2023/02/13(月) - 18:57
CXレースで最も華のある大会、シクロクロス東京2日目は仮装いっぱいのお楽しみレース「90分エンデューロ」やマスターズの精鋭M1レースも開催。男女エリートの観戦に訪れた人も含め9,500人、2日間合計で16,500人の動員で大いに盛り上がった大会を振り返る。
今年一番の暖かさの春の陽気になるという予報の通り朝から好天に恵まれたChampion System × 弱虫ペダル シクロクロス東京Day2。朝イチのプログラムはキッズたちのCK1・2・3クラス。距離はフルコースから短縮されるものの、大人たち同様の本格的な砂浜と林間を走る難コースで争うレースは、子どもたちにとっても栄誉ある特別なレースだ。
同時出走の混走でのスタートで飛び出したのは興津輝(Dream Seeker Jr.Racing Team)。これを追ったのが横田壮一郎(イオンバイクJr.レーシング)。好走を続けた興津だったがビーチで落車した際にチェーンがスプロケットに噛み込むアクシデント発生。直すのに手間取り、押して走るうちに横田がパス。
しかし興津は最後まで抵抗して横田から離されなかったが、最後のホームストレート勝負では離されてしまい、横田が堂々としたウィニングポーズでフィニッシュ。3位は近藤虎流(GRM)。CK2は阿部咲太朗(石神井らいだーす・仮)、CK1は綱島一信(ボンシャンス)が優勝。
仮装ライダーがいっぱい 抱腹絶倒の90分エンデューロ
この日のレース第2プログラムはシクロクロス東京の人気種目、90分エンデューロだ。チームで走る1時間半の耐久レースだが、こうしたチーム種目はガチでなくお楽しみを入れることがお約束。当然のごとく仮装が大いに期待されるレースだ。
昼にかけて気温が上がるなか、ビールとフード片手の観客たちが集まりだすなか、スタートしていく選手たちは期待を裏切らない姿で登場。5年前にも走ってくれたミニオンの風船の着ぐるみをはじめ、バニーガールにガングロのギャル、セーラー服を着た男子、特攻服を着た熟女、ハッピを着たチーム、クマやウサギ、ドラえもん、ウマ娘、アーニャ、ピンクレディー、魔女の宅急便、メイドさん、コワモテの仮面の人、Tシャツにメッセージを書いただけのお手軽な仮装から手の混んだ着ぐるみまで、ありとあらゆる仮装ライダーたちが次々と登場した。
そのユニークな姿をビール片手に観戦する観客たち。真剣なレースから一転、繰り広げられるコミカルな光景に笑いを誘った。しかしそんな笑いにまじって徐々に驚きが広がったのが弱虫ペダル作者の渡辺航先生の走り。なんとレース途中で着替えて東堂尽八に変身して(2人以上のチームで走るという)レギュレーションをクリアする技を駆使して90分間をたったひとりのソロで走りきってしまったのだ。
加えて渡辺先生は走り終えるとすぐにブースに戻りファンとの記念撮影やサイン会に臨み、2日めも精力的にファンサービスに努めた。その驚異的な体力とサービス精神、大会のメインスポンサーにもなってしまうという神対応に感嘆の声が聞かれた。
90分間、笑いっぱなしのエンデューロの模様はとにかく写真で御覧ください。それが午後からのマスターズ1と男女エリートレースの前座となるのだから、お台場が盛り上がらないわけがない!
