最先端な生地を使っているかっこよさという理由でこのウェアを選んでも決して後悔することはないだろう。
同時にテストしたレジェフィット75パンツは優しく脚を包んでくれるようなフィット感が心地よい1着だった。こちらもワンサイズ大きいMサイズでの試着となったのでやや穏やかなフィット性を感じつつ、生地が弛む部分や肌から浮いてしまうことが無い、ぴたりと体に沿い纏うようなフィット感がある。自分にマッチするのはSサイズと想像するが、この伸びやかな生地による心地よいフィット感は変わらず、よりウェアが脚をホールドしてくれるはずだ。
ビブショーツによってはタイトめにフィットさせないとパッドが適正な位置に落ち着かないことがあるが、75パンツに関しては優しいフィット感にもかかわらずパッドはちょうど良いポジションに配置されるのも魅力に感じた。また、目の粗いメッシュ生地の肩紐はアンダーウェアのように汗を吸い上げてくれるため、アンダーを着用していなくても肌面をサラサラに保つ吸汗速乾性を備えており、このビブショーツの快適性に貢献している。
75パンツの最大の魅力である幅広のグリッパーテープは自分の好みにもマッチしており、非常に快適に感じられた。幅広グリッパーテープは物によっては非常にタイトに作られており脚に食い込んでしまうものもあるが、75パンツは程よいコンプレッション感でビブショーツをホールドしてくれる。レッグ部分の生地、肩紐、グリッパーテープ全てにおいて非常に快適という印象を受けたビブショーツだった。
（インプレッション：高木三千成）
ウエイブワン レジェフィット スピード半袖ジャージ
サイズ（ユニセックス）：XS、S、M、L、XL、XXL、4L
価格：16,500円（税込）
ウエイブワン レジェフィット 75パンツ
サイズ（男性）：XS、S、M、L、XL、XXL
サイズ（女性）：34、36、38、40、42
価格：13,750円（税込）、13,200円（税込、肩紐なし）
現在ウエイブワンではチームフラッグプレゼントキャンペーンを実施中だ。対象オーダーウェアを計10着以上を注文したユーザーにチームデザインのフラッグをプレゼント。対象アイテムであれば新規はもちろん過去に制作したウェアの追加もキャンペーンの対象となるため、イベントが復活したこのタイミングでオリジナルジャージを新調してみてはいかがだろうか。対象アイテムやキャンペーン期間は以下の一覧をチェックしてもらいたい。
チームフラッグプレゼントキャンペーン
■ 対象アイテム
・レジェフィット2.0半袖ジャージ
・レジェフィットスピード半袖ジャージ
・レジェフィットクレスト半袖ジャージ
・レジェフィットリープパンツ
・レジェフィット75パンツ
・レジェフィットパンツ
・ウインドテックジャケット
・ウインドテックベスト
・スピードエアロスーツ
・スピードデュアルスーツ 半袖/長袖
最低ロット：新規注文３着 / 追加注文１着 ※各製品共通
受注期間：2023年03月10日 (金) ～ 05月31日 (水)
新規注文「デザイン依頼」締切：2023年04月25日 (火) まで
※ 新規注文の場合、「ご注文の前に」デザイン依頼を行う流れとなります。
キャンペーンURL：https://wave-one.jp/fullorder/sp/cp_order_2023sp/
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