2022/12/06(火) - 18:40
JBCF(一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟)が主催するトラックシリーズ最終戦となる「全日本トラックチャンピオンシップ」が、12月3日、4日の2日間にわたり西武園競輪場で開催された。各種目の勝者をフォトレポートで紹介する。
7月に開催された西日本トラック、8月の東日本トラックに続く、JBCFトラックシリーズ第3戦の「全日本トラックチャンピオンシップ」。当初は11月の開催が予定されていたが、1ヶ月ほど遅れて12月の開催となった。会場は西武園競輪場の400mバンク。競輪開催時のバックストレート側をホームストレートとして競技が行われた。
関東地方は12月に入ってから寒い雨の日が続いていたが、2日間を通じて青空に恵まれた。大会2日目の12月4日は東京都内で初霜が観測されるほど冷え込んだものの、日中は陽差しに恵まれて暖かさを感じる中で競技が行われた。
個人・チーム パーシュート
スクラッチ
女子スクラッチには、東京パラリンピック金メダリストの杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)が出場。8kmのレースは、最終周回に抜け出した中原恭恵(AVENTURA VICTORIA RACING)が優勝した。
10kmで行われた男子スクラッチは、レース後半に鈴木澪(松山学院高等学校 自転車競技部)と竹野迅音(朝明高校)の2名が抜け出して逃げ切り。最後は鈴木が竹野を振り切って優勝した。
男子スプリント
予選1位の福元啓太(CWASPアタリ前田)と、同3位の林大翔(岩井商会レーシング)の決勝となった男子スプリントは、福元が2本連取で勝負を決めて優勝した。
1km・500mタイムトライアル
ケイリン
2組に分けて行われた予選を勝ち上がった6名で決勝が行われた男子ケイリンは、林大翔(岩井商会レーシング)と山形駿(保土ケ谷高校自転車競技部)がハンドルを投げ合う僅差の勝負となり、林が優勝した。女子は4名での決勝のみが行われ、石中葵(富山県自転車競技連盟)が優勝した。
男子オムニアム
4種目で争うオムニアムは、武智光(愛媛大学・オープン参加)と寺田吉騎(リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム)の争いとなった。スクラッチ、テンポレース、エリミネイションの3種目を終えて寺田が116ポイント、武智が112ポイントと、4ポイント差で最終種目のポイントレースへ。前半に寺田と武智が揃って抜け出してラップに成功し、3位以下を大きく引き離す。後半に入ると武智が攻勢に出て1位通過を繰り返し、2位通過で続く寺田との差を縮めていく。武智は終盤に逆転し、さらに倍ポイントとなるフィニッシュも1位を獲って寺田を突き離して勝負を決めた。(武智はオープン参加のため、寺田がオムニアム優勝となった)
text&photo:Satoru Kato
7月に開催された西日本トラック、8月の東日本トラックに続く、JBCFトラックシリーズ第3戦の「全日本トラックチャンピオンシップ」。当初は11月の開催が予定されていたが、1ヶ月ほど遅れて12月の開催となった。会場は西武園競輪場の400mバンク。競輪開催時のバックストレート側をホームストレートとして競技が行われた。
関東地方は12月に入ってから寒い雨の日が続いていたが、2日間を通じて青空に恵まれた。大会2日目の12月4日は東京都内で初霜が観測されるほど冷え込んだものの、日中は陽差しに恵まれて暖かさを感じる中で競技が行われた。
個人・チーム パーシュート
スクラッチ
女子スクラッチには、東京パラリンピック金メダリストの杉浦佳子(TEAM EMMA Cycling)が出場。8kmのレースは、最終周回に抜け出した中原恭恵(AVENTURA VICTORIA RACING)が優勝した。
10kmで行われた男子スクラッチは、レース後半に鈴木澪(松山学院高等学校 自転車競技部)と竹野迅音(朝明高校)の2名が抜け出して逃げ切り。最後は鈴木が竹野を振り切って優勝した。
男子スプリント
予選1位の福元啓太(CWASPアタリ前田)と、同3位の林大翔(岩井商会レーシング)の決勝となった男子スプリントは、福元が2本連取で勝負を決めて優勝した。
1km・500mタイムトライアル
ケイリン
2組に分けて行われた予選を勝ち上がった6名で決勝が行われた男子ケイリンは、林大翔(岩井商会レーシング)と山形駿(保土ケ谷高校自転車競技部)がハンドルを投げ合う僅差の勝負となり、林が優勝した。女子は4名での決勝のみが行われ、石中葵(富山県自転車競技連盟)が優勝した。
男子オムニアム
4種目で争うオムニアムは、武智光(愛媛大学・オープン参加)と寺田吉騎(リオモ・ベルマーレ・レーシングチーム)の争いとなった。スクラッチ、テンポレース、エリミネイションの3種目を終えて寺田が116ポイント、武智が112ポイントと、4ポイント差で最終種目のポイントレースへ。前半に寺田と武智が揃って抜け出してラップに成功し、3位以下を大きく引き離す。後半に入ると武智が攻勢に出て1位通過を繰り返し、2位通過で続く寺田との差を縮めていく。武智は終盤に逆転し、さらに倍ポイントとなるフィニッシュも1位を獲って寺田を突き離して勝負を決めた。(武智はオープン参加のため、寺田がオムニアム優勝となった)
text&photo:Satoru Kato
関連ファイル
JBCF全日本トラックチャンピオンシップ入賞者一覧 .pdf
(179.62 KB)
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