マスターズM1クラスはイナーメ生田目修が制する
元気なシニア世代を象徴するマスターズM1クラスはある意味市民シクロクロッサーの頂点の戦いでもある。40、50、60歳を超えても若い世代に劣るどころか円熟味さえ感じられるハイレベルなレースだ。
スタートから飛び出したのは生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)。追ったのはMTBライダーでもある山中真(GT Bicycles 人力車)や太田好政(AX cyclocoss team)。ランニングを得意とし、フィジカルの強さで定評のある生田目は大きな差をもって逃げるが、太田が徐々にペースを上げ山中をパス。しかし最終的には23秒までしか詰められず、生田目が逃げ切り勝利をガッツポーズで喜んだ。
生田目修のコメント
「砂に苦戦しました。波打ち際の路面状況が刻一刻と変わってラインができてきて、ここまで変わるとは思わなかったです。追走してくる太田さんが一枚上手で、抜かれないかと怯えていました。しかしきつかった。しかしこれだけ多くの観客の皆さんが居て応援されると頑張れますね。声援の力って凄い。全日本選手権で負けた悔しさをここで晴らせました。来シーズンに向けていい締めくくりになりました」。
午後からの男女エリートレースで盛り上がりは最高潮に達し、この日観戦に訪れた人を含めると9,500人、2日間合計で16,500人の動員で大いに盛り上がった。5年ぶりの開催という長いブランクが有りながら、レースを終えてみれば5年前に迫る雰囲気に包まれた。
JCX シリーズ総合表彰 首位の賞金は20万円
男女エリートレースの表彰のあとにはJCXシリーズ戦の総合表彰式が行われた。2022−2023シーズンのJCX対象シリーズ戦は全10戦で、日本各地で開催されたレースの取得ポイントの総合で争われる。男子の総合トップは今季出るレースすべてで連戦連勝を重ねた織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)。すでに第6・7戦の終了時で逆転できない差をもって首位を決定していた。2位は沢田時、3位は小坂光(ともに宇都宮ブリッツェン)。
女子トップは小川咲絵(AX cyclocross team)、2位渡部春雅(明治大学)、3位
石田唯(早稲田大学)で、男女とも総合トップに賞金20万円がAJOCC影山善明理事から手渡された。
今年一番の暖かさの春の陽気になるという予報の通り朝から好天に恵まれたChampion System × 弱虫ペダル シクロクロス東京Day2。朝イチのプログラムはキッズたちのCK1・2・3クラス。距離はフルコースから短縮されるものの、大人たち同様の本格的な砂浜と林間を走る難コースで争うレースは、子どもたちにとっても栄誉ある特別なレースだ。
同時出走の混走でのスタートで飛び出したのは興津輝(Dream Seeker Jr.Racing Team)。これを追ったのが横田壮一郎(イオンバイクJr.レーシング)。好走を続けた興津だったがビーチで落車した際にチェーンがスプロケットに噛み込むアクシデント発生。直すのに手間取り、押して走るうちに横田がパス。
しかし興津は最後まで抵抗して横田から離されなかったが、最後のホームストレート勝負では離されてしまい、横田が堂々としたウィニングポーズでフィニッシュ。3位は近藤虎流(GRM)。CK2は阿部咲太朗(石神井らいだーす・仮)、CK1は綱島一信(ボンシャンス)が優勝。
仮装ライダーがいっぱい 抱腹絶倒の90分エンデューロ
この日のレース第2プログラムはシクロクロス東京の人気種目、90分エンデューロだ。チームで走る1時間半の耐久レースだが、こうしたチーム種目はガチでなくお楽しみを入れることがお約束。当然のごとく仮装が大いに期待されるレースだ。
昼にかけて気温が上がるなか、ビールとフード片手の観客たちが集まりだすなか、スタートしていく選手たちは期待を裏切らない姿で登場。5年前にも走ってくれたミニオンの風船の着ぐるみをはじめ、バニーガールにガングロのギャル、セーラー服を着た男子、特攻服を着た熟女、ハッピを着たチーム、クマやウサギ、ドラえもん、ウマ娘、アーニャ、ピンクレディー、魔女の宅急便、メイドさん、コワモテの仮面の人、Tシャツにメッセージを書いただけのお手軽な仮装から手の混んだ着ぐるみまで、ありとあらゆる仮装ライダーたちが次々と登場した。
そのユニークな姿をビール片手に観戦する観客たち。真剣なレースから一転、繰り広げられるコミカルな光景に笑いを誘った。しかしそんな笑いにまじって徐々に驚きが広がったのが弱虫ペダル作者の渡辺航先生の走り。なんとレース途中で着替えて東堂尽八に変身して(2人以上のチームで走るという)レギュレーションをクリアする技を駆使して90分間をたったひとりのソロで走りきってしまったのだ。
加えて渡辺先生は走り終えるとすぐにブースに戻りファンとの記念撮影やサイン会に臨み、2日めも精力的にファンサービスに努めた。その驚異的な体力とサービス精神、大会のメインスポンサーにもなってしまうという神対応に感嘆の声が聞かれた。
90分間、笑いっぱなしのエンデューロの模様はとにかく写真で御覧ください。それが午後からのマスターズ1と男女エリートレースの前座となるのだから、お台場が盛り上がらないわけがない!
