ロード決戦用ホイールで高い支持を受けるフレンチ・ホイールブランドの雄コリマが、オールロードホイール"Essentia 40"をラインアップに加える。内幅23mmのフックレス仕様TLRリムによって、グラベル走行もカバーする万能ハイスペックホイールだ。



コリマ Essentia 40コリマ Essentia 40 (c)Corima
ツール・ド・フランスのクイーンステージなど重要な山岳レースで、古くから決戦用として重宝されてきたのがコリマのカーボンホイールだ。ロードレーシングのイメージが強いが、近年隆盛しているグラベルシーンにマッチしたホイール“Gravel 30.5”を用意し、その需要に応えてきた。

そんなコリマが、2023年モデルでロードとグラベルの間を繋ぐオールロードカテゴリーの"Essential 40"をリリースした。フランスのロリオール・シュル・ドロームで生産されるリムはフックレスのTLR仕様で内幅23mmというスペック。これは対応タイヤ幅28mm〜60mmのGravel 30.5よりも1mm広い設計だが、Essential 40の対応タイヤは28mm〜50mmに設定されている。とはいえ、50mm幅のグラベルタイヤは十分に太く、シングルトラックも含めたあらゆるダートシーンに対応できると言っても過言ではない。

フックレスのカーボンリムが採用されたフックレスのカーボンリムが採用された (c)Corima
Essential 40が備えるオール"ロード"の要素は40mmのリムハイト。超長距離のグラベルライドや、舗装路を多く含むライドに求められる巡航性能を実現するための要素だ。一方Gravel 30.5は文字通り30.5mmハイトのリムでアップダウンの激しいトレイル込みのグラベルシーンにマッチする。

新設計のハブがアセンブルされていることもEssential 40の特徴。ギア歯数36Tの面ラチェットを採用することで、オフロードで漕ぎ足しなどを行やすい10度の噛み合い角度を実現。さらにハイトルクに対応するために特別な設計も与えられているため、ハードなシチュエーションでも不安なく使える信頼性を獲得している。

36Tのギアを搭載する新型ハブが採用される36Tのギアを搭載する新型ハブが採用される (c)Corima
近年はUDカーボンフィニッシュのリムが増加しているが、Essential 40はコリマらしい3Kカーボン仕上げ。コリマらしいペアードスポーキングは空力面でのアドバンテージはもちろん、ルックスでも際立つこと間違いなし。価格はフロントが93,500円、リアが106,700円(共に税込)と比較的リーズナブルであることも嬉しいポイント。

コリマ Essentia 40コリマ Essentia 40 (c)Corima


コリマ Essential 40 フロント
タイプ:ロード 700c
リム:チューブレス ストレート サイド (TSS) =チューブレス フックレス
リム高:40mm
リム幅(外):28mm
リム幅(内):23mm
スポーク:24H
対応タイヤ幅:28~50mm
スルーアクスル:φ12×100mm
重量:745g
価格:93,500円(税込)

コリマ Essential 40 リア
タイプ:ロード 700c
リム:チューブレス ストレート サイド (TSS) =チューブレス フックレス
リム高:40mm
リム幅(外):28mm
リム幅(内):23mm
スポーク:24H
対応タイヤ幅:28~50mm
スルーアクスル:φ12×142mm
ハブ:シマノ / カンパ / スラムXDR
重量:855g
価格:106,700円(税込)


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