2022/10/04(火) - 07:56
ツール・ド・台湾第2ステージの山岳コースをベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京)が圧倒。総合リーダージャージを獲得している。
首都台北で開幕したツール・ド・台湾(UCI.2.1)の2日目は、台北の南にある桃園市を舞台にした120.6kmの山岳ステージ。中盤から徐々に標高を上げ、後半に入ると2級山岳を2つ越え、最後は角板山公園へと登る1級山岳フィニッシュが待ち受ける。
角板山公園への登りは距離7.9kmながら、平均勾配は2.1%と厳しくない。近年よく使用される定番コースであり、過去には小集団のスプリント勝負が多く繰り広げられてきたものの、この日はベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京)の登坂力がライバル勢を圧倒した。
この日は2人逃げが決まったものの、逃げ切りにチャンスを見出すリードは稼げずに集団が吸収。後半の山岳コースに入るとチーム右京の小石祐馬がペースアップ。続くダイボールのアタックにはマルコス・ガルシア(スペイン、キナンレーシングチーム)と、初日に逃げたサム・カルバーウェル(イギリス、トリニティレーシング)が食らいつき、3名が先頭グループを築いて最終山岳へ。
やがてダイボールはカルバーウェルが苦しんでいる様子を確認して置き去りにし、残り3km地点では再びアタックしてガルシアを振り払う。こうして単独となったダイボールが、フィニッシュ前の急勾配区間を越えてステージ優勝を掴んだ。
カルバーウェルとガルシアを40秒、4位グループを1分45秒ほど引き離したダイボールは、カルバーウェルに35秒差で総合首位に浮上。岡本隼(愛三工業レーシングチーム)から黄色いリーダージャージを引き継ぐことになった。
「総合成績で大きなリードを築くことができて嬉しいよ。チームは明日から集団コントロールを担うことになるけれど、最後まで首位を維持していきたいと思う」と、早くも総合優勝に向けてダッシュを決めたダイボールは言う。ダイボールにとってこれが、ツアー・オブ・ジャパン第2ステージに続く今季UCIレース2勝目となった。
首都台北で開幕したツール・ド・台湾(UCI.2.1)の2日目は、台北の南にある桃園市を舞台にした120.6kmの山岳ステージ。中盤から徐々に標高を上げ、後半に入ると2級山岳を2つ越え、最後は角板山公園へと登る1級山岳フィニッシュが待ち受ける。
角板山公園への登りは距離7.9kmながら、平均勾配は2.1%と厳しくない。近年よく使用される定番コースであり、過去には小集団のスプリント勝負が多く繰り広げられてきたものの、この日はベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京)の登坂力がライバル勢を圧倒した。
この日は2人逃げが決まったものの、逃げ切りにチャンスを見出すリードは稼げずに集団が吸収。後半の山岳コースに入るとチーム右京の小石祐馬がペースアップ。続くダイボールのアタックにはマルコス・ガルシア(スペイン、キナンレーシングチーム)と、初日に逃げたサム・カルバーウェル(イギリス、トリニティレーシング)が食らいつき、3名が先頭グループを築いて最終山岳へ。
やがてダイボールはカルバーウェルが苦しんでいる様子を確認して置き去りにし、残り3km地点では再びアタックしてガルシアを振り払う。こうして単独となったダイボールが、フィニッシュ前の急勾配区間を越えてステージ優勝を掴んだ。
カルバーウェルとガルシアを40秒、4位グループを1分45秒ほど引き離したダイボールは、カルバーウェルに35秒差で総合首位に浮上。岡本隼(愛三工業レーシングチーム)から黄色いリーダージャージを引き継ぐことになった。
「総合成績で大きなリードを築くことができて嬉しいよ。チームは明日から集団コントロールを担うことになるけれど、最後まで首位を維持していきたいと思う」と、早くも総合優勝に向けてダッシュを決めたダイボールは言う。ダイボールにとってこれが、ツアー・オブ・ジャパン第2ステージに続く今季UCIレース2勝目となった。
ツール・ド・台湾2022第2ステージ結果
1位 | ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京) | 2:59:56 |
2位 | サム・カルバーウェル(イギリス、トリニティレーシング) | +0:40 |
3位 | マルコス・ガルシア(スペイン、キナンレーシングチーム) | |
4位 | レイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京) | +1:44 |
5位 | サインバヤル・ジャムバルジャムツ(モンゴル、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) | +1:46 |
個人総合成績
1位 | ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京) | 4:44:32 |
2位 | サム・カルバーウェル(イギリス、トリニティレーシング) | +0:35 |
3位 | マルコス・ガルシア(スペイン、キナンレーシングチーム) | +0:46 |
4位 | フェン・チュンカイ(台湾、台湾ナショナルチーム) | +1:49 |
5位 | レイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京) | +1:44 |
その他の特別賞
ポイント賞 | 岡本隼(愛三工業レーシングチーム) |
山岳賞 | ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、チーム右京) |
チーム総合成績 | シマノレーシングチーム |
text:So.Isobe
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