2022/09/10(土) - 20:03
総合勢が熾烈なアタック合戦を繰り広げたセラティジット・チャレンジbyブエルタ3日目。残り10kmで飛び出したグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJスエズ・フチュロスコープ)が勝利し、與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)は追走集団でフィニッシュする活躍を見せた。
アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が圧巻の独走勝利を決め、大会2日目にして早くもマイヨロホを獲得したセラティジット・チャレンジbyブエルタ(UCIワールドツアー)。その第3ステージはビスケー湾に面するカマルゴからアギラル・デ・カンポーまで南下する96.4kmで争われた。
この日は序盤に3級山岳を越え、全長18.7km/平均3.2%という長くも緩やかな2級山岳をクリアし、その後は標高900mの平坦路がフィニッシュまで続いていくレイアウト。そんな変則的な短距離丘陵ステージで、前日に失ったタイム差を取り戻すべく総合勢がアタックを繰り広げた。
この日は地元スペインのコンチネンタルチームが序盤から積極的に動いたものの、レース距離が僅か96.4kmしかないこともあり逃げ集団は早々に吸収された。そしてハイペースで2級山岳ホケス・デ・バルセナに突入し、散発的な飛び出したからマビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ)がアタックを成功させリードを築いた。
しかしカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)が自ら先頭を牽くメイン集団が、頂上まで500m地点でガルシアを吸収。頂上を越え平坦区間に入ってもハイスピードは緩まることなく、プロトンからは続々と選手たちが脱落していった。
残り26km地点で飛び出したグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJスエズ・フチュロスコープ)とアンバー・クラーク(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)のコンビも決定的な動きには繋がらない。先行した2人をファンフルーテンが自ら捉え、絞り込まれた25名の中には與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)の姿もあった。
その後のアタックと吸収、そして牽制が繰り返された集団から、再びブラウンがエリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム)と共にアタック。そのまま2名にはリードを維持しつづけ、先にスプリントを開始したシャベイをブラウンが冷静に追い抜き、勝利した。
「今日は自分に向いているステージだと思っていた。だからこそ積極的に攻め、心から楽しんで走ることができた。最後のスプリントを制することができて本当に嬉しい。こういったコースでは”その時”がいつなのかわからない。だからレースを感じることが大切」とブラウンは語った。
8秒遅れでやってきた追走集団はロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)をスプリントで上回ったエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)が先着。與那嶺はトップ選手たちによる激しい展開を耐え、ファンフルーテンと同じ集団内の19位でフィニッシュしている。
アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター)が圧巻の独走勝利を決め、大会2日目にして早くもマイヨロホを獲得したセラティジット・チャレンジbyブエルタ(UCIワールドツアー)。その第3ステージはビスケー湾に面するカマルゴからアギラル・デ・カンポーまで南下する96.4kmで争われた。
この日は序盤に3級山岳を越え、全長18.7km/平均3.2%という長くも緩やかな2級山岳をクリアし、その後は標高900mの平坦路がフィニッシュまで続いていくレイアウト。そんな変則的な短距離丘陵ステージで、前日に失ったタイム差を取り戻すべく総合勢がアタックを繰り広げた。
この日は地元スペインのコンチネンタルチームが序盤から積極的に動いたものの、レース距離が僅か96.4kmしかないこともあり逃げ集団は早々に吸収された。そしてハイペースで2級山岳ホケス・デ・バルセナに突入し、散発的な飛び出したからマビ・ガルシア(スペイン、UAEチームADQ)がアタックを成功させリードを築いた。
しかしカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)が自ら先頭を牽くメイン集団が、頂上まで500m地点でガルシアを吸収。頂上を越え平坦区間に入ってもハイスピードは緩まることなく、プロトンからは続々と選手たちが脱落していった。
残り26km地点で飛び出したグレース・ブラウン(オーストラリア、FDJスエズ・フチュロスコープ)とアンバー・クラーク(オランダ、ユンボ・ヴィスマ)のコンビも決定的な動きには繋がらない。先行した2人をファンフルーテンが自ら捉え、絞り込まれた25名の中には與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)の姿もあった。
その後のアタックと吸収、そして牽制が繰り返された集団から、再びブラウンがエリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム)と共にアタック。そのまま2名にはリードを維持しつづけ、先にスプリントを開始したシャベイをブラウンが冷静に追い抜き、勝利した。
「今日は自分に向いているステージだと思っていた。だからこそ積極的に攻め、心から楽しんで走ることができた。最後のスプリントを制することができて本当に嬉しい。こういったコースでは”その時”がいつなのかわからない。だからレースを感じることが大切」とブラウンは語った。
8秒遅れでやってきた追走集団はロッタ・コペッキー(ベルギー、SDワークス)をスプリントで上回ったエリーザ・バルサモ(イタリア、トレック・セガフレード)が先着。與那嶺はトップ選手たちによる激しい展開を耐え、ファンフルーテンと同じ集団内の19位でフィニッシュしている。
セラティジット・チャレンジbyブエルタ2022 第3ステージ結果
個人総合成績
1位 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) | 5:49:01 |
2位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | 1:55 |
3位 | デミ・フォレリング(オランダ、SDワークス) | 2:24 |
4位 | アネ・サンテステバン(スペイン、バイクエクスチェンジ・ジェイコ) | 2:41 |
5位 | リアヌ・リッパート(ドイツ、チームDSM) | |
6位 | セシリーウトラップ・ルドヴィグ(デンマーク、FDJスエズ・フチュロスコープ) | 2:46 |
7位 | アンナ・シャクリー(イギリス、SDワークス) | 2:58 |
8位 | ジュリエット・ラブー(フランス、チームDSM) | 3:19 |
9位 | エリーズ・シャベイ(スイス、キャニオン・スラム) | 3:20 |
10位 | ブローディー・チャップマン(オーストラリア、FDJスエズ・フチュロスコープ) | 3:32 |
その他の特別賞
ポイント賞 | アネミエク・ファンフルーテン(オランダ、モビスター) |
山岳賞 | ルシンダ・ブラント(オランダ、トレック・セガフレード) |
チーム総合成績 | SDワークス |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
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