2022/09/06(火) - 08:57
初日に続く集団スプリントで争われたツアー・オブ・ブリテン第2ステージ。ケース・ボル(オランダ、チームDSM)がジェイク・スチュワート(イギリス、イギリスナショナルチーム)との接戦を制し今シーズン初勝利を挙げた。
リッチー・ポート(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)の現役ラストレースとして注目を集めているイギリス最大のステージレース「ツアー・オブ・ブリテン(2.Pro)」。第2ステージはスコットランドのホーイックからダンスに向かう175.2kmkmで争われた。
コースの最後に3つの3級山岳が連続して登場し、平坦路にフィニッシュするこの日は地元のコンチネンタルチームなどから6名がエスケープ。それをリーダチームのイスラエル・プレミアテックとイネオス・グレナディアーズが追い、残り20kmで吸収した。
この日最後の3級山岳でドイツ王者ニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ)やディラン・トゥーンス(ベルギー、イスラエル・プレミアテック)がとアタックを繰り出すものの、ポートやマグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ)の牽引によって決まらない。そして勝負は前日同様集団スプリントになだれ込んだ。
残り1kmからトレインを組み主導権を握ったのはエーススプリンターのケース・ボル(オランダ)を擁するチームDSM。そこに来季グルパマFDJへの昇格が決まっているサミュエル・ワトソン(イギリスナショナルチーム)が、一足先に(2020年〜)グルパマFDJ入りし、今大会はイギリスナショナルチームの一員として出場しているジェイク・スチュワートを引き上げた。
最終ストレートに先頭で入ったスチュワートに対し、残り75mでボルが背後から飛び出す。前日勝者のコービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)の前でハンドルを投げあったボルとスチュワートの勝負は、写真判定の結果ボルに軍配が上がった。
「残り300mから背後につくべき選手を探し、全力で踏み込みフィニッシュラインめがけてハンドルを投げた。勝利できて最高の気分だよ」と今季初勝利を挙げたボルは語った。「追い風区間(最終ストレートに入る前)で既に限界に達していたのだが、自分を信じて踏み続けた。僕たちチームは明日からもモチベーション高く臨む予定だ」とも。
翌日はレース序盤に1級山岳(距離4.1km/平均7.8%)が登場する丘陵ステージ。しかしその後はなだらかな丘と平坦路が続くため、三度集団スプリントが予想される。
リッチー・ポート(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)の現役ラストレースとして注目を集めているイギリス最大のステージレース「ツアー・オブ・ブリテン(2.Pro)」。第2ステージはスコットランドのホーイックからダンスに向かう175.2kmkmで争われた。
コースの最後に3つの3級山岳が連続して登場し、平坦路にフィニッシュするこの日は地元のコンチネンタルチームなどから6名がエスケープ。それをリーダチームのイスラエル・プレミアテックとイネオス・グレナディアーズが追い、残り20kmで吸収した。
この日最後の3級山岳でドイツ王者ニルス・ポリッツ(ボーラ・ハンスグローエ)やディラン・トゥーンス(ベルギー、イスラエル・プレミアテック)がとアタックを繰り出すものの、ポートやマグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ)の牽引によって決まらない。そして勝負は前日同様集団スプリントになだれ込んだ。
残り1kmからトレインを組み主導権を握ったのはエーススプリンターのケース・ボル(オランダ)を擁するチームDSM。そこに来季グルパマFDJへの昇格が決まっているサミュエル・ワトソン(イギリスナショナルチーム)が、一足先に(2020年〜)グルパマFDJ入りし、今大会はイギリスナショナルチームの一員として出場しているジェイク・スチュワートを引き上げた。
最終ストレートに先頭で入ったスチュワートに対し、残り75mでボルが背後から飛び出す。前日勝者のコービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック)の前でハンドルを投げあったボルとスチュワートの勝負は、写真判定の結果ボルに軍配が上がった。
「残り300mから背後につくべき選手を探し、全力で踏み込みフィニッシュラインめがけてハンドルを投げた。勝利できて最高の気分だよ」と今季初勝利を挙げたボルは語った。「追い風区間(最終ストレートに入る前)で既に限界に達していたのだが、自分を信じて踏み続けた。僕たちチームは明日からもモチベーション高く臨む予定だ」とも。
翌日はレース序盤に1級山岳(距離4.1km/平均7.8%)が登場する丘陵ステージ。しかしその後はなだらかな丘と平坦路が続くため、三度集団スプリントが予想される。
ツアー・オブ・ブリテン2022第2ステージ結果
1位 | ケース・ボル(オランダ、チームDSM) | 4:08:35 |
2位 | ジェイク・スチュワート(イギリス、グレートブリテン) | |
3位 | コービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック) | |
4位 | スタニスワフ・アニオコウスキ(ポーランド、ビンゴール・パウェルスソースWB) | |
5位 | ルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング) |
個人総合成績
1位 | コービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック) | 8:44:58 |
2位 | ジェイク・スチュワート(イギリス、グレートブリテン) | 0:08 |
3位 | オマル・フライレ(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | |
4位 | アンデシュ・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・プロサイクリング) | 0:10 |
5位 | トーマス・ピドコック(イギリス、イネオス・グレナディアーズ) | 0:14 |
その他の特別賞
ポイント賞 | コービン・ストロング(ニュージーランド、イスラエル・プレミアテック) |
山岳賞 | ジェイコブ・スコット(イギリス、WiVサンゴッド) |
チーム総合成績 | スポートフラーンデレン・バロワーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
photo:CorVos
Amazon.co.jp