2022/09/25(日) - 16:55
9月24日(土)、Jプロツアー第14戦の群馬CSCロードレース9月DAY2が開催された。60kmの短距離レースはスプリント勝負に持ち込まれ、河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)が優勝した。女子は植竹海貴(Y's Road)が優勝し、4連勝を達成した。
群馬CSCロードレース9月、2日目のDAY2は、前日に続き6kmサーキット逆周回のレース。Jプロツアーは前日の半分以下となる10周60kmの短距離決戦だ。群馬CSCでのレースは通常の周回でも集団スプリント勝負になることが多いが、アタックポイントの少ない逆周回ではその可能性はさらに高まる。
台風の接近により前日からの雨が午前中まで残ったものの、正午のスタートに合わせたかのように秋の青空が広がった。陽射しに強さを感じるものの、標高の高さから風は冷たく、走る選手からは「ちょうど良い」という声が聞かれた。
スタート直後から始まったアタック合戦は、入部正太朗の2連勝で勢いづく弱虫ペダルサイクリングチームと、シエルブルー鹿屋、シマノレーシングが集団前方で動く。数名が飛び出してシマノレーシングが集団コントロールに入る場面もあったが、それで落ち着くことなく周回を重ねていく。
レース終盤の7周目には古谷田貴斗、9周目には冨尾大地と、シエルブルー鹿屋が波状攻撃を仕掛ける。冨尾は単独先行で最終周回に入るも、残り1kmを前に後続集団に飲み込まれる。この動きで10名ほどまで絞られた状態で、最後のスプリント勝負が始まる。
残り100m、スプリントの先頭は香山飛龍(弱虫ペダルサイクリングチーム)。しかし右サイドから河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)が伸びてくる。大河内将泰(シエルブルー鹿屋)、フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)がもがくのをよそに、河野が右腕を突き上げてフィニッシュ。河野自身「人生初」のロードレース優勝を決めた。
河野翔輝コメント
「シエルブルー鹿屋とか、弱虫ペダルサイクリングチームとか、複数人で波状攻撃してきて、最終周回も1人先行していたので2位を覚悟していたけれど、シマノレーシングなどが黙って見ているはずがないと思っていたら案の定追ってくれた。最後に登り切ったところ(ホームストレート入口)ではすこし後ろになっていたので、これでは差しきれないと思い、一瞬緩んだところで5番手くらいまで上がった」
「最後は右のラインから行ったが、そこがギリギリ空いていた。前にいた人があと数センチ右にずれていたら前に出られなかったと思う。昨日から良い感覚を持っていたので今日は最後に動くと決めていて、徳田優さんや山本哲夫君に任せてずっと脚を溜めさせてもらった。トラック世界選手権に行ってるメンバーがいなくても勝てるところを見せられたのは大きいと思う」
群馬CSCロードレース9月、2日目のDAY2は、前日に続き6kmサーキット逆周回のレース。Jプロツアーは前日の半分以下となる10周60kmの短距離決戦だ。群馬CSCでのレースは通常の周回でも集団スプリント勝負になることが多いが、アタックポイントの少ない逆周回ではその可能性はさらに高まる。
台風の接近により前日からの雨が午前中まで残ったものの、正午のスタートに合わせたかのように秋の青空が広がった。陽射しに強さを感じるものの、標高の高さから風は冷たく、走る選手からは「ちょうど良い」という声が聞かれた。
スタート直後から始まったアタック合戦は、入部正太朗の2連勝で勢いづく弱虫ペダルサイクリングチームと、シエルブルー鹿屋、シマノレーシングが集団前方で動く。数名が飛び出してシマノレーシングが集団コントロールに入る場面もあったが、それで落ち着くことなく周回を重ねていく。
レース終盤の7周目には古谷田貴斗、9周目には冨尾大地と、シエルブルー鹿屋が波状攻撃を仕掛ける。冨尾は単独先行で最終周回に入るも、残り1kmを前に後続集団に飲み込まれる。この動きで10名ほどまで絞られた状態で、最後のスプリント勝負が始まる。
残り100m、スプリントの先頭は香山飛龍(弱虫ペダルサイクリングチーム)。しかし右サイドから河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)が伸びてくる。大河内将泰(シエルブルー鹿屋)、フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)がもがくのをよそに、河野が右腕を突き上げてフィニッシュ。河野自身「人生初」のロードレース優勝を決めた。
河野翔輝コメント
「シエルブルー鹿屋とか、弱虫ペダルサイクリングチームとか、複数人で波状攻撃してきて、最終周回も1人先行していたので2位を覚悟していたけれど、シマノレーシングなどが黙って見ているはずがないと思っていたら案の定追ってくれた。最後に登り切ったところ(ホームストレート入口)ではすこし後ろになっていたので、これでは差しきれないと思い、一瞬緩んだところで5番手くらいまで上がった」
「最後は右のラインから行ったが、そこがギリギリ空いていた。前にいた人があと数センチ右にずれていたら前に出られなかったと思う。昨日から良い感覚を持っていたので今日は最後に動くと決めていて、徳田優さんや山本哲夫君に任せてずっと脚を溜めさせてもらった。トラック世界選手権に行ってるメンバーがいなくても勝てるところを見せられたのは大きいと思う」
Jプロツアー第14戦 群馬CSCロードレース9月DAY2 結果(60km)
1位 | 河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling) | 1時間26分32秒 |
2位 | 大河内将泰(CIEL BLEU KANOYA) | +0秒 |
3位 | フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) | +0秒 |
4位 | 中井唯晶(シマノレーシング) | +0秒 |
5位 | 横山航太(シマノレーシング) | +0秒 |
6位 | 香山飛龍(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +0秒 |
Jプロツアーリーダー 小林海(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 佐藤光(稲城FIETS クラスアクト)
女子 植竹海貴が小林あか里に競り勝って4連勝
15周90kmの長距離レースとなった女子のJフェミニンツアー。大きな動きがないまま迎えた12周目、滝川陽希(Live GARDEN BICI STELLE)が単独先行。これを植竹海貴(Y's Road)が先導して13周目に吸収すると、残り2周となる14周目には植竹自らペースアップ。小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)のみが追従し、2名が先行して最終周回に入る。
その直後、小林がアタック。植竹を大きく引き離したかに見えたものの、残り半周までに追いつく。勝負は2名のマッチスプリントに持ち込まれ、ロングスプリントを仕掛けた植竹が小林を下して優勝。Jフェミニンツアー4連勝で今シーズン8勝目を挙げた。
U23リーダー 佐藤光(稲城FIETS クラスアクト)
女子 植竹海貴が小林あか里に競り勝って4連勝
15周90kmの長距離レースとなった女子のJフェミニンツアー。大きな動きがないまま迎えた12周目、滝川陽希(Live GARDEN BICI STELLE)が単独先行。これを植竹海貴(Y's Road)が先導して13周目に吸収すると、残り2周となる14周目には植竹自らペースアップ。小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)のみが追従し、2名が先行して最終周回に入る。
その直後、小林がアタック。植竹を大きく引き離したかに見えたものの、残り半周までに追いつく。勝負は2名のマッチスプリントに持ち込まれ、ロングスプリントを仕掛けた植竹が小林を下して優勝。Jフェミニンツアー4連勝で今シーズン8勝目を挙げた。
女子 結果(90km)
1位 | 植竹海貴(Y's Road) | 2時間41分03秒 |
2位 | 小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +0秒 |
3位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +2分22秒 |
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