2022/10/09(日) - 12:11
イタリアはヴェネト州で第1回UCIグラベル世界選手権が開催。初日土曜日の女子レースをポリーヌ・フェランプレヴォ(フランス)が制し、MTB3冠に続く今年4枚目のアルカンシエルを獲得した。
世界遺産の街ヴィチェンツァをスタートし、ヴェネト平野駆け抜けチッタデッラにフィニッシュする第1回UCIグラベル世界選手権。初日に開催された140km/獲得700m/グラベル率69%の女子レースで、世界初のグラベル世界女王が誕生した。
世界でただ一人ロード、シクロクロス、MTBクロスカントリーの3種目で世界王者に輝いた経験を持ち、さらに絶好調の今年はMTBショートトラック(XCC)とクロスカントリー(XCO)、さらにクロスカントリーマラソン(XCM)と3冠を達成したポリーヌ・フェランプレヴォ(フランス)を筆頭に、ロードオランダ王者のリアンヌ・マークスなど、各競技の垣根を越えてトップ選手がスタートラインに顔を揃えた。
シクロクロスさながらのスタートアタックでいきなり人数が絞られ、抜け出しと合流を経て10名の先頭グループが形成される。フェランプレヴォや前XCC世界女王のシーナ・フライ(スイス)などMTB勢や、シクロクロスとMTBの兼業選手であるエヴァ・リヒナー(イタリア)、普段EFエデュケーション・ティブコSVBに所属するローレン・ステフェンス(アメリカ)&キャニオン・スラムのティファニー・クロムウェル(オーストラリア)、ロードのオランダナショナル女王であるリアンヌ・マークスといったロード勢がドロップハンドルのグラベルバイクを駆りローテーションを回した。
フライとフェランプレヴォがハイペースを刻む先頭グループは4人まで人数を減らし、中世に築かれた円形の城壁に囲まれたチッタデッラに到着。城壁外周の堀に沿って走るグラベル区間の強烈なペースアップで2人が脱落し、勝負はフェランプレヴォとフライのマッチスプリントに持ち込まれた。
城門をくぐって旧市街地に入り、舗装路の最終ストレートでフライが先行。しかしタイミングを待ち続けたフェランプレヴォがブラケットポジションのスプリントで抜き去ってフィニッシュラインへ。MTB3冠に続く、今年4枚目のアルカンシエルを勝ち取った。
映えある第1回グラベル世界王者に輝き、表彰台でアルカンシエルを受け取ったフェランプレヴォは「完璧なレースができたと思う。速くテクニカルな序盤区間は集団先頭を維持して、イタリア勢がアタックした時も冷静にフォローできた。今日はとても調子が良かったし自分からプッシュし続けてレースを作れたし、最後も思い通りの展開だった」と振り返る。今年4度目の世界選手権制覇について聞かれると「別にそれは意識せず、それぞれのレースに集中して楽しんだ結果」とインタビューで答えている。
世界遺産の街ヴィチェンツァをスタートし、ヴェネト平野駆け抜けチッタデッラにフィニッシュする第1回UCIグラベル世界選手権。初日に開催された140km/獲得700m/グラベル率69%の女子レースで、世界初のグラベル世界女王が誕生した。
世界でただ一人ロード、シクロクロス、MTBクロスカントリーの3種目で世界王者に輝いた経験を持ち、さらに絶好調の今年はMTBショートトラック(XCC)とクロスカントリー(XCO)、さらにクロスカントリーマラソン(XCM)と3冠を達成したポリーヌ・フェランプレヴォ(フランス)を筆頭に、ロードオランダ王者のリアンヌ・マークスなど、各競技の垣根を越えてトップ選手がスタートラインに顔を揃えた。
シクロクロスさながらのスタートアタックでいきなり人数が絞られ、抜け出しと合流を経て10名の先頭グループが形成される。フェランプレヴォや前XCC世界女王のシーナ・フライ(スイス)などMTB勢や、シクロクロスとMTBの兼業選手であるエヴァ・リヒナー(イタリア)、普段EFエデュケーション・ティブコSVBに所属するローレン・ステフェンス(アメリカ)&キャニオン・スラムのティファニー・クロムウェル(オーストラリア)、ロードのオランダナショナル女王であるリアンヌ・マークスといったロード勢がドロップハンドルのグラベルバイクを駆りローテーションを回した。
フライとフェランプレヴォがハイペースを刻む先頭グループは4人まで人数を減らし、中世に築かれた円形の城壁に囲まれたチッタデッラに到着。城壁外周の堀に沿って走るグラベル区間の強烈なペースアップで2人が脱落し、勝負はフェランプレヴォとフライのマッチスプリントに持ち込まれた。
城門をくぐって旧市街地に入り、舗装路の最終ストレートでフライが先行。しかしタイミングを待ち続けたフェランプレヴォがブラケットポジションのスプリントで抜き去ってフィニッシュラインへ。MTB3冠に続く、今年4枚目のアルカンシエルを勝ち取った。
映えある第1回グラベル世界王者に輝き、表彰台でアルカンシエルを受け取ったフェランプレヴォは「完璧なレースができたと思う。速くテクニカルな序盤区間は集団先頭を維持して、イタリア勢がアタックした時も冷静にフォローできた。今日はとても調子が良かったし自分からプッシュし続けてレースを作れたし、最後も思い通りの展開だった」と振り返る。今年4度目の世界選手権制覇について聞かれると「別にそれは意識せず、それぞれのレースに集中して楽しんだ結果」とインタビューで答えている。
グラベル世界選手権2022女子レース
1位 | ポリーヌ・フェランプレヴォ(フランス) | 4:09:07 |
2位 | シーナ・フライ(スイス) | |
3位 | キアラ・テオッキ(イタリア) | +0:11 |
4位 | ジェイド・トレッフェイセン(ドイツ) | |
5位 | バーバラ・グアリシ(イタリア) | +0:27 |
6位 | ティファニー・クロムウェル(オーストラリア) | +0:40 |
7位 | イラリア・サングイネーティ(イタリア) | +1:02 |
8位 | レティツィア・ボルゲージ(イタリア) | +3:08 |
9位 | ラサ・レレイヴィテ(リトアニア) | +3:11 |
10位 | リアンヌ・マークス(オランダ) | +3:14 |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp