2022/10/29(土) - 12:01
男子ツール・ド・フランスのコース発表の同日、第2回大会となる2023年ツール・ド・フランス ファム アヴェク ズイフトのコース全容が発表された。開幕するのは男子ツールの最終日と同じ7月23日(日)で、クレルモン・フェランからポーまでの全8ステージで争われる。
2022年はパリ・シャンゼリゼで開幕したツール・ド・フランス ファム アヴェク ズイフト。2023年大会はそこから400kmほど南にあるクレルモン・フェランでスタートする。出場チームが24から22に減った一方で1チームの出場人数は6名から7名になり、個人タイムトライアルが加わるなど、より様々な脚質の選手に勝利のチャンスが広がるレースとなった。
大会ディレクターのマリオン・ルッス氏は「全コースに共通する考えは”フィニッシュに近づくにつれプレッシャーが高まる”こと。例え平坦ステージでもコース終盤は前回大会よりも厳しくなっている。つまり毎ステージ何が起きてもおかしくないということ」とコメント。また「数名の選手から要望があったから加えた」と語る個人タイムトライアルは総合優勝の行方に大きな影響を及ぼすこととなる。
ステージカテゴリー内訳
平坦ステージ:4
丘陵ステージ:2
山岳ステージ:1(山頂フィニッシュ:1)
個人タイムトライアル:1
クレルモン・フェランで迎える平坦基調の第1ステージの後、選手たちはスペインとの国境を目指すように南下していく。4つある平坦ステージの全てにカテゴリー山岳が登場するなど、単純な集団スプリントステージにはなりづらいレース展開が予想される。
今大会最長距離である177kmで争われる第4ステージには5つのカテゴリー山岳が用意され、その内3つは残り34km地点から登場するなどアタック合戦が予想される丘陵ステージだ。フィニッシュ地点であるロデズは2015年ツールでグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー)がペテル・サガン(スロバキア)との一騎打ちを制した場所。その時と同様に、あらゆる脚質の選手たちにチャンスがある。
総合優勝の行方を大きく決めるクイーンステージは最終日前日の7日目に設定された。フィニッシュ地点はツール・ド・フランスに100度登場する超級山岳トゥールマレー(距離17km/平均7.3%)で、この日は僅か90kmの行程で争われる。
第2回大会を締めくくるのは22kmの個人タイムトライアル。ポーを舞台とした時間との戦いで、最終ステージの勝者と総合優勝者が決定する。レースの合計距離は954kmで、賞金総額は25万ユーロ(約3,600万円)。総合優勝した選手には5万ユーロ(約730万円)が贈られる。
コースプレゼンテーションに出席した第1回大会の総合優勝者アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)は「トゥールマレーを含む有名な山岳が含まれていてとても嬉しい。また今大会に個人タイムトライアルが加わったことに喜びを感じている。良いスタートが切れた今年から、(主催者は)コースを上手く調整できたと思っている」とコメント。
「山頂フィニッシュが(総合優勝に向けて)勝負所となるだろうが、他もトリッキーなステージがいくつかある。またグラベル(未舗装路)がなくてよかった。とてもバランスのとれたコースレイアウトになっていると思う」と、現役ラストイヤーで迎える第2回大会に向けて意気込みを語った。
2022年はパリ・シャンゼリゼで開幕したツール・ド・フランス ファム アヴェク ズイフト。2023年大会はそこから400kmほど南にあるクレルモン・フェランでスタートする。出場チームが24から22に減った一方で1チームの出場人数は6名から7名になり、個人タイムトライアルが加わるなど、より様々な脚質の選手に勝利のチャンスが広がるレースとなった。
大会ディレクターのマリオン・ルッス氏は「全コースに共通する考えは”フィニッシュに近づくにつれプレッシャーが高まる”こと。例え平坦ステージでもコース終盤は前回大会よりも厳しくなっている。つまり毎ステージ何が起きてもおかしくないということ」とコメント。また「数名の選手から要望があったから加えた」と語る個人タイムトライアルは総合優勝の行方に大きな影響を及ぼすこととなる。
ステージカテゴリー内訳
平坦ステージ:4
丘陵ステージ:2
山岳ステージ:1(山頂フィニッシュ:1)
個人タイムトライアル:1
クレルモン・フェランで迎える平坦基調の第1ステージの後、選手たちはスペインとの国境を目指すように南下していく。4つある平坦ステージの全てにカテゴリー山岳が登場するなど、単純な集団スプリントステージにはなりづらいレース展開が予想される。
今大会最長距離である177kmで争われる第4ステージには5つのカテゴリー山岳が用意され、その内3つは残り34km地点から登場するなどアタック合戦が予想される丘陵ステージだ。フィニッシュ地点であるロデズは2015年ツールでグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー)がペテル・サガン(スロバキア)との一騎打ちを制した場所。その時と同様に、あらゆる脚質の選手たちにチャンスがある。
総合優勝の行方を大きく決めるクイーンステージは最終日前日の7日目に設定された。フィニッシュ地点はツール・ド・フランスに100度登場する超級山岳トゥールマレー(距離17km/平均7.3%)で、この日は僅か90kmの行程で争われる。
第2回大会を締めくくるのは22kmの個人タイムトライアル。ポーを舞台とした時間との戦いで、最終ステージの勝者と総合優勝者が決定する。レースの合計距離は954kmで、賞金総額は25万ユーロ(約3,600万円)。総合優勝した選手には5万ユーロ(約730万円)が贈られる。
コースプレゼンテーションに出席した第1回大会の総合優勝者アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)は「トゥールマレーを含む有名な山岳が含まれていてとても嬉しい。また今大会に個人タイムトライアルが加わったことに喜びを感じている。良いスタートが切れた今年から、(主催者は)コースを上手く調整できたと思っている」とコメント。
「山頂フィニッシュが(総合優勝に向けて)勝負所となるだろうが、他もトリッキーなステージがいくつかある。またグラベル(未舗装路)がなくてよかった。とてもバランスのとれたコースレイアウトになっていると思う」と、現役ラストイヤーで迎える第2回大会に向けて意気込みを語った。
ツール・ド・フランス・ファム2023ステージリスト
ステージ | 日時 | スタート〜フィニッシュ | 距離 |
---|---|---|---|
第1ステージ | 7月23日(日) | クレルモン・フェラン〜クレルモン・フェラン | 124km(平坦) |
第2ステージ | 7月24日(月) | クレルモン・フェラン〜モーリアック | 148km(丘陵) |
第3ステージ | 7月25日(火) | コロンジュ・ラ・ルージュ〜モンティニャック・ラスコー | 147km(平坦) |
第4ステージ | 7月26日(水) | カオール〜ロデズ | 177km(丘陵) |
第5ステージ | 7月27日(木) | オネ・ル・シャトー〜アルビ | 126km(平坦) |
第6ステージ | 7月28日(金) | アルビ〜ブラニャック | 122km(平坦) |
第7ステージ | 7月29日(土) | ラヌムザン〜トゥールマレー | 90km(山岳) |
第8ステージ | 7月30日(日) | ポー〜ポー | 22km(個人TT) |
text:Sotaro.Arakawa
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