2022/11/23(水) - 17:58
Rapha+弱虫ペダル スーパークロス野辺山の男女エリートカテゴリーで活躍したトップ選手のバイクを紹介する。織田聖、竹之内悠、そして與那嶺恵理という3名の駆るマシンに注目してほしい。
織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)のフェルト FX FRD
Rapha+弱虫ペダル スーパークロス野辺山で2日間完全優勝を果たしたのが織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)。今季ロードではEFエデュケーション・NIPPOデベロップメントチームに所属し、シクロクロスレース全勝優勝中という24歳は今季からフェルトのFX FRDを使用中だ。
テクストリームカーボンの目地が目を引くFX FRDは、かつてワウト・ファンアールトのアルカンシエル獲得に貢献した最高峰モデル。コンポーネントは機械式変速のGRXで、織田はフロントシングル(歯数は42T)を運用している。チェーンはKMCのゴールド。
ホイールはフォルモサのカーボンリムとインダストリー9のハブを組み合わせた佐藤成彦チームGMの手組みチューブラー。タイヤは引き続きヴィットリアのサポートを受け、TERRENOシリーズのMIXを中心に各モデルを状況に応じて使い分けている。
ハンドル周りはFSA、シートポストはKCNC、サドルはセッレサンマルコ、ペダルは4面キャッチが可能なクランクブラザースのEGG BEATER。
與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)のキャノンデール SuperSix EVO CX
3年ぶりのシクロクロス参戦となった與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)は、所属チームが使うフェルトではなくキャノンデールのSuperSix EVO CXを駆る。キャノンデールを使うティブコ所属時代にキャノンデール・ジャパンへと特別オーダーをしていたバイクがようやく届いたためだという。
グロスブラックとシルバーのグラデーションで、ダウンチューブに大きくブランドロゴが入るSuperSix EVO CXは市販品ではなく、本社がプロ選手供給用に準備しているスペシャルカラー。コンポーネントとホイールは新型のデュラエースDI2だが、クランクセットはキャノンデール純正。44Tチェーンリングでフロントシングル運用としている(リアカセットは11-34T)。
バイクは2台用意され、それぞれホイールはデュラエースのC36とC50を使い分ける。チューブラーではなくチューブレス仕様で、タイヤはチャレンジのTEAM EDITION S3シリーズを組み合わせる。ハンドル周りとサドルはPRO製品で固め、目を引くバーテープはCYCOLOGY製だ。
竹之内悠のチネリ NEMO TIG GRAVELカスタム
長年所属した前チームを離れ、今シーズンより個人登録としてレース参戦を行う竹之内悠。Rapha+弱虫ペダル スーパークロス野辺山の初日3位、2日目2位と順調な仕上がり具合を見せ、特にマッドコンディションで圧倒的なペースを披露した元全日本王者がデビューさせたのは、チネリのNEMO TIG GRAVELをベースに作成されたスチールCXバイクだ。
今年から海外ブランドの輸入販売を行うポディウムの全面サポートを受けることとなり、同社はチネリ本社にジオメトリーをカスタマイズしたCXバイク作成を依頼。イタリア本社でフレーム設計・溶接・塗装・発送されたバイクはオーダーから2ヶ月という短期間のうちに竹之内の手元に届いた。再びスチールバイクとなったのは「たまたま」だという。
2台用意されたカスタムバイクはヴィジョン/FSA、ライトウェイトといったポディウム取扱いブランドで固められている。コンポーネントは一台がデュラエース、もう一台がアルテグラでどちらも新型12速のDi2。チェーンリングは暫定的に50-34Tを取り付けているという。ホイールはヴィジョン(METRON 55 SL)がチューブラー、ライトウェイト(グラベル用のPFADFINDER EVO)がチューブレスと異なり、ドライコンディションの1日目は1号車と2号車を30分づつ走らせ感覚を掴んでいた。
バーテープはフレームカラーとマッチさせたスパカズで、idmatch BIKELABをもとにしたフィッティングによりハンドルは高め。レース強度やバイクに身体を慣らしていくうちにハンドル位置を下げるかもしれない、と話してくれた。
