2022/09/23(金) - 18:38
明日9月24日に行われるロード世界選手権女子エリートロードレース。ミックスリレーでの落車によって右肘を骨折したアネミエク・ファンフルーテン(オランダ)の出場不透明の中、アルカンシエルを争う注目選手たちを紹介します。
9月24日に行われる世界ナンバーワンの女子レーサーを決める戦い。アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)のアタックに追従し、勝利する選手は現れるのか。それが2022年ロード世界選手権女子エリートロードレースの大きな焦点となるはずだった。
しかしファンフルーテンは9月21日に行われたタイムトライアル・ミックスリレーで落車し、オランダ自転車連盟はファンフルーテンが右肘を骨折したと発表。だが翌日の22日にチームメイトであるリアンヌ・マークスのインスタグラムを通じて「自転車の操作はできる。でも安全が最優先。また、よく眠ることはできなかった。明日また試してみる」と伝えている。
コースはウロンゴン市街地から35kmほど北にあるヘレンズバラを出発地点に、タスマン海沿岸を南下して難関山岳マウント・ケイラ(距離8.7km/平均5%/最大勾配15%)を登坂。その後はウロンゴン市街地に設定された17.1kmコースを6周する総距離164.3kmというレイアウトだ。
勝負所となるのは合計で6度登坂するマウント・オースレイとマウント・プレサント。特にマウント・プレサントは距離1km/平均勾配7.7%(最大14%)とパンチ力は十分で、その獲得標高差は2,433mにも及ぶ。そのためオランダはピュアスプリンターのロレーナ・ウィーベスを先行外に。昨年優勝者であるエリーザ・バルサモ(イタリア)の2連覇も可能性は低いと見られている。
クライマーや短い登りを高出力で踏み続けられるパンチャーが有利となるレース。怪我がなければファンフルーテンにうってつけのコースだったがしかし、果たして出場はあるのか。もし出場できたとしても戦えるコンディションにあるのかが注目されている。
仮にファンフルーテンが出場できなくとも、オランダチームは優勝を狙える選手ばかりで構成されている。常勝軍団の将来を託されるデミ・フォレリングはもちろんのこと、登坂スプリントでは圧倒的ともいえるキレを見せる過去3度の世界王者&ツールのマイヨヴェールであるマリアンヌ・フォス、初日のTTで2連覇を達成したエレン・ファンダイク、ナショナル王者マークスもトップクラスの独走力を有する。
ジロでファンフルーテンの加速に食らいつき、総合2位と躍進したマルタ・カヴァッリ(イタリア)はツール・ファムで負った怪我が長引き不出場。イタリアはルーベ覇者エリーザ・ロンゴボルギーニとシルヴィア・ペルシコを中心とし、スペインは昨年独走を見せたマビ・ガルシアが、ドイツはリアヌ・リッパートがエースを務める。
春のストラーデビアンケとロンド・ファン・フラーンデレンでファンフルーテンを下したロッタ・コペッキーは、トラック競技仕込みの爆発力を兼ね備える。積極的なアタックが持ち味のセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク)とカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド)もレース展開に絡んでくるはずだ。
日本からは與那嶺恵理が10年連続10回目の出場を果たす。昨年の手術から順調な回復を見せている與那嶺は、フランス・ピレネー山脈を舞台としたステージレースで総合2位で表彰台に上がった。また直近のセラティジット・チャレンジでも強豪揃いの先頭集団でフィニッシュし、チーム最高位となる総合19位に入るなど調子は上向きだ。
レースは9月24日(土)の12時25分(日本時間11時25分)にスタートする。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
9月24日に行われる世界ナンバーワンの女子レーサーを決める戦い。アネミエク・ファンフルーテン(オランダ)のアタックに追従し、勝利する選手は現れるのか。それが2022年ロード世界選手権女子エリートロードレースの大きな焦点となるはずだった。
しかしファンフルーテンは9月21日に行われたタイムトライアル・ミックスリレーで落車し、オランダ自転車連盟はファンフルーテンが右肘を骨折したと発表。だが翌日の22日にチームメイトであるリアンヌ・マークスのインスタグラムを通じて「自転車の操作はできる。でも安全が最優先。また、よく眠ることはできなかった。明日また試してみる」と伝えている。
コースはウロンゴン市街地から35kmほど北にあるヘレンズバラを出発地点に、タスマン海沿岸を南下して難関山岳マウント・ケイラ(距離8.7km/平均5%/最大勾配15%)を登坂。その後はウロンゴン市街地に設定された17.1kmコースを6周する総距離164.3kmというレイアウトだ。
勝負所となるのは合計で6度登坂するマウント・オースレイとマウント・プレサント。特にマウント・プレサントは距離1km/平均勾配7.7%(最大14%)とパンチ力は十分で、その獲得標高差は2,433mにも及ぶ。そのためオランダはピュアスプリンターのロレーナ・ウィーベスを先行外に。昨年優勝者であるエリーザ・バルサモ(イタリア)の2連覇も可能性は低いと見られている。
クライマーや短い登りを高出力で踏み続けられるパンチャーが有利となるレース。怪我がなければファンフルーテンにうってつけのコースだったがしかし、果たして出場はあるのか。もし出場できたとしても戦えるコンディションにあるのかが注目されている。
仮にファンフルーテンが出場できなくとも、オランダチームは優勝を狙える選手ばかりで構成されている。常勝軍団の将来を託されるデミ・フォレリングはもちろんのこと、登坂スプリントでは圧倒的ともいえるキレを見せる過去3度の世界王者&ツールのマイヨヴェールであるマリアンヌ・フォス、初日のTTで2連覇を達成したエレン・ファンダイク、ナショナル王者マークスもトップクラスの独走力を有する。
ジロでファンフルーテンの加速に食らいつき、総合2位と躍進したマルタ・カヴァッリ(イタリア)はツール・ファムで負った怪我が長引き不出場。イタリアはルーベ覇者エリーザ・ロンゴボルギーニとシルヴィア・ペルシコを中心とし、スペインは昨年独走を見せたマビ・ガルシアが、ドイツはリアヌ・リッパートがエースを務める。
春のストラーデビアンケとロンド・ファン・フラーンデレンでファンフルーテンを下したロッタ・コペッキーは、トラック競技仕込みの爆発力を兼ね備える。積極的なアタックが持ち味のセシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク)とカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド)もレース展開に絡んでくるはずだ。
日本からは與那嶺恵理が10年連続10回目の出場を果たす。昨年の手術から順調な回復を見せている與那嶺は、フランス・ピレネー山脈を舞台としたステージレースで総合2位で表彰台に上がった。また直近のセラティジット・チャレンジでも強豪揃いの先頭集団でフィニッシュし、チーム最高位となる総合19位に入るなど調子は上向きだ。
レースは9月24日(土)の12時25分(日本時間11時25分)にスタートする。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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