2023/01/04(水) - 11:48
2015年ジロ・デ・イタリアで区間2勝を挙げたサーシャ・モードロ(イタリア)が引退を発表した。また、2019年ジャパンカップに出場したショーン・ベネット(アメリカ)も26歳ながら現役引退を明らかにしている。
2015年ジロで初ステージ優勝を飾ったサーシャ・モードロ(イタリア、当時ランプレ・メリダ) photo:Kei Tsuji
「僕の経験上(移籍先となる)チームが見つからないことはわかっていた。また僕は現実主義者なので自分の価値を見誤ることもなかった。(オファーを)待っていたのは12月までで、その後は将来のことについて考えていた」と、サーシャ・モードロ(イタリア)は母国メディアで心の内を語った。
モードロはコルナゴ・CFSイノックス(現グリーンプロジェクト・バルディアーニCSFファイザネ)で2010年にプロデビューした35歳。スプリンターとして頭角を現したモードロは、ランプレ・メリダ所属時に出場した2015年のジロ・デ・イタリアでは区間2勝を挙げる。キャリア後半はEFエデュケーションファーストとアルペシン・フェニックスを経て、今年バルディアーニCSFファイザネに復帰した。
スプリンターとしてキャリア通算47勝を挙げたサーシャ・モードロ(イタリア) photo:CorVos
2022年シーズンはUAEツアーやティレーノ〜アドリアティコ、ジロなど主要レースに出場したモードロ。しかし、「自分で引退を決めることができればよかったのだが、チームはシーズン最後まで僕をレースに出場させ、来季の契約の有無を年末まで明かさなかったんだ。バルディアーニが6月頃に伝えてくれれば心穏やかに引退することができたのに」と不満を漏らした。
キャリア通算47勝を積み上げたモードロは「2022年と共に(自転車に乗り始めてから)28年に及んだ僕の選手キャリアが終わりを迎えた。とても良い時間だったよ」と締めくくった。
26歳ショーン・ベネットも引退を発表
26歳にして引退を決断したショーン・ベネット(アメリカ) photo:CorVos
2019年ジャパンカップにも出場したショーン・ベネット(アメリカ)も、自身のSNSで現役引退を発表した。「(引退に至るまで)かなりフラストレーションが溜まり、悲しい数ヶ月を過ごした。選手を続けたかったものの、今年その願いが叶うことはなく、お別れをするときがきた」と26歳のベネットは綴っている。
ハーゲンスバーマン・アクセオンで2018年にプレビュー後、EFエデュケーションファーストで2年を過ごしたベネット。2021年にクベカ・アソスへ移籍したものの翌年チームが消滅し、今年は中国籍のコンチネンタルチームであるチャイナグローリー・コンチネンタルチームに活躍の場を求めた。しかし来季の契約はなく、引退を決断したベネットは「ここまで僕を支えてくれた人たちに”ありがとう”と言いたい」と感謝を伝えている。
text:Sotaro.Arakawa
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「僕の経験上(移籍先となる)チームが見つからないことはわかっていた。また僕は現実主義者なので自分の価値を見誤ることもなかった。(オファーを)待っていたのは12月までで、その後は将来のことについて考えていた」と、サーシャ・モードロ(イタリア)は母国メディアで心の内を語った。
モードロはコルナゴ・CFSイノックス(現グリーンプロジェクト・バルディアーニCSFファイザネ)で2010年にプロデビューした35歳。スプリンターとして頭角を現したモードロは、ランプレ・メリダ所属時に出場した2015年のジロ・デ・イタリアでは区間2勝を挙げる。キャリア後半はEFエデュケーションファーストとアルペシン・フェニックスを経て、今年バルディアーニCSFファイザネに復帰した。
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2022年シーズンはUAEツアーやティレーノ〜アドリアティコ、ジロなど主要レースに出場したモードロ。しかし、「自分で引退を決めることができればよかったのだが、チームはシーズン最後まで僕をレースに出場させ、来季の契約の有無を年末まで明かさなかったんだ。バルディアーニが6月頃に伝えてくれれば心穏やかに引退することができたのに」と不満を漏らした。
キャリア通算47勝を積み上げたモードロは「2022年と共に(自転車に乗り始めてから)28年に及んだ僕の選手キャリアが終わりを迎えた。とても良い時間だったよ」と締めくくった。
26歳ショーン・ベネットも引退を発表
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2019年ジャパンカップにも出場したショーン・ベネット(アメリカ)も、自身のSNSで現役引退を発表した。「(引退に至るまで)かなりフラストレーションが溜まり、悲しい数ヶ月を過ごした。選手を続けたかったものの、今年その願いが叶うことはなく、お別れをするときがきた」と26歳のベネットは綴っている。
ハーゲンスバーマン・アクセオンで2018年にプレビュー後、EFエデュケーションファーストで2年を過ごしたベネット。2021年にクベカ・アソスへ移籍したものの翌年チームが消滅し、今年は中国籍のコンチネンタルチームであるチャイナグローリー・コンチネンタルチームに活躍の場を求めた。しかし来季の契約はなく、引退を決断したベネットは「ここまで僕を支えてくれた人たちに”ありがとう”と言いたい」と感謝を伝えている。
text:Sotaro.Arakawa
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