text&photo:So Isobe
織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)のフェルト FX FRD
Rapha+弱虫ペダル スーパークロス野辺山で2日間完全優勝を果たしたのが織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)。今季ロードではEFエデュケーション・NIPPOデベロップメントチームに所属し、シクロクロスレース全勝優勝中という24歳は今季からフェルトのFX FRDを使用中だ。
テクストリームカーボンの目地が目を引くFX FRDは、かつてワウト・ファンアールトのアルカンシエル獲得に貢献した最高峰モデル。コンポーネントは機械式変速のGRXで、織田はフロントシングル(歯数は42T)を運用している。チェーンはKMCのゴールド。
ホイールはフォルモサのカーボンリムとインダストリー9のハブを組み合わせた佐藤成彦チームGMの手組みチューブラー。タイヤは引き続きヴィットリアのサポートを受け、TERRENOシリーズのMIXを中心に各モデルを状況に応じて使い分けている。
ハンドル周りはFSA、シートポストはKCNC、サドルはセッレサンマルコ、ペダルは4面キャッチが可能なクランクブラザースのEGG BEATER。
與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)のキャノンデール SuperSix EVO CX
3年ぶりのシクロクロス参戦となった與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)は、所属チームが使うフェルトではなくキャノンデールのSuperSix EVO CXを駆る。キャノンデールを使うティブコ所属時代にキャノンデール・ジャパンへと特別オーダーをしていたバイクがようやく届いたためだという。
グロスブラックとシルバーのグラデーションで、ダウンチューブに大きくブランドロゴが入るSuperSix EVO CXは市販品ではなく、本社がプロ選手供給用に準備しているスペシャルカラー。コンポーネントとホイールは新型のデュラエースDI2だが、クランクセットはキャノンデール純正。44Tチェーンリングでフロントシングル運用としている(リアカセットは11-34T)。
バイクは2台用意され、それぞれホイールはデュラエースのC36とC50を使い分ける。チューブラーではなくチューブレス仕様で、タイヤはチャレンジのTEAM EDITION S3シリーズを組み合わせる。ハンドル周りとサドルはPRO製品で固め、目を引くバーテープはCYCOLOGY製だ。
竹之内悠のチネリ NEMO TIG GRAVELカスタム
長年所属した前チームを離れ、今シーズンより個人登録としてレース参戦を行う竹之内悠。Rapha+弱虫ペダル スーパークロス野辺山の初日3位、2日目2位と順調な仕上がり具合を見せ、特にマッドコンディションで圧倒的なペースを披露した元全日本王者がデビューさせたのは、チネリのNEMO TIG GRAVELをベースに作成されたスチールCXバイクだ。
今年から海外ブランドの輸入販売を行うポディウムの全面サポートを受けることとなり、同社はチネリ本社にジオメトリーをカスタマイズしたCXバイク作成を依頼。イタリア本社でフレーム設計・溶接・塗装・発送されたバイクはオーダーから2ヶ月という短期間のうちに竹之内の手元に届いた。再びスチールバイクとなったのは「たまたま」だという。
2台用意されたカスタムバイクはヴィジョン/FSA、ライトウェイトといったポディウム取扱いブランドで固められている。コンポーネントは一台がデュラエース、もう一台がアルテグラでどちらも新型12速のDi2。チェーンリングは暫定的に50-34Tを取り付けているという。ホイールはヴィジョン(METRON 55 SL)がチューブラー、ライトウェイト(グラベル用のPFADFINDER EVO)がチューブレスと異なり、ドライコンディションの1日目は1号車と2号車を30分づつ走らせ感覚を掴んでいた。
バーテープはフレームカラーとマッチさせたスパカズで、idmatch BIKELABをもとにしたフィッティングによりハンドルは高め。レース強度やバイクに身体を慣らしていくうちにハンドル位置を下げるかもしれない、と話してくれた。
text&photo:So Isobe
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