2022/10/07(金) - 09:13
スプリントで決着したツール・ド・台湾最終日。最終盤の展開を掌握したトレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチームのモハメドハリフ・サレー(マレーシア)が勝利し、ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京)がリーダージャージを守り、総合優勝に輝いた。
5日間に渡って行われたツール・ド・台湾(UCI.2.1)は最終日を迎え、台湾本島の最南である屏東県を舞台に争われた。コースは大鵬湾を取り囲む12kmを12周する144kmで、大鵬湾跨海大橋の登りを除けば平坦路が続くスプリントステージだ。
第4ステージ終了時点でチーム右京のベンジャミン・ダイボール(オーストラリア)が2位に35秒差をつけて総合首位、46秒差の3位にマルコス・ガルシア(スペイン、キナンレーシングチーム)が入っている。日本から参戦したキナンレーシングチームとチーム右京、愛三工業レーシングチーム、シマノレーシングの4チームを含む54名が出走した。
この日は序盤から逃げが決まらず、レース距離を半分消化した辺りでようやく8名による逃げグループが形成された。それをリーダーチームであるチーム右京がメイン集団のコントロールを担い、終盤に入りキナンも牽引に加わったことで残り1kmで逃げを吸収。勝負は集団スプリントに持ち込まれた。
緩やかなコーナーが連続する最終盤で主導権を握ったのは、マレーシアのコンチネンタルチームであるトレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム。その後ろに中島康晴(キナンレーシングチーム)やレイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京)が追従したものの、トレインから発射されたモハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)がそのまま先頭でフィニッシュラインを通過した。
そして、トップと同タイムの18位でレースを終えたダイボールが総合優勝に輝く。「このツール・ド・台湾では非現実的なほど(成功した)5日間となった。第2ステージで勝利を挙げて以降、総合優勝を守り切ることができた。力を貸してくれたチームメイトに感謝したい。彼らがいなければ総合優勝することは不可能だった。また、僕を信じてくれたすべての人に感謝を伝えたい」と、ダイボールは自身のSNSに総合優勝の喜びを綴っている。
また総合3位にはマルコス・ガルシア(スペイン、キナンレーシングチーム)が入り、日本チームの活躍の目立つ大会となった。ガルシアは「3位にはとても満足している。チームとして機能できたので、5日間何ひとつ問題なく走り切ることができた。新型コロナウイルスの影響でこの2年間は複雑だったし、レースをほとんど走ることができなかったので、それでも今回のように結果を残せたことは喜んで良いと思う。近年では一番良い走りができたと実感もしている」とチームのレースレポート内でコメントしている。
5日間に渡って行われたツール・ド・台湾(UCI.2.1)は最終日を迎え、台湾本島の最南である屏東県を舞台に争われた。コースは大鵬湾を取り囲む12kmを12周する144kmで、大鵬湾跨海大橋の登りを除けば平坦路が続くスプリントステージだ。
第4ステージ終了時点でチーム右京のベンジャミン・ダイボール(オーストラリア)が2位に35秒差をつけて総合首位、46秒差の3位にマルコス・ガルシア(スペイン、キナンレーシングチーム)が入っている。日本から参戦したキナンレーシングチームとチーム右京、愛三工業レーシングチーム、シマノレーシングの4チームを含む54名が出走した。
この日は序盤から逃げが決まらず、レース距離を半分消化した辺りでようやく8名による逃げグループが形成された。それをリーダーチームであるチーム右京がメイン集団のコントロールを担い、終盤に入りキナンも牽引に加わったことで残り1kmで逃げを吸収。勝負は集団スプリントに持ち込まれた。
緩やかなコーナーが連続する最終盤で主導権を握ったのは、マレーシアのコンチネンタルチームであるトレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム。その後ろに中島康晴(キナンレーシングチーム)やレイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京)が追従したものの、トレインから発射されたモハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)がそのまま先頭でフィニッシュラインを通過した。
そして、トップと同タイムの18位でレースを終えたダイボールが総合優勝に輝く。「このツール・ド・台湾では非現実的なほど(成功した)5日間となった。第2ステージで勝利を挙げて以降、総合優勝を守り切ることができた。力を貸してくれたチームメイトに感謝したい。彼らがいなければ総合優勝することは不可能だった。また、僕を信じてくれたすべての人に感謝を伝えたい」と、ダイボールは自身のSNSに総合優勝の喜びを綴っている。
また総合3位にはマルコス・ガルシア(スペイン、キナンレーシングチーム)が入り、日本チームの活躍の目立つ大会となった。ガルシアは「3位にはとても満足している。チームとして機能できたので、5日間何ひとつ問題なく走り切ることができた。新型コロナウイルスの影響でこの2年間は複雑だったし、レースをほとんど走ることができなかったので、それでも今回のように結果を残せたことは喜んで良いと思う。近年では一番良い走りができたと実感もしている」とチームのレースレポート内でコメントしている。
ツール・ド・台湾2022第5ステージ結果
1位 | モハメドハリフ・サレー(マレーシア、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) | 3:11:24 |
2位 | レイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京) | |
3位 | ルーク・ランペルティ(アメリカ、トリニティレーシング) | |
4位 | 中島康晴(キナンレーシングチーム) | |
5位 | 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) |
個人総合成績
1位 | ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京) | 15:29:05 |
2位 | サム・カルバーウェル(イギリス、トリニティレーシング) | +0:35 |
3位 | マルコス・ガルシア(スペイン、キナンレーシングチーム) | +0:45 |
4位 | ルーク・ランペルティ(アメリカ、トリニティレーシング) | +1:32 |
5位 | レイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京) | +1:48 |
その他の特別賞
ポイント賞 | ルーク・ランペルティ(アメリカ、トリニティレーシング) |
山岳賞 | サム・カルバーウェル(イギリス、トリニティレーシング) |
チーム総合成績 | 台湾ナショナルチーム |
text:Sotaro.Arakawa
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