マスターズM1クラスはイナーメ生田目修が制する
元気なシニア世代を象徴するマスターズM1クラスはある意味市民シクロクロッサーの頂点の戦いでもある。40、50、60歳を超えても若い世代に劣るどころか円熟味さえ感じられるハイレベルなレースだ。
スタートから飛び出したのは生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス)。追ったのはMTBライダーでもある山中真(GT Bicycles 人力車)や太田好政(AX cyclocoss team)。ランニングを得意とし、フィジカルの強さで定評のある生田目は大きな差をもって逃げるが、太田が徐々にペースを上げ山中をパス。しかし最終的には23秒までしか詰められず、生田目が逃げ切り勝利をガッツポーズで喜んだ。
生田目修のコメント
「砂に苦戦しました。波打ち際の路面状況が刻一刻と変わってラインができてきて、ここまで変わるとは思わなかったです。追走してくる太田さんが一枚上手で、抜かれないかと怯えていました。しかしきつかった。しかしこれだけ多くの観客の皆さんが居て応援されると頑張れますね。声援の力って凄い。全日本選手権で負けた悔しさをここで晴らせました。来シーズンに向けていい締めくくりになりました」。
午後からの男女エリートレースで盛り上がりは最高潮に達し、この日観戦に訪れた人を含めると9,500人、2日間合計で16,500人の動員で大いに盛り上がった。5年ぶりの開催という長いブランクが有りながら、レースを終えてみれば5年前に迫る雰囲気に包まれた。
JCX シリーズ総合表彰 首位の賞金は20万円
男女エリートレースの表彰のあとにはJCXシリーズ戦の総合表彰式が行われた。2022−2023シーズンのJCX対象シリーズ戦は全10戦で、日本各地で開催されたレースの取得ポイントの総合で争われる。男子の総合トップは今季出るレースすべてで連戦連勝を重ねた織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)。すでに第6・7戦の終了時で逆転できない差をもって首位を決定していた。2位は沢田時、3位は小坂光(ともに宇都宮ブリッツェン)。
女子トップは小川咲絵(AX cyclocross team)、2位渡部春雅(明治大学)、3位
石田唯(早稲田大学)で、男女とも総合トップに賞金20万円がAJOCC影山善明理事から手渡された。
シクロクロス東京2日目CM1 結果
1位 | 生田目修(イナーメ信濃山形&大幸ハーネス) | 33:49 |
2位 | 太田好政(AX cyclocoss team) | +23 |
3位 | 山中真(GT Bicycles 人力車) | +1:12 |
4位 | 羽鳥和重(Cycleclub3UP.) | +1:22 |
5位 | 中島由裕 | +2:25 |
6位 | 岡田紀彦(アルゼンチンペソしかないよ) | +2:25 |
7位 | 山本誠一(DEVOTION) | +2:39 |
8位 | 松尾遊(Champion System Japan Test Team) | +3:06 |
9位 | 矢野大介(Rapha Cycling Club) | +3:15 |
10位 | 小田島貴弘(maillot SY-Nak) | +3:28 |
text&photo:Makoto AYANO
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