2022/10/14(金) - 09:20
ランカウイ3日目に超級ゲンティンハイランドが登場。世界トップレベルのクライマーバトルの末、イバン・ソーサ(コロンビア、モビスター)がステージ優勝と総合リーダージャージを獲得した。
ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)3日目は、これまで数々の名勝負を生み出してきた難関山岳ゲンティンハイランドに挑むクイーンステージ。首都クアラルンプールの南方約25kmにある都市プトラジャヤから90kmほど平坦路を駆け、残り20km以上から超級山岳ゴートンジャヤ(距離13.7km/平均5.9%)とゲンティン(距離8.6km/平均8.5%)を連続して登り続ける。
チーム右京によればこの日は先行5名が7分半近いリードを稼いで逃げたため、メイン集団は思うように差を縮めることができず、結果的に入口から異常に早いスピードでゲンティンを駆け上がったという。
登坂区間に入るとEFエデュケーション・イージーポストが積極的にペースアップを行い、ディエゴ・カマルゴ(コロンビア)が捕まった後にヒュー・カーシー(イギリス)がアタック。アンドレイ・ゼイツ(カザフスタン、アスタナ・カザフスタン)とイバン・ソーサ(コロンビア、モビスター)が続いて「ゴートンジャヤ」山頂をクリア。短いダウンヒルを経ていよいよ超級ゲンティンハイランドへと入った。
スコールが降りつける中、3人は逃げグループからただ一人粘っていたカーター・ベットルズ(オーストラリア、ARAプロレーシング・サンシャインコースト)を捉え、登坂力で分が悪いゼイツが脱落。観客が詰めかけた急勾配区間でソーサが独走に持ち込んだ。
「最後はずっとカーシーのペースに合わせ、少しだけ加速して独走に持ち込むことができた」と言うソーサは、そのまま独走態勢を維持してゲンティン制覇。イネオス・グレナディアーズから移籍したものの、結果を残せていなかった24歳のコロンビアクライマーがシーズン最後のステージレースで総合首位に浮上した。
「今年はアストゥリアスで勝利して以降は振るわなかった。5年前にもランカウイに出場したけれど、その年はゲンティンを登らなかったのでコースを知らなかったんだ。とても厳しい登りだった」と、カーシーに対して23秒リードを築いたソーサは話している。
ツール・ド・ランカウイ(UCI2.Pro)3日目は、これまで数々の名勝負を生み出してきた難関山岳ゲンティンハイランドに挑むクイーンステージ。首都クアラルンプールの南方約25kmにある都市プトラジャヤから90kmほど平坦路を駆け、残り20km以上から超級山岳ゴートンジャヤ(距離13.7km/平均5.9%)とゲンティン(距離8.6km/平均8.5%)を連続して登り続ける。
チーム右京によればこの日は先行5名が7分半近いリードを稼いで逃げたため、メイン集団は思うように差を縮めることができず、結果的に入口から異常に早いスピードでゲンティンを駆け上がったという。
登坂区間に入るとEFエデュケーション・イージーポストが積極的にペースアップを行い、ディエゴ・カマルゴ(コロンビア)が捕まった後にヒュー・カーシー(イギリス)がアタック。アンドレイ・ゼイツ(カザフスタン、アスタナ・カザフスタン)とイバン・ソーサ(コロンビア、モビスター)が続いて「ゴートンジャヤ」山頂をクリア。短いダウンヒルを経ていよいよ超級ゲンティンハイランドへと入った。
スコールが降りつける中、3人は逃げグループからただ一人粘っていたカーター・ベットルズ(オーストラリア、ARAプロレーシング・サンシャインコースト)を捉え、登坂力で分が悪いゼイツが脱落。観客が詰めかけた急勾配区間でソーサが独走に持ち込んだ。
「最後はずっとカーシーのペースに合わせ、少しだけ加速して独走に持ち込むことができた」と言うソーサは、そのまま独走態勢を維持してゲンティン制覇。イネオス・グレナディアーズから移籍したものの、結果を残せていなかった24歳のコロンビアクライマーがシーズン最後のステージレースで総合首位に浮上した。
「今年はアストゥリアスで勝利して以降は振るわなかった。5年前にもランカウイに出場したけれど、その年はゲンティンを登らなかったのでコースを知らなかったんだ。とても厳しい登りだった」と、カーシーに対して23秒リードを築いたソーサは話している。
ツール・ド・ランカウイ2022第3ステージ結果
1位 | イバン・ソーサ(コロンビア、モビスター) | 3:25:31 |
2位 | ヒュー・カーシー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:19 |
3位 | エイネルアウグスト・ルビオ(コロンビア、モビスター) | +1:56 |
4位 | エステバン・チャベス(コロンビア、EFエデュケーション・イージーポスト) | +2:01 |
5位 | トースタイン・トレーエン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリング チーム) | +2:10 |
個人総合成績
1位 | イバン・ソーサ(コロンビア、モビスター) | 11:18:24 |
2位 | ヒュー・カーシー(イギリス、EFエデュケーション・イージーポスト) | +0:23 |
3位 | エイネルアウグスト・ルビオ(コロンビア、モビスター) | +2:02 |
4位 | エステバン・チャベス(コロンビア、EFエデュケーション・イージーポスト) | +2:11 |
5位 | トースタイン・トレーエン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリング チーム) | +2:18 |
その他の特別賞
山岳賞 | ムハマド・ザリフ(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム) |
ポイント賞 | グレブ・シリツァ(ロシア、アスタナ・カザフスタン) |
チーム総合成績 | モビスター |
text:So Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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